某ツ◯ヤに出来ていた、「これは名作だよー!」な棚に陳列してあったので、だったら借りてみようじゃないか、とレンタルしてみた本日の一本@日本未公開作品。でも、多分有名処。
……長いな、能書きが。
『フェイズIV 戦慄!昆虫パニック』
1974年の、お米の国の作品。
原題は、『Phase IV』。
ジャンルは、SF。
日本での劇場公開はなかったけれど、真昼にトンでも映画流してる事が多い某テレ東で幾度も放送されたことがあるそうで、最近になって、国内DVD化された映画なんだそうな。
んで以て、粗筋は、DVD出してるパラマウント・ジャパンさんの公式から転載。
宇宙で発生した不可解な現象を契機に、砂漠に奇妙な構造物や模様が現れる。興味を持った生物学者たちが調査すると、飛躍的に知性の発達した蟻によって造られたものである事が判明。更に、蟻たちは人間と交信することを望んでいた。彼らは数々の実験に対する怒りを示してきたのだ……。
この映画を観終わった後、ちょろっと電脳世界を彷徨ってみたら、映画評論家かな? の何方かが、批評にて、「奇妙なこの映画は……」という風なことを綴られていたのを見掛けて、思わず、Macさんの前で深く頷いてしまった。
確かに、奇妙、と評するのが最も相応しいかも知れない、この映画。
邦題のサブタイトルが「戦慄!昆虫パニック」なもんだから、「一歩間違えばB級映画だろうな、『キラー・アンツ/殺人蟻軍団』みたいな奴かも……?」と思って観始めて、でも、観てる内に、「あれ、ヒッチコックの『鳥』みたいなノリの映画?」と思い始めて、最終的に、「えっと…………」と唸った。
唸るしかなかった、と言うか。
──この映画に対して、何て言えばいいのか未だに判らない。奇妙、としか言えない。
面白いんだけど、個人的には面白いと思うんだけど、感想の言葉が見当たらない。
後、「どーやって撮ったの!?」と言いたくて堪らない。
この作品、アリがちゃんと演技(?)してるとしか思えないシーンが多々なのよ。
1974年の作品なのに。CGとか、そんなん無い筈なのに。……どうやったんだろう…………。
で、又、登場するアリの集団が、ちゃんと(ストーリーに則った)意志と知能のある行動しているように見えるものだから、不思議で不思議で。
──兎に角、SFが好きで、時に延々と続くアリのドアップに耐えられるなら(笑)、お試しして欲しいなー、と思う映画だったかも、とは言えるかな。