本日の一本@一寸、懲りない自分が嫌になってきたけどチャレンジしちゃった日本未公開映画。
『キング・ソロモン』
2008年のアメリカ作品。
………………ちょーーーっと、観たのを心底後悔した……(遠い目)。
気紛れを起こしたのよねー。最近、冒険活劇系を観てない気がするなー、何か適当なDVDでも借りてみようかなー、って。
──簡単に言っちゃえば、ソロモン王の秘宝を探しに行きましょう、って話なのね。
主人公の冒険家は、秘宝を探しに出掛けたまま帰って来ない兄ちゃんを捜したい貴族の娘さんと、行方不明の兄ちゃんの友人な、やっぱり貴族の息子さんに雇われる形で出掛ける訳だ。
でも。
最後まで秘宝が出てこないんだな、この話。
しかも、全体の八割に意味がない。
無意味成分80%。
第二次世界大戦よりは古い時代、っつー設定なのは、作中の科白や衣装や武器その他で見当は付くんだけど、作中の年代も明確になってないし、宝探しに行くんだ! っつってんのに、所謂、謎解き部分がない。
……どっから手に入れたんだかも謎な地図見ただけで、伝説の秘宝の在処に辿り着けてどうするんだよ、冒険活劇なのに! 話として面白くないじゃんか! 盛り上がらんだろうがっっ。
だってのに、この手の話には半ば付き物の、罠とか掻い潜ってー、みたいなのも皆無だしさー。
プロローグからして無意味だしぃぃっ! と言うよりも、プロローグで既に、駄目な空気がヒシヒシと漂ってたしぃぃっ!
あーもー、何かもー、制作者を殴りたい。
久し振りに、観終わった瞬間、「駄目だ…………」とソファに突っ伏した。
因みに、発売元はアルバトロス・フィルム。
ま、負けるもんかっ! 負けない、アルバトロスの罠なんかにっ!(笑)
でも、気力は削ぎ取られたな……。
キラースノーマン
本日の一本@日本未公開映画。
もー、欲しくって欲しくって、やっと見付けて買ったビデオの一本。
その名も『キラースノーマン』!
1996年のアメリカ作品。
最高に馬鹿な映画の一つだとワタクシは思う。んで以て、確実にZ級。
──五年間で38人殺しまくった殺人鬼が、死刑執行当日の真夜中、ハプニングに遭遇して、その果て、雪だるまになってしまうという、スクリーンに向かって生暖かい声援を送りたくなる馬鹿映画(笑)。
まーーた、この雪だるまってのが、何処からどう見ても着ぐるみにしか見えないんだ。
向こうの雪だるまって三段重ねだったりするから、余計モコモコで、登場人物達の背後に、ヌーーー……っと立つ姿が、激しく間抜けなんだ。
製作した方々は、多分、七割はホラーのつもりで作ったんじゃなかろうか、と思うけど、九割五分はコメディとしか思えない。
ラブリーな着ぐるみにしか見えない凶悪雪だるまが、殺人鬼と化して、ってだけだったら、単なる駄目映画で終わっちゃうんだけど、通常兵器が一切効かないにも拘らず、ドライヤーに負けるトコが素晴らしい。
小さな片田舎が舞台なんだけど、その小さな町の雪だるまフェスティバルに居合わせた人達が、全員でドライヤー構えて雪だるまに迫ってくんだよ。
受けない訳がない(笑)。
人参で出来てる鼻を、自分で『下』に付け替えて裸のおねーちゃん襲うし(笑)、この手の映画のお約束の、復活しちゃうかも知れないぜ! な鉄板ラストだし。
笑うしかないよね、としか言えない笑いを有り難う(笑)。
焼け糞だったとしても、こういうのを本当に作っちゃう心意気が素晴らしいよ!(笑)
ターミネーター4
本日の一本@劇場にて。
『ターミネーター4』
このシリーズ、一通り観てきてるから、今回も観なくちゃ! と元気に。
B級とは、おゼゼの掛け方が違ったわ……(笑)。
振り返ってみたら、ターミネーターの1は1984年の作品だった、ってことに、一寸驚いたわ。
もう、そんなになるのねー。
──公開になって一ヶ月経ってないから、多くを語るとネタバレになっちゃうんでアレだけど。
正直、ターミネーターも4作目だからねー、どうだかねー、ってなノリで出掛けたんですな。
余り期待してなかった。
ワタクシはどっちかって言えば、ターミネーターは2までで良かったんじゃ? な方で、3は、ラストがああだったから個人的にはOKだけど、な口でもあったんだけれども。
4、私は楽しめた。
まー、「それがどうした?」って部分がない訳じゃないと言うか、「……で?」と呟いてみたくなる気分に陥りそうになる箇所があったりもしたけど、あれはあれでいいんじゃないかと。
ストーリー展開、ある意味での王道かも知れないし。
『審判の日』からT-800が造られるまでの間に起こった、エピソードの一つ的な話、と捉えるのも有りかな、って気もするし。
但、既に六作目まで制作予定ってのは、どーかなー……。
そろそろ、打ち止めにしといた方がいいんじゃないかなー。
本当は、『トランスフォーマー リベンジ』も観たかったんだけど、それ以上に観に行きたいのが出てきたので、トランスフォーマーは、レンタルにする。
私は、『ウィッチ・マウンテン』を観に行きたい!(握り拳)
でも、手塚治虫原作の『MW』も観たい。
レディースディな、安い日狙うしかないかな。
ストームゴッド
本日の一本@今宵も負けずに──正しくは懲りずに──日本未公開映画。
しかも発売元は、我等が『アルバトロス・フィルム』!
……本当に、懲りてない。
多分、何時までも懲りない。
『ストームゴッド』。
ちょーーーっとイっちゃった老考古学者が、古代の神様が「復活させちゃ駄目なんだってば!」と頑張って封印した魔神を復活させちゃって、結果、「あれ? 地球崩壊規模の嵐が起きてる?」ってなことになっちゃったよ、って話。
我ながら、緊迫感の欠片もない説明だけど、嘘偽りなく、そういう話。
尚、夕べ見た、翼竜の映画よりも遥かにマシだった(笑)。
但ねえ……、やっぱり、B級だなあ、ってのは確かだったかな。
後、所謂処のヒーローに当たる兄ちゃんが、良く言えば「小太り」だったってのが、如何とも(笑)。
CGは頑張ってたよ(笑)。
スカイ・ファイター
本日の一本@日本未公開映画。
『スカイ・ファイター』。
因みに、発売元は、毎度お馴染み『アルバトロス・フィルム』で、アルバトロスの公式に載ってる、この映画の紹介文をチョロっと拝借すると。
『ヤツを撃ち墜とせ
バイオ実験が生んだ最終兵器 翼竜レプティザウルス
世界最大にして最強 アメリカ太平洋艦隊
ハイテク戦闘機vs翼竜レプティザウルス
勝つのはどっちだ?』
……だそうですが。
戦ってないじゃんか! ハイテク戦闘機と翼竜が、作中、何時戦ったんだよ! アメリカ太平洋艦隊が、作中のどのシーンで翼竜と戦ったんだか言えるもんなら言ってみやがれ!!
………………流石だ。流石過ぎる、アルバトロス・フィルム……。
でも、あの会社のここまでの開き直りっぷりは、いっそ惚れる(笑)。
……あ、感想?
感想はね、映画開始十秒で、「ああ、この映画の全てをこの十秒で物語れる」とシミジミ出来る、初代仮面ライダーの敵@ショッカー所属の、バラエティーに富んだ怪人の方々の方が遥かにご立派、って言うか、比べたら東映に叱られる、な特撮を、人生の貴重な二時間を使って見ちゃったなー、って感じかしら?
主人公が誰かも判明しないし、軍対未知の生物な戦闘物としても痛かった。
銃弾効かないっつってんのに、M-16とオートマグで何とかなる訳ないだろう? 設定的に無理だろう? と言うか、上空から襲って来るから気を付けるんだ! って言い合いながら、何で貴様等は隠れる所が何も無い道のど真ん中を、し○○○ん弾しか撃てないハンドガン片手に進むのだ!? ──と、ワタクシは切に訴えたかった。