本日の一本@日本でも一応公開された映画。
B級(正しくは多分Z級)映画のイベントでのこととは言え、これを公開するってのが脅威。DVDになって流通してるってのも脅威。
『エイリアンVSアバター』。
2011年の、お米の国の作品。
ジャンルは、モンスターパニックでいいのかしら。いっそ、ジャンルはB級、と言ってしまうのが最も正しい気がするけど。
……何でそんなの借りたんだ、と言われそうな気がひしひしとするけれど、観てみたかったんだもん……。
──えーと、タイトルから何となくお察し頂けるかとは思いますが、一応粗筋。
地球に逃げてきた一匹の凶暴エイリアンと、それを追い掛けてきたエイリアン@アバターさんが、凶暴エイリアン墜落現場近くにキャンプにやって来てた若者達に巻き添え喰らわしながらバトルをするよ、って話。
──ある意味、百パーセント期待通りの映画だった。
オープニングから爆笑し、突っ込みまくった。
酷い。色々が酷い。全てが酷い。
凶暴なエイリアンの見て呉れは、シガニー・ウィーバー主演の『エイリアン』に登場するエイリアンの見て呉れを、大分劣化させたよーな感じの奴で、アバターさん側は、まんま、キャメロン監督の『アバター』の彼等のパクリ。
劣化版エイリアンみたいな彼女(卵産んでたし、十匹目の女王って言われてたから、多分彼女)は、何処からどう見ても立派な着ぐるみだし、アバターさん側が、対エイリアン兵器として地球に送り込んできた戦闘ロボット@ロボターは、ロボコンの出来損ないみたいな感じで、やっぱり何処からどう見ても着ぐるみで、そんな着ぐるみ同士が、目も当てられないバトルを繰り広げるもんだから、腹抱えて爆笑するしかないし。
着ぐるみな出来損ないロボコン@ロボター君は、着陸のショックで一寸故障しちゃうんだけれども、壊れちゃったロボター君を調べていたアバターな彼女は、「(兵器の)出力が足りない!」とか何とか言いつつ、発射口に息吹き掛けて直そうとするしで、何処までも、間違った意味で大変にお素敵。
……誰なんだ、これ撮ったの。誰だ、企画立てた奴。
でも。
こんなこと言うと制作者な皆さんからはお叱り喰らうだろうけれど、ワタクシは、駄目映画を鑑賞して爆笑する為に借りたんで、そういう意味ではミッション・コンプリートだし、心からZ級映画を愛される方々には、拍手喝采ものかも知れない。……多分。
こういうのorZ級映画が好物な方には良いだろうけれども、そうでない方は間違っても借りない方が吉かと。
──……いやーー、酷かった(笑)。
けど、ワタクシ的『ベスト・オブ・酷い』な映画、『恐怖!キノコ男』よりはマシだと思う。