劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語

友人に、一緒に行かないー? と誘われて、ええよ~、と映画を観に行って来た。
何を観てきたかと言えば、『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』。

真っ向勝負で白状すると。
ワタクシは、まどかマギカ、というアニメは、「まどマギ」って名前と、魔法少女ものである、という二点しか知らなかった。
テレビ編のストーリーは欠片も知らない。何時、何処の局で放映してたのかも知らない。
が、ワタクシのような(と言うと語弊かも知れないけども)、B級~Z級なお馬鹿映画スキーは、映画に関しては激しく打たれ強いので、何も知らんとも、二つ返事でLet’s Tryが出来るんだな、これが(笑)。

という訳で、本日の一本@上映中のアニメ/邦画。
『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』
2013年 配給先:ワーナー・ブラザーズ映画。
その他詳細&粗筋は素っ飛ばす方向で。
上映中だしね。

──えーと。
何はともあれ、あの物語の中での位置付けがどうあれ、キュウベエは可愛い。猫もどきみたいな奴。
ラブリーだ。ああいう生き物欲しい。中身は兎も角。……うん。中身は……中身は、解体してみたい。生体だろうけど。
って、そりゃそうと。
一言で感想を告げるなら、個人的には面白かった。
色々イッてた。
何事かとも思ったけど。この映画の制作者さん達は、ちょいと、脳内異次元か? とも思ったけど。
──あれは、狂気の物語に見える話、なんだろうな、多分。
狂気に見える正気。
うむ、乙だった。
テレビ編(?)、レンタルで借りられるなら見てみようかなー。

LOST WORLD 2013

本日の一本@日本未公開映画。だと思う。
『LOST WORLD 2013』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『Jurassic Attack』
ジャンルは、発売元に曰く、恐竜パニック・ムービー。
レーベルは、ニュー・セレクト。発売は、我等がアルバトロス。
んで以て、以下、粗筋。ぶっちゃけ、自分で纏めるのは面倒臭いので、我等がアルバトロスのサイトのDVD紹介ページから一部を転載。

南米のジャングルで、米軍特殊部隊が遭遇した驚異。 そこは5000万年の時が止まった《失われた世界》だった。 ティラノサウルス、ヴェロキラプトル…。 襲いかかる凶暴な恐竜の群れ。 彼らは恐るべき敵を倒し、ジャングルを脱出できるのか?
迫力満点の映像で魅せる人気バツグンの恐竜パニック・ムービー最新作!!

…………うん、粗筋に偽りはなかった。
が、迫力満点の映像で魅せる、という部分には、かなり偽りがあると思う。偽りと言うか、誇大広告。
レンタルビデオ屋の店頭で偶然見掛け、「んー、この手のは一応観ておくかなー……」という程度のノリで借りてから、何となく、これはアルバトロスが出してるっぽい、との予感に従い確かめてみたら思った通りで。
「偉い、私。アルバトロス関係は嗅ぎ分けてる」と、ほっこりしてはみたものの。
塩っぱかった……。大変、塩っぱい映画だった……。
まー、アマゾンの奥地に迷い込んだら、絶滅した筈の恐竜達がー! って話らしい、と知った時から、正直期待はしていなかったけれども、それにしてもな……。
何が塩っぱいって、売りである筈の『迫力満点の映像で魅せる恐竜さん達』が、「うわー、お金掛けてないCG……」な辺り。
そこ以外も、全体的に残念感が漂ってたし、やる気の欠片も感じられないとまでは言わないけれど、メリハリもなかったし、ラストは、お約束、「米軍人強い」なノリだし。
つーか、お米の国のB級~Z級映画関係者は、オチで、何でもかんでも爆発させる癖を何とかした方がいいんじゃなかろうか。
せめて、開き直ったお笑い系に走っていれば未だ観られたかも知れないけど、これは、個人的には、B級としても凡作、と思う。

本日の一本@有名処な邦画。
『乱』
1985年の、日本とフランスの合作。配給は東宝。
黒澤明監督のあれ。
もう何年も前に観たきりだったけど、何でか急に観たくなった。

粗筋などの基本情報のみならず、感想も、今更語るまでもないような気がする有名な映画。
でも、観たの結構久し振りだったから、忘れちゃってたシーンとか割にあった。
んで以て、三の城が落城する場面での仲代達矢さんの演技とか、すんごい素晴らしい、と改めて思うと同時に、昔は意識しなかったけど、多分、小さい子供に見せたら泣くな、とも思った(笑)。
個人的に、シェークスピアは好きなので、シェークスピアの『リア王』が下敷きなこの話も好きではある。
もう一寸だけ、登場人物達が下衆だったら尚好みかも知れない(笑)。
ま、あくまでもリア王を下敷きにしたってだけなんだろうから、シェークスピア作品に登場する人物達の、そりゃーもー素晴らしく素敵なド汚さっぷりを、そっくりそのまま持ち込むって訳にはいかなかったんだろうけど。
そういう映画じゃなかろうし。

座頭市/オブリビオン

本日の一本目@邦画
『座頭市』
2003年 松竹
北野武監督版の奴。
尚、今更、この映画の基本情報書く必要はないと思うので、その辺は素っ飛ばす方向で。
ご多分に漏れず、私も、座頭市と言えば勝新太郎さん、な口だけど、北野監督版の座頭市も、稀に観たくなる。

個人的に、この映画って厳密な意味での時代劇ではないと思うけども、これはこれで、私は有りだと思うの。
これって、映画、とか、時代劇、とかじゃなくて、娯楽だと思うのね。
エンターテインメントでもなく、娯楽。又は、或る意味での禁じ手。
記憶違いだったら申し訳ないけど、以前、監督ご自身が、勝新さんと同じ土俵で撮ったって勝てる訳ない、みたいな意味のことを仰ってて、「そりゃー、そうだわな」と思わず頷いちゃったし。
同じ土俵に乗っちゃったら、誰がどう頑張ってみたって勝新の座頭市には勝てないんじゃないかな。剰え、もう鬼籍に入られちゃった方だし、勝新さん。
だから、何処までも個人的に、上手いことやったな、とも思うし、これはこれでいいじゃん、厳密な意味での時代劇でもないし、オリジナルみたいなもんだし、とも思う。
故に、思い出した頃に観ちゃうんだな、この映画。

続き、本日の二本目@日本でも公開された作品。
『Oblivion』
2013年の、お米の国の作品。
邦題は、まんま『オブリビオン』。
ジャンルは、SFスリラーだそうで。
SFって処には完全同意だけど、スリラー、と言われると、私ゃ首傾げたくなる。
尚、主演はトム・クルーズ氏。
B級じゃないよ!(笑) 観たいと言い出したの、私じゃないし!(笑)
更に尚、この映画、今年の春(日本では初夏)公開になった映画で、DVDも、つい先日レンタル開始になったばかりなので、諸々は公式へのリンクで代用。
B級~Z級じゃないからネタバレはしない(笑)。

それでも、差し障りない程度に、どんな映画かをチラリと書くと。
エイリアンの侵略を受け、地球が壊滅的な打撃を受けてより六十年後の2077年、残された人類は他惑星への移民を果たすが、主人公(ともう一名)は地球監視の任務の為に、人類の姿が消えた地上に残っていて……──。
……みたいな話。

久し振りに、とーーーー……ってもベタな映画を観た気がする。
展開の殆どが読める。そして予想が的中する(笑)。
素敵にベタ。ベタベタ。
今更、それが大作だろうがZ級だろうが、異星人が攻めてきたー、地球が危機ー、人類が危機ー、みたいな筋書き部分には突っ込もうとも思わないけど(笑)、その部分も差し引いても尚、という奴かと。
でも、ベタな話や展開って、ベタであるが故に、つまらない訳じゃないんだよね。悪い言い方しちゃえば、ベタだから観ていられる、みたいな。
この映画もその口かも知れない。
少なくとも、私はつまらないとは思わなかった。正直、面白かった! とは言えないけれど。
……まあ、あれかなー。個人的感想としては、安定処と言うか、鉄板処と言うかな映画だねー、な感じかなー。
但、ワタクシ、ちょっぴりだけB級~Z級映画を多目に観ている所為で、その辺の耐性が強めなので、実際はどうだろう、とも思う(笑)。
…………あ、でもでも。
ラストの部分だけは、個人的には頂けなかったなー。
あそこでああしちゃうと、突っ込んじゃいけない処に突っ込みたくなる……と言うか、突っ込まざるを得なくなる。

リンカーン/秘密の書

本日の一本@B級ではない。と思う。と言うか、思いたい。
『リンカーン/秘密の書』
2012年の、お米の国の作品。
日本では、去年の晩秋に公開されたのかな?
原題は、『Abraham Lincoln: Vampire Hunter』。
アメリカの歴代大統領の中で、最も優れた大統領に選ばれることも多い、第十六代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンは、実は、ヴァンパイア・ハンターでもあったんだよー、という話。
それ以外、粗筋の語りようがない映画……だと思う。
何でも、当時のアメリカでは、吸血鬼ブームみたいなのがあったそうで、それと、丁度その頃大統領やってたリンカーンの人生みたいのを、合体させて作った映画らしいとか何とか。
尚、以下、若干のネタばれが含まれているので、ご注意を。

──この映画、彼の大統領の幼少期から話がスタートし、南北戦争に於ける事実上の決戦だったゲティスバーグの戦い辺りがクライマックスなのね。
主人公がリンカーン大統領だし、彼が主人公な以上、ゲティスバーグの戦い辺りに盛り上がり所持ってくるってのは、妥当っちゃ妥当だと思ったし、一等盛り上げて来るのはゲティスバーグだろうとも思っちゃいたけども。
人@北軍vs人外@南軍ってな図式でゲティスバーグの戦いを描いた映画を見たのは初めてだったので、何ちゅーか、間違った意味で感慨深かったよ……。
異国の歴史ながら、そんな風に弄っていいのか? と一寸思ったよ。
ま、まあ、ファンタジーな映画だから、何でもありがな、うん。
でも、ゲティスバーグの戦い…………。
──映画自体は、うーん……。或る意味、鑑賞に挑むのが辛い映画かなー……。
B級、と割り切って観ちゃえば凄く楽しめるのかもだけど、B級と割り切るには、うーん……、だし、それ以上かと言われても、うーん……、だし。
確かに、奇想天外だとは思うんだけどねぇ。その部分は、ナイスだと思うんだけどねぇ。奇想天外な設定って以外、お薦めポイントが見当たらないと言うかねぇ。
多分、全体的に大味なんだと思うんだな。
故に、個人的にはこの映画もビミョー。