トレジャー・ゾンビ 蘇るテンプル騎士団の亡霊/SIDE EFFX

本日の一本目@毎度の日本未公開映画。
『トレジャー・ゾンビ 蘇るテンプル騎士団の亡霊』。
2008年のドイツの作品。
全てを物語っている邦題より、ジャンルは察して下さい。
──やはり、タイトルが全てを物語ってる気がしますが、一応、粗筋を語ると。
とある古城が舞台。
66年に一度、大昔、その城で虐殺されたテンプル騎士団の亡霊(ってかゾンビ)が蘇るって逸話のあるお城を手に入れた女性と、その女性の友人達(多分ね)の女性達が、んなこと、これっぽっちも知らず、その、66年に一度の日にお城を訪れちゃって、案の定、亡霊(ってかゾンビ)に襲われる~、って話。
──取り敢えずですね、何がトレジャーなのか、何でこの映画にトレジャー云々って邦題を付けたのか、誰か私に教えて欲しい。
全然、トレジャーじゃない。挙げ句、蘇ったテンプル騎士団の亡霊の皆さんが何をしたいのか、さっぱり判らない。
そりゃさー、呪いだかで定期的に蘇る亡霊やゾンビに、目的意識なんぞ求めても意味ない気はするけどもさ。
唯単に、血に飢えてるだけで人間様殺して歩いてるだけです、その為に蘇ってるだけです、ってノリで終わってるなら未だしも、行き掛けの駄賃的に襲ったロックバンドの兄ちゃん達と、ノリノリでライブ始めなくてもいいと思うのよ。
ノリと勢いだけでゾンビがライブ始めてどうすんだ。何の為に蘇ったんだ。66年に一度しか蘇れなくて、朝日が昇ったら消滅しちゃうってのに、歌い狂ってる&踊り狂ってる場合じゃないでしょうが、ゾンビの皆さん!
そいつ等を倒しに来た修道士の兄ちゃん、君も君で、時間的にクライマックスの頃合い&逃げ回ってる最中に、お姉ちゃんとベッドインしてどうすんだ、エッチいことしてる場合じゃないだろ、本当に戦う気はあったのか、兄ちゃん!
という訳で。兎に角、色々が酷い映画だった。

次。
本日の二本目@何処までも日本未公開映画。
『SIDE EFFX(サイドエフェックス)』。
2009年のアメリカの作品。
ジャンルは、SFホラーアクションの筈。
──えーとですね、レンタル屋さんのサイトの粗筋をそのままお借りすると、

突然変異を起こしたミュータントと特殊部隊との闘いを描いたアクションホラー。どこにでもいる普通の母親が、娘の誕生日に突然家族を惨殺して逃亡する。この事件の裏には政府の極秘実験が関わっており、彼女を捕獲するため特殊部隊を送り込むが…。

……ってことらしいですが。
多分、映画本編観ても、上記のようなストーリーなんだと一発で理解するのは難しいかと。
「何か殺人事件があったっぽい、で、犯人は化け物っぽい」ってのと、「廃棄された軍の施設に特殊部隊っぽい皆さんが乗り込んで、化け物っぽい何かと戦ってる」ってのは判るけれども、それ以上のことは、とんと。
変な投薬実験した科学者が何やら告白してる映像以外、なーーーんにも説明ないんだもん。
一発で全てが理解出来たら凄いと思う、私(真顔)。
ミュータントと戦ってんだか戦ってないんだか良く判んないシーンばっかり続いたし、室内戦に挑むっちゅーに、スナイパーライフルで何をするつもりだったのか、ミュータント相手にナイフオンリーでどうするつもりだったのか、その辺を真剣に問うてみたいし、もー、兎に角、とっても色々が間違ってた。
…………と言うか。
いっそ、この映画撮った人達のやる気は何処に行ったのかと問いたい。
という訳で。これも、色々が酷い映画だった。
──残り二本がヒットなことを祈って、明日も観ます、日本未公開映画。
……本当に懲りないな、私も。

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