本日の一本@単館系だけど、上映はされたよ&今もされてる映画。
『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』。
2008年の、アルゼンチンの作品。
ジャンルはドキュメンタリー。
本当は、劇場行って観たかったんですが、中々、都合や時間的折り合いが付かなかったので、12/22に発売になったDVDを、あまぞーんで予約しちゃいまして、23日に届いたので観た。
──約半世紀前、日本で言う処のアルゼンチンタンゴの黄金期を築かれたおじい様方や、お年を召されたお姉様方(笑)が一同に介し、2006年、アルゼンチンはブエノスアイレスで、タンゴの名曲集をレコーディングした&世界三大劇場の一つ、コロン劇場で一夜限りのコンサートを開いた際のドキュメンタリー映画。
参加されたマエストロの皆さんの中での最高齢は、当時、96歳の方だったそうな。
残念ながら、2010年現在では、お亡くなりになられてしまった方々が八名いらっしゃるそうで、故に現在では、既に再現不可能な演奏が収録されてるのだとか。
──人生の全てをタンゴに捧げた皆々様のインタビューと演奏で構成されてる映画なので、お好きでない方は手を伸ばさない類いの映画だと思うんですが、ワタクシは、この手合いは結構好きなんです。
アルゼンチンタンゴが好きだとか、良く聴くとか、そういうんじゃなく、それが己の人生の全て、ってタイプな方々の話が好きなのね。
で、期待した通り、そういうノリの人生送られて来た、大変チャーミングなおじい樣方と、情熱溢れるお姉様方が登場されてたので、ワタクシ的には大変満足で、個人的にはお薦めなんですが、音楽は、やっぱり好き嫌いがあると思うので、もし、興味を惹かれたら是非、って感じかな。
──演奏は素晴らしかったです。
ワタクシ、DVDやCDは、某ツ○ヤさんでのレンタルで済ませちゃうことが多いんですが、買って良かった。
実は、映画観る前に、勢いでCDの方も買っちゃったんだよねー、お布施代わりに、と思って(笑)。
って、あ、そうそう。
コロン劇場でのコンサートの幕開けの際に、司会(?)の方が、タンゴは、欧州の影響を受けないだったか、受け付けないだったか、ってなこと言ってたのが、一寸印象的だったなー。
プライドだぁね。