イントゥ・ザ・ストーム

本日&本年最初の一本@日本でも公開された映画。

『イントゥ・ザ・ストーム』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『Into the Storm』。
ジャンルは、パニック。ディザスター・パニック、という奴ですな。
この映画の場合は、「巨大竜巻が襲ってくるぞ」ジャンル。
──公開されたのは去年八月で、先月下旬にDVDが発売&レンタル開始になったばかりなので、粗筋その他は公式に丸投げ。
 
B級〜Z級では、巨大竜巻がー! な映画も結構あるけど、大作系では1990年代に公開された『ツイスター』しか観た記憶が無かったので借りてみた。
……まあ、暇潰しの種を求めて立ち寄ったレンタル屋の最新作の棚に並んでたから、冷やかしで、ってのもあるけど。
──個人的には、ストーリー的な意味で地味な映画、と思ったかな。
割と定番系かと。
竜巻もののお約束、ストームチェイサー(車で移動しながら竜巻追っ掛けて、映像に収めたりするのを生業にしてる人達)も登場したしね。
とは言え、この手の作品は、巨大竜巻が、とか、火山が、とかいう部分がメインなんだろうし、比べるのが間違ってるんだろうけども、B級とは比較にならないくらい映像には迫力あったと思うので、そっち方面を堪能するにはいいかと。
突っ込み処は幾つかあったけど(笑)。

Monster

本日の一本@多分、日本未公開映画。だと思う。

『Monster モンスター』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『Lizzie Borden Took an Ax』。
ジャンルは、犯罪スリラー、だそうな。
原題通り、十九世紀末に起こった、お米の国の有名な未解決殺人事件「リジー・ボーデン事件」が題材の話。
んで以て、粗筋は、発売元のアメイジングD.C.さんの公式より転載。

その日は猛烈に暑かった。1892年8月4日、マサチューセッツ州フォール・リヴァ―の閑静な住宅地での出来事である。資産家の名士・ボーデン家の次女リジーが、ソファで仮眠中の父親アンドリューが殺されているのを発見した。無残にも手斧で顔を11回も斬りつけられていた。すぐに医者と警察が呼ばれたが、間もなくアンドリューの後妻アビーも2階の客間で倒れているのが発見された。やはり手斧で後頭部を19回も殴打されていた。容疑者として名指しされたのは第一発見者のリジーだった。裁判官が絞首刑は確実だろうとささやく中、下った判決は「無罪」。アメリカ犯罪史上空前の大論争を巻き起こし、今なお語り継がれるアメリカの伝説、「リジー・ボーデン事件」の幕開けである…

レンタル屋で見掛けて、リジー・ボーデン事件が題材の話と知り借りてみた。
でも、うーん……(唸)。
借りる際、「おー、リジー・ボーデン!」と思わずに、「何故に今更、リジー・ボーデン事件が題材?」と思うべきだった、と言いたくなる内容だったかなあ。
流石に細部には違いがあったけど、殆ど、この事件に関する史実や伝承その他を、まんま映画にしただけ、としか思えなくて、それこそ、「何で今更、この事件をこんな風に映画化したのか」と、問うてみたくなった。
もう一寸だけでも、サイコチックな話になってるかと期待して観たんだけどな。

テルマエ・ロマエ II

本日の一本@有名処。多分。

『テルマエ・ロマエ II』
2014年。東宝。
ジャンルは書かなくてもいいよね。有名だろうしね。
んで以て、公開:今春、DVD発売:ついこの間、なので、諸々は公式でどうぞ。

観ようかどうしようか悩んでたけど、一応、一作目を観たので借りてみた。
でも。
うーん……。面白いっちゃ面白いんだろうけども、うーん……(悩)。
個人的には、ちょいと予告編詐欺に遭ったような気がしなくもない。
一作目みたいなインパクトは無いと感じたかな。
コメディな娯楽映画としては悪くないかもだけど、何処までも個人的には、「続編がビミョーな映画」の内の一本にカウントせざるを得ない。

マレフィセント

本日の一本@有名処。

『マレフィセント』
2014年の、お米の国……と言うか、ディズニー作品。黒ネズミー王国よりの刺客。
原題は、『Maleficent』。
ジャンルは、ダーク・ファンタジーだそうな。ダークと付ける程でもないんじゃないか? と個人的には思うけど。
──我が国では今夏に公開になって、つい先日、DVDが発売になったばかりなので、詳細は公式に丸投げ。
でも、以下には若干のネタバレが含まれるので、これからご覧になられる方はお気を付けて。

そりゃそうと、ワタクシ、この映画は劇場で観ようと思ってたのに、何だかんだで行き損ねてDVDでの鑑賞になってしまった。残念。

──今年の春頃だったかなあ、マレフィセントが主役の映画が公開になる、と知った時、物凄く心ときめいた。
やっと、魔女様の時代が来た! と握り拳固めた。
でも、「ワタクシが求めていたのは、こういうんじゃないんだよ。こうじゃないんだ! 魔女は魔女でないと。徹頭徹尾、魔女じゃないとぉぉぉ!!(力説)」……と叫びたくなる内容だった。
とは言え、お伽噺としては素晴らしいんじゃないかな、とも思う。
純粋に面白かった。
ワタクシが激しく黒い大人な所為か、お伽噺として素晴らしいと思うからこそ、何となくムカつきもしたけど(笑)、原作では……、とか、「これって、或る種の二次創作なんじゃないか?」と言いたくなる部分を脇に退け、「この映画は、こういうお話なの!」と思って観ればイケるんじゃないかしら。
実際、ワタクシは、今からもう一回観ても良い、と思うしね。
唯、やっぱり、良い意味でもディズニー、悪い意味でもディズニー、としか言えない作品でもあったかと。
もう、しみじみとディズニー。
本編開始五秒で、ディズニー感が溢れる。
又もや、「黒ネズミー王国が、人類史上初の世界征服を成し遂げる日も近い……」と思わされたよ。
恐るべし、黒ネズミー王国。

バトル・オブ・バミューダトライアングル

本日の一本@日本未公開映画なんじゃないかな? ……と思ったら、今夏、『アサイラム・フェスティバル』とかいうイベント? で公開されてた。うわぉ。

『バトル・オブ・バミューダトライアングル』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『BERMUDA TENTACLES』。
ジャンルは、SF。
レーベルは、プライム・ウェーブ。販売は、我等がアルバトロス。
……ってか、これもアサイラム作品だったのね。アサイラムだったのねぇぇぇぇぇぇぇ……。
いや、別に、アサイラムに恨み辛みはないけどさ。好きだけどさ、アサイラム作品。何て言うか、うん。敢えて言うなら、複雑な愛、みたいな?
────えーと。毎度の如く、粗筋は、我等がアルバトロスの公式から転載。

バミューダ海域で、エアフォース・ワンが墜落。大統領の乗った脱出ポッドが、深海に消えた。救出に出動したアメリカ艦隊は、巨大な触手を持つ謎の生物と遭遇。激しい戦闘の中、潜航艇で深海に向かったオリバーたちはエイリアンの海底基地を発見した。ヤツらは《魔の三角海域》に潜み、侵略の機会を待っていたのだ。ついに巨大UFOが浮上、圧倒的な戦力で総攻撃を開始する。人類を絶体絶命の危機から救うため、オリバーは最後の賭けに出るが…。

現実の米軍が物量チートな軍隊だからって、映画の中でも物量で何とかしようとしなくてもいいって言うか、取り敢えず、遭遇しちゃった巨大な謎触手を、船の甲板からハンドガンで撃つのは止めようよ、多分、意味ない。……と言いたくなったというのは、こっち置いといて。
──冒頭の、エアフォース・ワンが墜落しちゃって、大統領が乗った脱出ポッドが深海に消えちゃって、って件が終わって直ぐ、アメリカ海軍の艦隊が、謎触手に遭遇ー! って辺りは、展開早くて気に入ったけど。
いいぞ、単刀直入で! B級映画的ならではの、退屈しないを通り越し、全てが早いな! な展開! とかも思ったけど。
そこから先は、可もなく不可もなく、かも知れない。
でも、観るに耐えないような映画ではなかったと個人的には思うので、娯楽として観るにはいいかも。
B級映画耐性がないと、ちと辛いかもだけどね(笑)。