リンカーン/秘密の書

本日の一本@B級ではない。と思う。と言うか、思いたい。
『リンカーン/秘密の書』
2012年の、お米の国の作品。
日本では、去年の晩秋に公開されたのかな?
原題は、『Abraham Lincoln: Vampire Hunter』。
アメリカの歴代大統領の中で、最も優れた大統領に選ばれることも多い、第十六代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンは、実は、ヴァンパイア・ハンターでもあったんだよー、という話。
それ以外、粗筋の語りようがない映画……だと思う。
何でも、当時のアメリカでは、吸血鬼ブームみたいなのがあったそうで、それと、丁度その頃大統領やってたリンカーンの人生みたいのを、合体させて作った映画らしいとか何とか。
尚、以下、若干のネタばれが含まれているので、ご注意を。

──この映画、彼の大統領の幼少期から話がスタートし、南北戦争に於ける事実上の決戦だったゲティスバーグの戦い辺りがクライマックスなのね。
主人公がリンカーン大統領だし、彼が主人公な以上、ゲティスバーグの戦い辺りに盛り上がり所持ってくるってのは、妥当っちゃ妥当だと思ったし、一等盛り上げて来るのはゲティスバーグだろうとも思っちゃいたけども。
人@北軍vs人外@南軍ってな図式でゲティスバーグの戦いを描いた映画を見たのは初めてだったので、何ちゅーか、間違った意味で感慨深かったよ……。
異国の歴史ながら、そんな風に弄っていいのか? と一寸思ったよ。
ま、まあ、ファンタジーな映画だから、何でもありがな、うん。
でも、ゲティスバーグの戦い…………。
──映画自体は、うーん……。或る意味、鑑賞に挑むのが辛い映画かなー……。
B級、と割り切って観ちゃえば凄く楽しめるのかもだけど、B級と割り切るには、うーん……、だし、それ以上かと言われても、うーん……、だし。
確かに、奇想天外だとは思うんだけどねぇ。その部分は、ナイスだと思うんだけどねぇ。奇想天外な設定って以外、お薦めポイントが見当たらないと言うかねぇ。
多分、全体的に大味なんだと思うんだな。
故に、個人的にはこの映画もビミョー。

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