パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド/SPACE BATTLESHIP ヤマト

本日の一本目@有名処。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』。
2007年のお米の国の作品。つか、ディズニー。
カリブの海賊な皆々様の三作目。
……私、これ、二作目の『デッドマンズ・チェスト』までは観たんですが、デッドマンズ~とワールド~は言わば前後編なのにも拘らず、デッドマンズ~観た直後、「……ま、続きは別に観なくてもいいや」ってなっちゃってまして。
でも、家人が観るっつーから観てみた。
──有名処なんで、粗筋等々は素っ飛ばします、今更だと思うから。
で、感想なんですが。
話を追い掛けるのが大変な映画だったと思う。──以上。
娯楽映画としてはありなんだろうなあ、って思うけども、うーん……。
観なくても良かったかも知れないな…………。

次。
本日の二本目@これも有名処じゃないかと。
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』。
2010年 東宝。
『宇宙戦艦ヤマト』の実写版。
正直な処、先日レンタルビデオ屋に赴いたのは、「借りぐらしのアリエッティ」、そろそろ借りられないかなー、と淡い期待を抱いてのことだったんですが、案の定全部レンタル中で、どうしようかなー、とウロウロしてた時にこれを見掛けたんですね。
やはり正直、「ヤマトか……。実写版ヤマトか……」と顔を顰めもしましたが、幾ら何でも実写版の「デビルマン」より酷いってこたぁないんじゃないかな、と思い、賭けに出てみた。
……ええ、存分に酷いこと言ってますが、実写版「映画・デビルマン」はホントに酷かったと思うんだ……。
──レンタル開始になったばかりなので、粗筋等々は素っ飛ばします、公式サイトも未だあるしね。
という訳で、以下、感想。
・佐渡先生を、何故、女医に置き換えたんだか説明して欲しい。
・通信班の相沢を、何故、女性キャラに置き換えたんだか(以下略)。
・アナライザーが、何故、あんなことになったんだか説明(以下略)。
・スタッフロールに松本零士御大の名前がなかったのは、水面下に於ける大人の事情的な戦いの所為ですか?
・エンディングテーマはあの曲じゃない方が良かったんでないかな?
……ってな不満はありましたが、個人的には、予想よりも良かったです。
原作と切り離して考えれば、すんごく頑張った映画だと思う。
ワタクシは、銀河鉄道999を筆頭に、松本零士御大の作品を愛しておりますが、少なくとも怒り狂ったりすることはなかったですよ(笑)。
木村拓哉さんは、どんな役をやっても木村拓哉さんなんだな、とは感じましたけども、ああいうノリの古代進なら、あれはあれでいいんでないかな、と思ったし、原作とは一線を画したアクティブ過ぎる森雪も、あれはあれでありなんじゃないかな。
「宇宙戦艦ヤマト」でなく、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」だしね。
ヤマトの乗組員とて軍人です、という視点から見れば、「ああ、正しい」と呟けたシーンもあったし。
沖田艦長も徳川機関長も良かったし、真田さんや藤堂司令官なんか、まんま過ぎて却って驚いた。
原作ファンは、「ああ!」と思う科白の数々もあったよ。惜しむらくは、「こんなこともあろうかと」がなかったこと(笑)。
劇場版の「宇宙戦艦ヤマト」と、やはり劇場版の「さらば 宇宙戦艦ヤマト」をミックスしてみました、みたいなストーリー展開とか、ガミラスやイスカンダルのスターシアの扱い(特に、デスラーやスターシアのビジュアル的なアレコレと、スターシアと「さらば~」のテレサを混ぜちゃいました、みたいな辺りとか)なんかは、上手いことやったなー、な感が。
そして、伊武さん。ヤマトと言えば伊武さん。伊武さんがアレだったってのと、ナレーションがささきいさおさんだった、この事実だけで私は全てが許せる(笑)。
でも、古代進がやった演説に、実際の大和の戦い@天一号作戦のことを絡めるのは、卑怯だと思う(真顔)。
戦艦大和の最後の戦いのことなんか言われた日には、それだけで泣けるから止めて。

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