ONE SHOT ONE KILL ─兵士になるということ─

本日の一本@劇場で観て来た映画。
『ONE SHOT ONE KILL ─兵士になるということ─』。
ジャンルは、100%ドキュメンタリーです。
五月だったかな、渋谷で単館上映してたのだけれど、渋谷は余り行く気になれないなー、ってことで、横浜で。
何故、よりによってそれなんだ? と言われそうな気がしなくもないですが。
──日本人のプロデューサーさん&監督さんが撮った、十二週間に亘る、アメリカ海兵隊のブートキャンプ(新兵訓練)のドキュメンタリー。
ああ、そうそう、「ONE SHOT ONE KILL」ってのは、一発撃ったら一人仕留めなさい=一撃必殺、みたいな意味です。海兵隊みたいな部隊の人達の、合い言葉の一つっつーか。叩き込まれることっつーか。そんな感じのことっす。
映画のジャンルが或る意味ディープなので、感想は、折り畳んだ先に置いときます。
尚、個人的にはお勧めしない。


という訳で、映画の感想部分。

……うーん、まあ、アメリカ海兵隊のブートキャンプは、こんな感じなんだねー、ってのを知るには宜しいのではないかと。
人によっては、軍事教練って、時代が経っても余り変わらないよなー、って感じられて、ま、そういう意味でも宜しいのではないかと。
個人的には、大変申し訳ないけれど、「だから、それがどうした?」って映画だった。
──この映画の公式サイトの、映画の説明の所には、
「人は人を殺せるようには、できていない。では、どうすれば、普通の若者が戦場で人を殺せるようになるのか。サウスカロライナ州パリスアイランド。米海兵隊ブートキャンプの12週間」
と書かれてまして。
だから、訓練そのものじゃなくて、新兵さん達の心理的葛藤とか描かれてるのかしらー、って期待して観に行った訳です。……だって、何処までも個人的には、今更、ブートキャンプで何やるかってのを淡々と撮影されても、何ら思うことは生まれない。知ってることだから。つか、有名なことなんじゃ?
なので、もっと違う角度から撮ったドキュメンタリーなのかなー、って思ったんですけど。
正直、当てが外れた。
反戦活動の一環として拵えたのだろうけれど、何か、勘違いされてるんじゃなかろうか(小声)。
ブートキャンプのドキュメンタリー撮りたいんで協力してくれないかとペンタゴン(アメリカ国防総省)に申し込んだら断られて、んじゃあ、ってんで、「沖縄で評判が宜しくない海兵隊のイメージアップをしましょうよ~」って言ってOK貰って、この映画撮ったと、監督さんが仰ってたそうですが。
それって、単なる騙し討ちよね。
騙し討ちしといて、上記のような映画説明を書くって、フェアとは言えないわよね。
フェアとは言えないことをしておいて、自分達は反戦っていう正しいことしてるの! って声高に主張されても、私ゃ聞く耳は持てんな(渋茶啜り)。

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