アマゾン・クルーズ

本日の一本@日本未公開映画。

『アマゾン・クルーズ』
2012年の、アメリカとブラジルの合作。
原題は、『DARK AMAZON』。
ジャンルは、曰くサスペンス。……本当にサスペンスか? これ。
DVDのレーベルはプライムウェーブ、売ってるのは我等がアルバトロス。
粗筋は、アルバトロス・フィルムの公式より転載。

ジャングルが牙をむく
2012年、アマゾン奥地、人跡未踏の危険地帯で、
新薬研究チームの遺体と、撮影班のビデオカメラが発見された。
猛獣が支配するジャングルで、クルーたちに何が起きたのか?
回収された映像は記録していた、彼らが遭遇した恐怖のすべてを…。

スマッシュヒット作「サファリ」に続く衝撃作!戦慄の“ジャングルP.O.V”サスペンス!!

● STORY
密林に生息するカエルの酵素からガンの特効薬を作るため、アマゾン奥地に踏み込んだ製薬会社の研究チーム。世紀の発見に成功した彼らを待ち受けていたのは、血も凍る恐怖との遭遇だった。探検8日目、クルーの1人がバラバラに食いちぎられた死体となって発見される。惨劇は続き、次々と増えてゆく犠牲者。原住民が恐れる、森の守護神“アンヤンガ”の仕業なのか?方向を見失い、ジャングルを逃げ惑う生存者たち。そして…。

アルバトロスに曰く、「スマッシュヒット作『サファリ』」も酷かったが、この作品も酷い。
目一杯、酷い。
これも、本気で飽きを感じて来たPOV物だからか、ひたすら作中の時系列通りに話が進んで行くのだけども、粗筋にあるように、探検八日目くらいにならないと起こらないメイン部分に辿り着くまでの前振りが、そりゃーもー長くて、挙げ句、ワタクシに言わせりゃグタグタで、観てて、どうしてくれようか、と素で思った。
B級映画ファン魂に基づき借りてみたものの、正直、失敗したなー……、な感じかな。
まあ、これからも、懲りずに観るんだけどね。

カリフォルニア・ダウン

実際に観たのは少々前になるんだけども、本日の一本@有名(?)処。

『カリフォルニア・ダウン』
2015年の、お米の国の作品。
原題は、『San Andreas』。
ジャンルは、ディザスター・パニック。
尚、San Andreasとは、米国のカリフォルニア州を南北に縦断しているサンアンドレアス断層の事だそうな。
未だ公式サイトが生きている&それなりに有名(多分)な作品なので、諸々は公式に丸投げ方式を取りたいけれども、この映画、巨大地震ネタなので、リンクは貼りません。

去年の秋だったかに、ワタクシは、『カリフォルニア・ディストラクション』という、アサイラム制作の、「どー観ても『カリフォルニア・ダウン』のパクリだろ?」としか言えなかった映画を観ているのだが。
ストーリー的には、「ディストラクション」も「ダウン」も、大差ない、と言うか……(笑)。
……うん、そんな感じ。
或る意味での壮大さには激しい違いがあるけれど。
んで以て、良くも悪くもハリウッドな映画だった。
良い意味でも悪い意味でも、何も考えずに「娯楽映画の一つ」と思って鑑賞する分には悪くないかも知れない。

インフィニ

本日の一本@先日まで、『未体験ゾーンの映画達 2016』と言うイベントみたいなもので上映されてた映画。

『インフィニ』
2014年の、オーストラリアの作品。
原題も、『Infini』。
ジャンルは、SFスリラー。
日本でも上映されたのは事実だけど、あのイベント自体がB級映画の塊みたいなものなので、情け容赦なく粗筋転載。
転載先は、DVD販売元のTCエンタテインメントさんの公式から。
……あれ? 販売元か? 発売元か? どっちだ? まあ、どっちでもいいか。

近未来、人類の大多数は貧困にあえいでいた。一方で世界は「スリップストリーム」という遠くの惑星まで個人を転送させる革命的技術を発明していた。
リスクを伴いながらもその技術を使用して惑星にある炭鉱で働くことが、貧困から抜け出す唯一の手段だった。
ウィット・カーマイケルも、貧困から抜け出すため「スリップストリーム」を使用するも、その時異常事態が発生し、最も危険な基地、INFINIへ転送されてしまう。
唯一残されたウィットを救出するために早速別チームが地球からINFINIへ派遣される。
しかしそこで待っていたのは謎の病原菌に感染し命を絶たれた死体たちだった。
果たしてウィットやチームのメンバーは愛する者が待つ地球に帰ることができるのだろうか!?

良くも悪くも、この手の(B級)映画らしい展開の早さと或る種の潔さはあったと思う。
それなりと言えなくもない。
それなりでしかない、とも言える。
但し、一応……、と一緒に観ていた家人は途中で寝落ちたので、「それなりと言えなくもない」というのは、B級映画耐性の高い者の意見でしかないかも知れない。
んで以て、この映画、オチが良く判らない。
????? な部分(と言うか、解釈に悩む部分と言うか)は、「そこも込みで楽しめば良いんだよ!」の一言で終わらせる事も出来るけど、そうやって割り切るのも、何か一寸違う気がするし……。
……まあ、何にせよ、個人的には「うーん……(悩)」な感じだったかなー……。

あ、そうそう。
この映画のDVDを観た直後、どーー……しても観たくなって借りて来た『ジュラシック・パーク』も観た。
ジュラシック・ワールド観たら、シリーズ一作目も……、な気になっちゃって。
二十年前の作品だし、ワールドと比べたら、どうしたって地味ではあるけれど、久し振りに観ても面白かったよ。
やっぱり、良く出来ている映画の一つだと思う。

ジュラシック・ワールド

本日の一本@大作系。

『ジュラシック・ワールド』
2015年の、お米の国の作品。
原題も、『Jurassic World』。
ジャンルは、パニック、でいいのかしら。
──今更、何の説明も要らないだろう有名シリーズの四作目。
2/24にDVD発売&レンタル開始になったので、そそくさと借りて来た(私でなく家人が)。
尚、公式はこちら。
んで以て、DVDが出たばかりの有名処なので、ネタバレは無しの方向で。

普通に面白かった。
言葉にするなら、「あー、ジュラシック・パークシリーズって、こうよねー」みたいな感じかな。
本題に入るまで、ビミョーに怠い部分がなきにしもあらずだけども、総じて&個人的には、「うんうん、これこれ!」と思いながら観ていた。
娯楽映画としてはお勧め。
尚、今作のラプトルは健気路線(笑)。
但。
これを言ったら年寄りの繰り言になるんだろうが、『ジュラシック・パーク』を初めて観た時のような感動はなかったかなあ……。
もう二十年以上前の作品だから書いてしまうけど、一作目の中で、主人公の考古学博士達が、訪れた例の島の大草原で実際に生きて動いている恐竜達に遭遇したシーンみたいな、観ているこっちも登場人物達と一緒になって込み上げる何かを感じる、ってな部分は薄かった。
ま、ぶっちゃけた話、娯楽として面白けりゃ何でもいいんだけど(笑)。

Mr.タスク

本日の一本@日本でも公開された映画。

『Mr.タスク』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『Tusk』。
ジャンルは、ホラーコメディになるらしい。
尚、PG12指定掛かってる。
昨夏、日本でも公開された&先日DVD発売になったばかりなので、毎度の如く、諸々は公式に丸投げ。
とは言え、明らかにB級以下なので、以下、ざっくり粗筋。
隣国カナダまでネタ探しに出掛けたら、変態に取っ捕まって『セイウチ人間』に改造されちゃった不憫なポッドキャスターと、「人間はセイウチなのかも知れないぜ!」と嬉々として『セイウチ人間』を拵える変態の話。

正直、何でわざわざ劇場公開したんだろう、と素朴に問いたくなったこの映画。
『ザ・フライ(ハエ人間)』とか、『ムカデ人間』みたいに、犠牲者がセイウチにされるよ、って内容で、確かにホラーコメディと言えなくはないが。
騙して監禁した相手に、「セイウチになるスーツ(尚、人の皮で出来ている)を着ろ、その前にセイウチに成り切れ」と強要するキャラが出張ってるので、ホラーコメディと言うよりは、変態映画、と言った方がより正確な気がする。
セイウチに成り切れ、って何なんだ。訳判らん。
その発想力&変態力は素晴らしいが、訳判らん事に変わりはない。
故に、そういう意味で一見の価値はあるんじゃないかな、と思わなくもない。
が、この作品、それなりにストーリーがあって、作中に登場する変態の思考&趣向その他は兎も角、ストーリー的には十分理解出来るので、「紛うことなき変態映画!」と言えない辺りが個人的には残念。
理解不能じゃなきゃ、真の変態映画じゃないもん(笑)。
理不尽が過ぎてて、観てるこっちが混乱するくらいカオスなのが、変態映画のあるべき姿よ(力説)。
そりゃそうと、この映画、何でジョニー・ディップが出演してるの?