絞殺魔

本日の一本@有名処……ではあるのかなあ……?
『絞殺魔』。
1968年の、お米の国の作品。
ジャンルは、ツ○ヤ曰くはミステリー。
原題は、ボストン・ストラングラー。
1962~1964年に掛けて、実際にアメリカのボストンで起こった、通称・ボストン・ストラングラー(ボストン絞殺魔)って輩の連続殺人事件が基になってる映画。
作中の犯人も、メインの捜査官も、実在の人物ではあるけれども、史実通りではないです。
と言うよりも、この映画、史実とは全く別物と思った方が良いような気がしますな。
──1963年のボストンが舞台。
丁度、ジョン・F・ケネディが暗殺された頃。女性ばかりをターゲット&殺害方法は絞殺っていう連続殺人事件が起こって、何とか犯人を挙げようと警察も頑張りはするのだけど、如何せん、手掛かりが何にもなくて……、ってな、この手のジャンルとしては、王道系のお話。
……ま、実際の事件が基だしね。
但、映画の中の「ボストン・ストラングラー」は、そういう成り行きで犯罪に走ったのだとしたなら、同情の余地はあるのだろうな、と感じられなくもない風に描かれてるけれども、実際のボストン・ストラングラーは、そんなこたぁなく。
この手の犯罪を犯す奴にまつわる記録ってのは、大概そういうノリだけれども、ボストン・ストラングラーもご多分に漏れず、も、エッチぃことがやりたくってやりたくって仕方なかった挙げ句に驚異的な絶倫さんで、当時の記録には、「あー、この人、リアルで変態で、マジで頭が一寸……」と言わざるを得ないやり口が残ってるよーな犯罪者なので、映画の方は、完全な創作だと思って観るのが宜しいかと。
120%創作、と思って観れは、悪くない気もする。
実際の事件思い出しつつ観ると、或る意味、具合悪くなる気がする。
後、個人的には、そこまで捜査の外れ具合を描かなくても良かったんじゃないかな=もう少し、その辺はコンパクトな展開で良かったんじゃ、と思った辺りが残念かな。

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