地球爆破作戦

本日の一本@日本未公開映画じゃないよ。
『地球爆破作戦』。
1970年の、お米の国の作品。
ジャンルはSFだす。
某・ツ○ヤが、つまらなかったらレンタル代返す! って言ったから借りてみた(笑)。
──冷戦真っ直中のアメリカが舞台。1970年の作品なんで、多分作中でも冷戦真っ直中設定だと思う。
これ一台あれば、戦争に関することは何でもばっちりだせ! ってなノリのスーパー・コンピューター『コロッサス』を拵えてみたら、起動させたその日に、ソ連にも自分と同じシステム『ガーディアン』があることを嗅ぎ付けちゃった、制作した科学者達の予想よりも、ずーっとずーっと賢くて、何でも学習しちゃうぜー、なコロッサス君が、ガーディアン君と手に手を取って出した、「人間なんかペペペのペ」って結論に基づき、「お前達なんか何の問題も解決出来ない役立たずなんだから、僕達の言うこと聞きなさい」って暴れ始める話。
……ホントにこういう話だってば。
──何ちゅーか、最初から最後まで、機械なんか所詮機械じゃんかよー、って主張が透け見える人間様達が、コロッサス君達に振り回され続ける話のような。
まあ、無機質は無機質でしかないんだけどね。
Appleな病に犯されているワタクシなんぞは、Macさんは生きてるよ? とか思うこともあるけど、機械は所詮機械でしかなくて、けれど、コロッサス君とガーディアン君は、『所詮は機械』の域を脱してて、でも、やっぱり機械だから、彼等が出した「人間なんかペペペのペ」って結論に基づき取る行動も主張も、どうしようもなく機械的で、だけれども、反論の余地すら、(作中の)人間には上手く見付けられない、って辺り、とても素敵だわ、この映画。
邦題が、思いっきり内容を裏切ってる辺りは頂けないけれど。
別に、コロッサス君とガーディアン君は、地球爆破なんか企まないもん(笑)。
彼等の結論は、あくまで、「人間なんかペペペのペ」。
──個人的にはこういう映画、割と好きですが、「んーーー?」と思う方も多いかも知れないラストなので、どんな結末でもOKだ、って方ならイケるかな。

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