本日の一本@これは日本でも公開されている映画。……の筈。
『ナイルの宝石』
1985年のお米の国の映画。
ジャンルは、ロマンティック・ラブコメディなアクション映画。
──この上もなくベタベタで、でも、とても良く出来ている、とワタクシは思っている、故に愛している、『ロマンシングストーン』という映画があるのですよ。
冒険活劇風味の強いハーレクインロマンスみたいな小説を書く、主人公の女小説家が、ギャングに誘拐されちゃった姉を助け出す為に、姉に託された宝の地図を握り締めて、一人、NYからコロンビアに旅立って、道中、かなり銭に汚い性格してる(笑)ヒーローと出会ったりなんかして、最終的にはお約束通り、宝を見付け、ヒーローとヒロインは結ばれる、っていう、ホントにベッタベタな話なんですけどもね。
……でも、私、冒険活劇はベッタベタでいいと思うんだ。お約束ー! なストーリーが味。
寧ろ、それを求めたい。宝探しを軸にしてるアドベンチャー映画は、突っ込みなどせず、全てを暖かく見遣るのが良いと思うの(笑)。
ま、全てを暖かく見遣るったって、限度はありますがね(渋茶啜り)。
──で。
『ナイルの宝石』は、その、ロマンシングストーンの続編なのです。
今まで、ロマンシングストーンの続編なんだから観てない訳がなかろう、と思ってたんですが、どうもワタクシ、観てる筈、と思い込んでいただけだったようで。
どうしてもストーリーが思い出せないってことは、観たつもりになってるだけかもと、レンタルしてみたのです。
が。
……うーん、これは、個人的には一寸なあ……。ムー……、な感じだなあ……。
コメディチックなアクション映画ではあると思うけど、金銀財宝系のお宝が出て来ないんだよねえ。
九龍風に言う処の《秘宝》でもないんだよねえ。
ロマンシングストーンの続編だから、そっち系期待したんだけどな。ってか、そっち系以外の何を期待しろと、ってノリだと思ってたんだけどなあ。
なので、何処までも個人的には、残念な一作。
……ああ、でも、戦闘機(多分、F-16ファイティング・ファルコンじゃないかなあ。ファルコンって複座タイプあったっけ……?)で地上を爆走して逃走するってシーンのあった映画には記憶がないので、それはナイスかと(笑)。