ピラニア リターンズ

本日の一本@日本でも公開された映画。
『ピラニア リターンズ』。
2012年の、お米の国の作品。
原題は『PIRANHA 3DD』。
ジャンルは、パニック・ホラー。……パニック・ホラーと言うよりは、お馬鹿映画、と言った方がいいような気もするけど。
尚、何時ぞや観て、ここにもあーだこーだ書いた、『ピラニア3D』、あれの続編。
ストーリーは、前作と余り変わらない。
要は、地底湖とかで古代から生き続けてた凶暴なピラニアが、新たな住処を求めて大移動を開始したよ、んで以て、引っ越し先でも見境なく人間を襲うよ、って話。
──以上、粗筋(笑)。
あ、そうそう。R指定付いてたっけ。
R-18。
お若い方は観ちゃ駄目。

感想を書き殴る前に、先ず言いたい。
どーして、お米の国は、サメだのピラニアだのが暴れ捲る映画が好きなの? 何で、そんなんばっか撮るの?
そして、どうして私は、毎度毎度、それに付き合う?
……いや、まあ、付き合いたいから付き合うんだけどね。
────えーと。
前作よりは、潔かったと思う。
お馬鹿、という意味で潔かったんじゃないかな。
B級映画ならではの謎な展開の早さも、お馬鹿なB級映画としてはナイスな感じだったかな。
その所為なのか何なのか、「この映画はB級映画。異論は認めない」ってな感じに、或る意味では昇華(笑)された気もするけど。
故に、B級映画としては、有り……なんじゃないかな? 多分。恐らく。
それはそうと。
この映画、ピラニアに喰われちゃった牝牛の骸が、爆発するシーンがあるのね。
牝牛の骸は腐乱してた→故にガスが発生してた(そんな科白もあったしね)→そこにZippoのライター近付けた→ガスに引火して爆発。
……ってことが言いたかったんだろうな、とは思えるけれども。
あんなに盛大に爆発していいものなのだろうか(笑)。

バイオハザード ダムネーション

本日の一本@劇場にて。
『バイオハザード ダムネーション』。
この間のは、ハリウッドなバイオハザード。こっちは、フルCGアニメな方。
未だ公開中(首都圏近辺は今夜辺りまでかな)な映画なので、色々諸々には口を噤むけれど、個人的には面白かった。
……それにしても、どうしてこのシリーズは、あんなにも女性ばかりが逞しいのだろう。
女性陣、激しい。
某国の女性大統領の勇士が、瞼に焼き付いて離れない(笑)。
かっちょ良かった。

ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース

本日の一本@日本未公開映画。
『ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース』。
2012年の、お米の国の作品。
ジャンルは、アクションだ、と発売元は言っている&まあ、アクションっちゃアクションだけど、前半戦はグロと言った方がいいかも知れない。
尚、レーベルも発売元も、我等がアルバトロス。
アルバトロスが出している&タイトルから、真っ向勝負のB級だというのは、お判り頂けると思う。
んで。面倒臭(以下略)なので、粗筋は、アルバトロスの公式から転載。

第二次世界大戦末期。「死の天使」と怖れられたヨーゼフ・メンゲレ博士をはじめとするナチス軍の残党は、連合軍の追っ手を逃れ忽然と消した。そして現代、南極のニブルヘイム観測所。調査に出かけたマークとペイジが戻らず、残りの観測員たちが彼らの消息を追っていた。調査場所から何かをひきずった跡があり、それを辿っていくと大きな氷穴を発見する。さらに地下へと進むと、そこには地上とは異質のもう1つの世界が広がっていた。驚愕する彼らの前に博士とナチス軍が現れる。博士は地上の科学をも凌駕する技術で“ある人物”を復活させ、再び世界を支配することを目論んでいた…。

我等がアルバトロスの皆さんには申し訳ない言い草だけれども、こんな映画を観る方の数は絶対に少数だと思われるので、以下、何一つ遠慮しないで書く。
──……うん、まあ、確かにこういう話ではあった。
ジャンルも、アクションと言えばアクションかも知れない。
但、上にもチョロっと書いたけれども、冒頭からクライマックス付近まで、この手の映画では毎度お馴染みなナチの皆さん側のメインが、悪名高き変態メンゲレさんなので、割にグロいシーンが続いたりもすると言うか、スプラッタ耐性無い方にはきついかも。
んで、B級。言うまでもなくB級。
もしかして、結構真面目に作ってる? とも思ったけどB級(きっぱり)。
……でも。この映画、出来れば是非見て頂きたいブツがある。
それが何かと言えば、変態メンゲレさんが復活させた「ある人物」。
……ま、ある人物ったって、DVDのパッケージ観れば、それが誰なのか一目で判ってしまうし、メンゲレが復活させようなんて思う人物なんざ彼しかおらんだろう、って奴なのだけど、一応、様式美で、「ある人物」と言い続けてみる(笑)。
──ほんで。
この映画に登場する「ある人物」さんは、首から下がロボット化してる。
爆笑出来るという意味で、大変素晴らしい見て呉れ。
良く言えば、ターミネーターの一作目に出てくるような、悪く言えば、ロボコンの出来損ないのような、生温い笑顔を拵えつつ目線を逸らしてみたくなる、激しくビミョーな、でも、お笑い要素はあるよ! な感じのロボット@オン・ザ・生首。
………………素晴らしい。
ワタクシは、それを観る為だけにこの映画を借りた。それこそが目当てだった(笑)。
この、「ある人物」の誠に馬鹿馬鹿しい姿、それを鑑賞する為だけに、この映画は存在しているとワタクシは思う。
あの、ロボット@オン・ザ・生首、あれがなければ、恐らくこの映画に価値はない(笑)。
正直、それ以外の部分は、色々諸々、一寸ナニではあるけれども、ロボット@オン・ザ・生首は一見の価値がある……筈。多分(笑)。
後は、あれかな。もっと突き抜けた馬鹿作品にすれば、心の底から楽しめたのに、って処かな。

NINJA VS ZOMBIE

本日の一本@日本未公開映画。
『NINJA VS ZOMBIE』。
2008年の、お米の国の作品。
ジャンルは、あー……、アクションホラー?
発売元は、探したんだけれど一寸良く判らなかった(正しくは、発売元とされている会社のサイトを覗きに行ったけど、この映画のことが載ってなかった)。
我等がアルバトロスでないことは確か。

で、粗筋は、と言えば。
(恐らくは三十代くらいで)死んでしまった実の兄と話か何かがしたかった(んじゃなかろうか、多分)弟が、降霊術を試したら、何処で何がどう間違ったのか、死んだ兄さんがゾンビとして復活、しかも、只のゾンビじゃなく、生きてる人間の魂吸い取れる悪魔チックなゾンビになっちゃった兄さんの、殺戮(……と言っていいやら、悪いやら)を阻止するべく、降霊術にも使った、一寸謎なパワー持ちな謎本を駆使して、弟と、弟経由で、やっぱり謎本の力を借りて忍者と化した弟の友人達一同が、悪魔なゾンビー兄さんと、兄さんの手下になったゾンビー達と戦う話。
因みに。悪の秘密結社・あまぞーんで、このDVDを探すと、ストーリーの概略の所に、

ニンジャ VS ゾンビ 街を支配するのはどちらかの一族・・・。
ある小さな町で突如死者が蘇りゾンビとなってしまう。その中でも知能を持ったゾンビのリーダーは他のゾンビを操り次々と人間を襲い始める。そこに現れたのは忍者の魂を引き継ぐ若者達でであった。魔術など特別な力を使い次々と人間をゾンビに替え自分の味方へと変えてしまうボスゾンビ、伝説の忍術を引き継いだ選ばれし忍者との戦いが始まる! !

と、書いてあるけれども、あまぞーんに記されているストーリー概略を信じると、激しく痛み目を見る。
──レンタルビデオ屋で見掛けた際、「ニンジャとゾンビ! ニンジャとゾンビだよ、借りなくてどうする!」と喜び勇み、馬鹿映画が観られる! と嬉々として借りたけれども。
今となっては、あの時、喜びに満たされた自分を、盛大にぶん殴りたい。
酷い。色々が酷い。
「Myベスト・オブ・酷い」映画な『恐怖!キノコ男』よりはマシだと思うけども、今年一番の酷さ。
2012年版ベスト・オブ・酷い。
B級~Z級映画耐性のない方は、間違っても観ない方がいいと思う。
腹抱えて爆笑出来るお笑い所があった訳でもないしねえ……。寧ろ、薄ら寒い笑いが浮かんだしねえ……。
まーた、出演者が、総じて上手くないし。本気で良く判らないストーリーだし。
……うん、本日の一本はそんな感じ。

グランド・クロス シード・オブ・ディストラクション

本日の一本@日本未公開映画。だと思う。
『グランド・クロス シード・オブ・ディストラクション』。
2011年の、カナダの作品。
ジャンルは、これは何なんだ。「人類滅亡の危機が」系統、と言うのが無難なのか。
原題は『SEEDS OF DESTRUCTION』。
レーベルはプライムウェーブ。発売は、我等がアルバトロス。
11/2にリリースになったばかりだけれど、真っ向勝負でB級映画なので、毎度の如く、ネタばれに関する遠慮はしない。B級~Z級映画は、鑑賞されるだろう方の絶対数が少ないもん(笑)。
以下、発売元なアルバトロスの公式から粗筋転載。

が目覚めた時、世界は滅びる
“エデンの園”からアダムが持ち出したと《死海文書》に記された種子
伝説がよみがえる時、人類滅亡の預言は現実となる
凄まじいスピードで繁殖し、世界を“浄化”してゆく古代植物
そして悪魔の審判に立ち向かう、人類最後の闘いがはじまる!
アメリカ、ネバダ州で謎の巨大植物が猛烈なスピードで繁殖するという異常事態が発生。その古代植物はエデンの園に生えていたとされ、あらゆる不純物を浄化し、同時に人類に終末をもたらす“滅びの種子”だった。軍の攻撃も空しく、アメリカは瞬く間に巨大植物に覆われてゆく。植物学者のジョスリンは、研究を共にしていたフレーム博士が《エデンの種子》を蘇らせた事を知り、その研究所へ向かう。そこには博士が復活させたエデンの園と、人類を救う最後の希望があった。

……ま、あれだ。要するに、古代の巨大生物の所為で人類滅亡しそうだから、何とかしようぜ、って話。
──Oh、B級! な映画だったな、と思うけれど、ストーリーは(B級映画としては)結構しっかりしてたんじゃないかな、と。
その分、ワタクシがB級~Z級映画に期待して止まないお笑い要素は少なかったけれども、結構、黙って観ていられた。
冷静に見遣ってしまうと、「それってどうよ?」な設定やノリだったのは、さておき、って奴だけど(笑)。
……うん、二、三ヶ月振り(あれ? もっとか?)に観たB級映画な割には、そこそこ、かな。
悪く言っちゃえば、可もなく不可もなく、な感じなんだけど。