先日借りてきて観ていた映画は、1974年のお米の国の作品の、『チャイナタウン』というハードボイルドものなのです。
主演がジャック・ニコルソン、ヒロインがフェイ・ダナウェイで、見始めた時には、「おう、往年の名優な方々」と暢気なこと言ってたんですが。
お二人共に若かりし頃の作品だし、そもそもジャンルが違うなんてことは、言われずとも頭では十二分に理解出来てたし、今も出来てるんですけども、どーーーーっしても、ジャック・ニコルソン氏が、『シャイニング』のあのお父ちゃん役にダブっちゃって、どの角度からの顔見てても、シャイニングの舞台になったあのホテルのロビーでタイプライター叩いてた彼が、ひぇぇ……、な笑顔浮かべてる顔持ち上げたシーンとか、斧ぶん回して管理人室の扉ぶっ壊したシーンとかに重なっちゃって、観てるのはチャイナタウンなのに脳内はシャイニング一色、感想なんかとてもじゃないけど述べられないくらいストーリー頭に入らない、という事態に陥り、個人的に凄いへこんだ。
それだけ、シャイニングでのジャック・ニコルソン氏の演技が素晴らしかったってことなんだろうけども、へこんだ。