今日も元気に本日の一本@これは未公開なんじゃないかなー、な映画。
『踏み切り』。
2006年の、お米の国の作品。
ジャンルはホラー。ちょいとスプラッタ気味でもあるかと。
──アメリカの片隅にある架空の田舎町が舞台。
日本でもたまに耳にする怪談に、その踏切の途中で車を停めて待ってると勝手に車が動き出すー、とか、その踏切渡ると車体に手形がー、とかいうの、あるじゃないですか。
約五十年前にスクールバスと列車の事故が遭ったって言われてる、エメラルドって名前のその町の踏切にも、そういう怪談があって、エメラルドに越して来た主人公のお姉ちゃんが、事故&怪談絡みのホラーな出来事に巻き込まれてく話。
──……んー。
ワタクシ的には、上手く練ってあるとは思うけどー……、な感じかなあ……。
主人公のお姉ちゃん@メラニーさんは、その町に越して来る前、イケナイお薬に手ぇ出した所為で死に掛けて、暫くリハビリしてて、おとーちゃんの仕事の都合(だと思う)で先に引っ越してた家族の後追い掛けて来たってキャラなのね。
架空の人物相手にこんなこと言ってもって奴ですが、メラニーさん、「興味本位で薬なぞに手を出すからそういうことになるんだ、愚か者」って言いたくなる前歴持ちなんで、ホラーなブツを目撃しても中々信じて貰えなくて、特に、幾ら何でも酷過ぎないか、って言いたくなる性格してるお母ちゃんには偉いことイジコジされたりして……、なんて件もあったりするんですけども、その辺のうんちゃらーが、本題の踏切での事故とか怪談に絡むことよりも出しゃばってるような印象を私は感じちゃったんで、もう一寸、ホラー要素の方を多くして欲しいです、って感想になっちゃったんですな。
ホラー要素の方も、ワタクシ基準では「怖くないです」だったし、後半になると出て来るスプラッターな所も、何処までもワタクシ基準では「……スプラッタか?」な感じなんで、総合的に、「もう少し頑張って頂けると嬉しかった」って奴かな、うん。
ラストも、「ああー、やっぱりー! どうしてそんな定番をー!」って思わず声に出して言っちゃったオチだったんで、ちと残念。