武器人間

阿呆な映画の鑑賞は、確かにワタクシの趣味の一つではあるけれど、その手のばーー……っか観てると、流石に変人扱いされるんじゃないか、と時たま思う。
でも、めげない!
──という訳で、本日の一本@日本でも公開された映画。確か、以前にニコ生でも流してたような覚えが。

『武器人間』
2013年の、オランダとアメリカとチェコの合作。
原題は、『Frankenstein’s Army』。
ジャンルは、アクションホラーだそうな。スプラッタ~でもあると思うけど。
んで以て、R-15。確かに、御若い方は観ない方がいいかも。内蔵出るから。

一応とは言え、劇場で公開された映画だし、公式もあるので、諸々は公式でどうぞ、と丸投げしたい処だけれども、流石に粗筋転載させて貰わないと、何のこっちゃ? ってだけで終わる気がするので、公式から粗筋転載。

1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。ソ連の偵察部隊がある任務を帯び、ドイツの占領地域に足を踏み入れた。やがて古い教会を見つけた部隊は、そこで何者かによる大虐殺が行われた形跡を目撃する。さらにその建物の地下には迷路のような通路が張り巡らされ、広大な研究室が隠されていた。その研究室こそ、フランケンシュタイン博士の末裔が、死体と機械を合成し、不死身の改造人間を製造している大量破壊兵器工場だった…!!
武器人間達は、ある者は巨大な鎌が両手に装着され、ある者は頭部に巨大なプロペラを持ち、またある者は頭部以外すべて機械のロボット兵器に改造され、敵を殺戮するために待ち構えていた。偵察部隊は一人また一人と武器人間軍団の餌食となっていく。果たして彼らに生き延びる手段はあるのだろうか……。

一時期結構話題になってたっぽいのは知ってたけれども、個人的には、「えー、又、『ナチス・ドイツの訳判らん実験の果てに~』系の映画なのー?」と食傷気味になってたので、放置してた。
でも観た(笑)。挑んでみた。
結果は、ワタクシ的には、「うーん……」だったかなー……。
ストーリー的にも、「これは実際に起こった出来事の映像記録で~」な態も、B級~Z級映画スキーな皆様には、正直、「お腹一杯」な系統だと思うの。少なくともワタクシは、お腹一杯……、な手合いだった。いい加減、飽きてきてるノリ。
但、武器人間達の見て呉れ(と言うかデザイン)は、それなりに良かったかも。真面目にやってんのか笑いを取ろうとしてんのか、謎な辺り込みで(笑)。
ああいうテイストは嫌いじゃない。
だけど、それだけなんだよね。少なくともワタクシにとっては、それだけしか見所が無かった。
尚、この映画、吹き替え版の方が面白いらしいって噂も聞いたけど、私、字幕版しか観ないから、そっちは何とも言えない。

インベイダー

「あ~、とてもB級的な何かが香る」と思って借りた本日の一本@日本未公開映画。だと思う。

『インベイダー』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『EXTERMINATORS』。
ジャンルは、SFパニックだそうな。
発売は、プライムウェーブ。販売は、我等がアルバトロス。
なので、粗筋はアルバトロスの公式から転載。

人類は反撃する
20XX年、宇宙からの侵略は開始された。
巨大UFOの攻撃により、主要都市は壊滅し防衛軍は全滅。
人類最期の希望、対異星人特殊部隊《エクスタミネーターズ》。
パトリック率いるベテラン兵士たちは、侵略者に決死の戦いを挑む!
「インデペンデンス・デイ」×「RED/レッド」!オヤジたちが人類滅亡の危機に立ち向かうSFパニック大作!!

● STORY
20XX年、太平洋の深海からUFOが出現。それに呼応して大気圏外に巨大母船が飛来し、異星人の地球侵略は開始された。ロンドン、パリ、ニューヨーク、モスクワ、次々と壊滅してゆく大都市。迎撃した防衛軍は壊滅し、人類滅亡の時は迫る。この危機に立ち上がったのは、対エイリアン特殊部隊の元隊長パトリック率いる、引退したベテラン兵士たちだった。ロズウェル基地に集結したチーム《エクスタミネーターズ》は、人類の希望を背負い反撃を開始するが…。

うん、B級だった(笑)。
ロズウェルにUFOが墜落してから数十年、秘かに異星人の地球侵略に備え続けて来た部隊の精鋭だったけど、「もう、宇宙人なんか来ない!」と軍を解雇されて七年が経った、オジジ達と紅一点なお姉様@ご高齢な五人衆が、やっぱり攻めてきた宇宙人と戦うよ! という、大変素直な話でもあった。
異星人な皆さんの母船だの、対異星人用武器だのがショボイ辺りもお約束通り。
「まー、こんなもんだよねー」な辺りも、半ば想像通り。
観るな、と言う程酷くはないけど、観なくてもいいかも……、な感じかな。

大統領の執事の涙

本日の一本@多分、きっと恐らく、有名処なんじゃないかな。

『大統領の執事の涙』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『Lee Daniels’ The Butler』。
ジャンルは、歴史ドラマ映画、だそうな。
未だ公式がある&確かDVDレンタル開始になったばかりなので、諸々は公式で。
簡単に粗筋を言うと、1950年代から1980年代に掛けて、ホワイトハウスで執事を勤めた実在のホワイトハウスバトラーの方の話が基になっている、アイゼンハワーからレーガンまで、計七名の大統領に仕えた黒人執事の話。

あ、尚、以下には映画のネタバレが書かれているので、これからご覧になられる方はご注意を。

 
この映画、上記にも書いた通り、アイゼンハワー大統領からレーガン大統領まで、計七名の大統領に云々ってことだったんだけども、フォード大統領とカーター大統領時代が素っ飛ばされたのは、その辺は、この映画的にも歴史的にも美味しいエピソードが無かったからなんだろうか。
そりゃまあ、フォードさんとカーターさんって、あんまりパッとしない印象あるけど。
フォードさんの前にニクソン大統領だから、特に。
──それは扨措き。
んー…………。面白かったか、面白くなかったか、どっちだ、と言われれば、多分、それなりに面白かったと思う、と答えると思うんだけれども……、個人的に、激しくビミョー……、と思ってしまったかなあ……。
映画終盤の、2008年──バラク・オバマ氏が大統領選戦ってた頃の逸話が登場した辺りで、急激に冷めた。
それまでは、第二次世界大戦後のアメリカの暗部の一つと言うか、お米の国が積極的には触れたくなかろう話でもあるよなー、とシミジミしながら観てたんだけど、オバマがー、ってなった所で、何と言うか、言葉悪く言っていいなら、わざとらしさが鼻に付いた……。
え、もしかしてこれって、政治的or思想的にビミョーな話……? とかも思っちゃって。
という訳で、個人的にはとってもビミョー。
主人公が思い立ってホワイトハウスバトラーを辞して、長男と和解したよー、って処で終わっていれば、個人的には良かったんだけどね。

ゾンビ・ナイト

本日の一本@日本未公開映画の筈。

『ゾンビ・ナイト』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『ZOMBIE NIGHT』。
ジャンルは、タイトル通り。ゾンビーな映画。
レーベルはニュー・セレクト、発売元は我等がアルバトロス。
んで以て、アサイラム作品だった。
OPテロップで、アサイラムの文字を目撃した瞬間、思わず生暖かく笑ってしまった。
ほんで、粗筋は、毎度の如くアルバトロスの公式から転載。

20XX年のある夜。突然、世界中で死者が蘇り人々を襲いはじめた。人類社会はパニック状態となり、あらゆる秩序は失われた。生きのびるには、1人1人が戦うしかない…。カリフォルニアのある町では、パトリックと妻のバーディ、娘のトレイシーが決死の戦いを続けていた。地下室に隠れても、屋根に逃げても、ゾンビの大群はどこからともなく押し寄せてくる。情報では、朝になるとゾンビは活動を停止するらしい。夜明けまで、あと数時間。追いつめられた彼らは、生きるため最後の賭けに出るが…。

大変正統派なB級ゾンビ映画だなー、と思った(笑)。
どうして、突然に世界中で死者がゾンビと化したのかとか、ゾンビに襲われて死んだ訳じゃない人までゾンビになるのは何故なのかとかに関する説明が一切無い辺りや。
墓地の地面の下から、のそっりゾンビと化した死者が這い出て来る辺りや。
うーうー唸りつつ襲い来るゾンビの歩行速度が、やたらノソノソしてる辺りなんかが、正統派かな、と(笑)。
伝統的ですらある、とすらワタクシは思った。
……でも、それだけなのよね……。
特に見所があった覚えもないし。
馬鹿映画過ぎて大笑い出来るって訳でもないし。

劇場版 銀河鉄道999

駆け足で本日の三本+四本@有名処アニメ

『銀河鉄道999』
『さよなら銀河鉄道999 ─アンドロメダ終着駅─』
『銀河鉄道999 エターナルファンタジー』
『銀河鉄道物語 忘れられた時の惑星』←これはOVA@四本

……あー、何かもー、多くを語らんでもいいよね? 別に基本情報なんか要らないよね、999だし。
一部の方には、「又か!?」と言われる気がヒシヒシとするし。

────久し振り(多分、一年振りくらい)に観たくなったので、上記をぶっ通しで観た。
そんなワタクシは、相変わらず絶好調阿呆。
自分でも、何回観りゃ気が済むんだよ、つーか、何度観てんだか、改めて数えてみろ、と自分自身に突っ込みたいけども、観たくなったものは仕方ない。何度観たって気は済まない(笑)。
だって、好きだから(真っ向勝負)。
……好きなの。ほんとー……、に好きなの、999の劇場版。心から愛している。
何度でも言う、メーテルと『さらば宇宙戦艦ヤマト』のテレサは、ワタクシの中の別嬪さん@二次元の双璧。
異論は認めない(真顔)。

個人的に、劇場版999と「さよなら~」の二本は、ものすーーーーごく名作だと思うんだよねー。
以前にも同じこと書いた覚えあるけど、思春期な少年の青春冒険物語な処が個人的にポイント高い。
鉄郎とメーテルが結ばれない処も良い。てか、あの二人は結ばれてはいけない(力説)。
でも、ワタクシも歳取って丸くなったから(笑)、エターナルも忘れられた時の惑星(の鉄郎とメーテル)も美味しく頂ける。