遊星からの物体X ファーストコンタクト

本日の一本目@それなりに有名処……なんじゃないかしら。多分。
Z級映画系は、心惹かれるのがなかったのよねー……。……じゃなくって、えーと。
『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
2011年の、お米の国の作品。
日本での公開は、2012年8月。
原題は『The Thing』。
R-12指定だけど、この手の苦手な方は、手を出さない方がいいかも知れない。

──1980年代にヒットかました『遊星からの物体X』の前日譚。
前作の冒頭では既に壊滅状態になってた、ノルウェーの南極観測基地で起こったことは何だったのかー、な話。
その内に観ようと思ってて、今頃観た。
後日譚でなく、前日譚なので、前作をご存じない方でもイケるとは思うけど、うーん……。
正直な処、それなりに面白いと思うけど、敢えて前日譚拵えなくても良かったんでないかい? な感想を抱かなかったと言ったら嘘になるかなー……。
時代の流れの方ばかりを感じてしまった。
という訳で、個人的には一寸ビミョー。

本日の二本目@ファーストコンタクトを観たからには、こっち観ないと! と思ったので。
『遊星からの物体X』
1982年の、お米の国の作品。
……これ、説明要らないよね? 有名だから、色々諸々素っ飛ばしてもいいよね?

──ひさーー……し振りに観たけど、やっぱり面白いと思う。
何をどう言った処で1980年代前期の作品、CGだの何だのがある訳がなく、ファーストコンタクトと比べれば、チャチく見える部分もあるかもだけど、そんなこと気にならないしね。
傑作映画の一つだよなあ、と改めて思ったかな。
良く出来てると思うし(←偉そう)。
「細けぇことは、どうでもいいんだよ」的な部分が若干なきにしあらずだけど、まあ、ご愛嬌の範囲かと(笑)。
でも、お子さんは見ない方がいいと思う。てか、多分、見せちゃ駄目なんだろうな。

デッド寿司

本日の一本@劇場にて。
因みに邦画。
『デッド寿司』。
2012年 ウォーカーピクチャーズ。
ジャンルは、モンスターパニック……になるのかな。
公式はこちら。予告編も見られるよ。
東京では、2/1まで上映してるよ。新宿でのみ&単館だけどね。
監督さんは、『ゾンビアス』という、汚物塗れゾンビ映画を撮った監督さん。

んで以て、粗筋は、と言えば。
ゾンビと言うか化け物と言うかと化した『寿司』が、人間様を襲うぜ☆ ……という話。

二〇一三年一発目に劇場で観る映画に、これをセレクトするか、自分、と思いつつも観に行った。
B級映画スキーとして、行かなきゃアカンかな、と思った。
殺人お寿司の話なんて! 何と言うZ級映画! これは、観ろってことだよね! とも思った。
本編スタートした約一分後に、「どうして私はここにいて、この映画を観ているのだろうか」と、一種の禅問答的な何かを始めそうになったけど。
破天荒と言うか、ハチャメチャと言うか、兎に角、「これはZ級映画!」と割り切って観る分には、面白いんじゃないかなあ、と思う。
結構笑えるし、頭部がマグロと化した某キャラなんか、あのチャチな見て呉れからして、「ああ、Z級映画……」だったし。
主人公の少女と仲良く(?)なっちゃう、お寿司達の中では苛められっ子ポジションらしい、でも歌ったりしちゃう「玉子寿司」ちゃんは、中々可愛かったし(笑)。
純情だったぜ、玉子寿司ちゃん。愛でたい。
──但、正直、日本人には、変態映画は作れても、所謂処のB級映画は作れないのかも知れない、と感じた瞬間もあった。
何つーかなー、何と言えばいいか、こう……「一寸違う……?」な感が残ったんだよねー。
或る意味、見事なZ級映画ではあったんだけど、これは、B級とかZ級とかいう括りじゃなくて、変態という括りに入れるべきだ、みたいな何かを感じた……のは私だけだろうか……。
尚、ワタクシは今日まで、私は、人様よりもちょっぴりだけB級映画が好きなだけだ、と頑に言い張ってきたけれど、この映画観た直後、そろそろ、B級orZ級映画マニアの血が混ざり始めています、と認めないと駄目かも知れない、と思った。真面目に(笑)。

エイリアン2/プロメテウス

本日は、映画を二本観たので、「本日の一本」でなく、本日の二本@双方、有名処な映画。

一本目。
『エイリアン2』。
1986年の、お米の国の作品。
原題は、『Aliens』。
目一杯有名な作品なので、色々は割愛。

もしかすると、一作目よりも二作目の方が、アメリカの映画ー! って感じなのかも、と改めてシミジミ思ったかも。
一作目は、「得体の知れない化け物から逃げましょう」ってノリだけど、二作目は、「逃げつつも戦うぜ!」ってノリだしね。
或る意味、判り易いっちゅーか、アメリカさんらしいっちゅーか。
一作目よりもエイリアンがババンと登場する分、不気味さは足りないけども、これはこれでワタクシは好きかな。
でも、やっぱりこのシリーズは、二作目まででいい。

二本目。
『プロメテウス(Prometheus)』。
2012年の、お米の国の作品。
……これって、やっぱりSF映画になるの?
DVD発売されたばかりで、レンタルもこの間開始になったばかりなので、諸々は公式で。

監督が、エイリアンの1を撮ったリドリー・スコットさんで、今作は『エイリアン』の前日譚らしい、って噂を聞いちゃいたんだけど、どうも、そうではないらしい、って噂も耳に挟んだので、「どっちー?」と悩みながら観てみた。
以下、若干ネタばれチックなので、文字色反転。
何でも、エイリアンの1と2(3と4に関しては知らない)は、作中の年代がきっちり設定されていないんだそうで、但、エイリアンシリーズの主人公のリプリーの生年月日だけは設定があり、それから計算すると、『プロメテウス』はエイリアンシリーズの前日譚と考えてもおかしくはないけれど、エイリアン1の舞台とされた惑星名と、プロメテウスの舞台とされた惑星名は合致していないので云々……、って記事を電脳世界で見掛けたのね。
確かに、惑星名は一致してなかったから、明らかな前日譚とは言えないんだろう、ってワタクシも思うけども、随所に、「あ、これって、エイリアンの1の、あのシーンの……」ってな部分が鏤められてあったので、やっぱり、双方関連している作品なんだよ、ってのだけは確かなんだろう。
…………と思ったんだけど、真相はどうなんだろう(首捻り)。
……だって、ねえ? ラストシーンのあれとか観ちゃうと。ねえ……?

──尚、この映画、個人的にはありなんじゃないかな、と。
但し、或る意味での色物映画として。
おおらかな気持ちで観ないと、突っ込みまくる羽目になる映画だよね、ってのも正直な感想。
で以て、リプリーさん@エイリアンシリーズの主人公を上回るタフネスさ(と言っていいのだろうか、あれは……)を見せ付けてくれた主人公の女性博士に、ワタクシは、B級~Z級映画スキーとして、一応拍手を送ってみたい(笑)。
……あ、そうそう。
プロメテウス観る前に、エイリアンの1&2を見返したのは正解だった、とワタクシは感じたので、これからご覧になられる方は、先に、エイリアンシリーズ見といた方がいいかも。

エイリアン

本日の一本は、すんごく久し振りに観た例のあれ@お約束だから一応書くと、日本公開作品。
『エイリアン』。
1979年の、お米の国の作品。
ワタクシが多くを語る必要などこれっぽっちもない有名映画なので、諸々は割愛。

本当に久し振りに見返した所為もあるだろうけど、やっぱり、激しく時代を感じたなー。
三十三年前の作品ってこと考えれば、改めて凄いと思うけど。
エイリアンの1って、見る度に、「そう言えばこの作品、エイリアンの大人バージョン、華々しくは登場しないんだよな」って思っちゃうんだけども、この映画の場合は、却ってそれが良かったりするんだろうねー、多分。
エイリアンの正体(ってか成体)が良く判らないが故に生まれる気味悪さの勝利、とでも言うか。
尚、これ観てると、やはり毎度毎度、脱出時にキャリーケースに突っ込まれてブンブン振り回されるジョーンズ@ニャンコの心配をしたくなる(笑)。
──今夜は、エイリアンの2を観よう、そうしよう。
このシリーズ、一応全部観てるけども、個人的には2まででいいかな、って感じかな。
『エイリアンvsプレデター』は、別枠で愛してるけど。
あのシリーズは、個人的には色物カテゴリー(笑)。

忍者ゾンビ

一応観たので。い・ち・お・う、観たので(大事なことなので/以下略)、書いとく。
本日の一本@永遠に日本では未公開のままであって欲しい映画。
『忍者ゾンビ』。
2011年の、お米の国の作品。
ジャンルは、アクションホラー(と主張している)。
粗筋は、発売元のトランスフォーマーさんの公式から転載。
自力で纏める根性はない(きっぱり)。

25歳の誕生日を迎えたダミアンは、亡き両親が遺したトランクを開けた。中に入っていたのは、日本語で記された1本の巻物と、古い日本刀。それが何を意味するのかまったく分からない彼は、ルームメイトのカーラに巻物を訳すように頼むのだった。その記述によると、日本刀は彼の先祖であるサムライ、テンシュウが遺したもので、それを持つだけでテンシュウと同じ剣士の力が身につくという。ある日、そんなダミアンの前にニンジャの装いをした不気味な男が現れる。その顔はゾンビのようにただれ、ただならぬ力とスピードで次々とダミアンの仲間たちに襲いかかるのだった。実は、巻物を読んだカーラが、テンシュウが織田信長から奪い封印したというもう1本の剣、死者を蘇らせる“地獄の剣”を発見。死んだ兄を生き返らせようとし、誤って悪に仕えた戦国時代のニンジャたちをこの世に復活させてしまっていたのだ…。

感想は一言。
駄作。
駄作以外の何物でもない、こんなん。
過去、ワタクシが、酷い、と思ったZ級映画は、純粋に映画として酷い、だったけども、これは、別の意味でも酷い。
映画としても酷いけど。酷いって言葉すら使いたくない酷さだけど。
誰だ、この映画撮った奴。
……ぶっちゃけ腹立ったので、口直しに鬼平観てくる。