本日の一本@邦画。
『必死剣 鳥刺し』。
2010年 東映。
ジャンルは時代劇~、な映画。
評判が良いらしいとの話を小耳に挟んだので借りてみた。
劇場行こうかなー、とも思ったけど、劇場まで行って時代劇で転けたら、ワタクシの心的に大変痛手なので、レンタルで恐る恐る。
好きジャンルで転けるのって辛いんですもの……。好きジャンルだからこそ、お布施兼ねて劇場に行け、自分、とも思うけど。
──DVDレンタルが開始になって程ないし、邦画だし、粗筋は割愛の方向で。ネタバレになってもアレだし。B級映画じゃないし(笑)。
詳細は、公式サイトで、ってことで一つ。……手抜きじゃないよ(笑)。
それにしても、久し振りに、東映の冒頭のお約束、荒ぶる日本海の波ザッパーン! を見た気がするわ。
……あれ、ほんとに日本海かな。それとも三陸海岸とかかしら。……って、その辺はどうでもいいか。
映画の話だ、映画の話。
冒頭、お能のシーンだった訳ですが、演目が『殺生石』だったのは、過ぎる程の暗示か、それとも過ぎる程の嫌味か、さてどっち(笑)。
──チャンバラではなく、時代劇、な映画だったかな、と。
登場人物達の所作が、きっちりしていたのは個人的には満足です。
……だけれども。
中盤の、恋情絡みのと或るシーン。あそこで、自分から相手の部屋に行くのは駄目でしょー! とワタクシは主人公に言いたい(笑)。
あそこは、行かない方が好みだなー。敢えてぐっと堪えるor判っていても想いに答えない! の方が良かったなー。
そこは、禁欲でないと! 「はあ?」なくらいのプラトニックでないと! 男は背中で泣くのだ。
後は、クライマックスが個人的には一寸。
タイマン勝負な所の殺陣は良かったなって思うけど、その後が今一つだった。
色々、釈然としない。あんなに引っ張った意義が、私には見出せない。
こういう風に言うのは大変申し訳ないと思うけれども、諸々が、色んな意味で軽く見えた。
そんなこんなで、ワタクシ的には、微妙な映画だったかな。