ice cream castles in the sky

Monthly Archives: 3月 2010

川喜田半泥子のすべて展

今日は今年2度目の川喜田半泥子展へ。1度目は正月に只券を貰った銀座松屋、今日はちゃんと自腹で横浜そごうで見てきた。
1度目がとても面白く、年初に元気が出る良い展覧会だったから、今回内容がいくらか変わるということでもう一度と決めた。
こんな場所から世間を眺められたら楽しかろうなあと思われる境地に棲むことが出来た人だと思う。今回は1度目よりもさらに作者の輪郭が浮かんで見えた。
隙だらけなのだ。
銀行の頭取まで務めた実業家としての顔の反動?好きなようにろくろを回し続け素人を通した作陶活動。もちろん一つ一つの作品自体には隙や弛みは感じられない、どころか(多作であったことを思えばさらに)完成度の高さに驚くしそれぞれの宇宙にどっぷり楽しめる。
しかし作品と作品の間にはゆったりと堂々と隙があり、圧倒的な存在感や緊張感は感じない。でも(そちらの世界には疎いから想像でしかないけれど)たとえば良い茶室というのはもしかしたらそう言う空気感の中に存在するものなのかもしれないとも思う。
これでいい、という説得力を感じるし、何よりそれらを見ていると何だかわくわくしてくる。
作品は個人蔵が多く、まとまった個展となったのは関東では18年ぶりとのこと。それも今回のような規模では初めてということだった。
「東の魯山人、西の半泥子」とも称されるらしい。個人的には圧倒的に半泥子ファンになった。
川喜田半泥子のすべて展 横浜そごうでは3月22日まで。その後山口県立萩美術館、三重県立美術館と巡回。

OSX 10.6でキーボードビューアを使う

SnowLeopard(MacOS X 10.6)は良いOSだと思う。でも不満が無いわけではない。そのひとつがキーボードビューアだ。
仕事をしていると数百のフォントを使う(もちろん一つの仕事に多数のフォントを使う訳ではない)。装飾系(記号)フォントもその一種。フォント名にOrnamentsと入っている場合もある。
これは普通の文字キーで記号や飾り罫、はたまた虎や鳥のアイコンを打てたりするもので、さすがに幾つもの装飾フォントの“A”のキーは何、“K”のキーは何と憶えきれてはいない。
そんな時に重宝したのがOS X 10.5までのキーボードビューアだった。システム環境設定>言語環境>入力メニューでキーボードビューアにチェックを入れる(10.6ではシステム環境設定>言語とテキスト>入力ソース)とメニューバー右の文字入力メニューにキーボードビューアが入り、これを選んで立ち上げれば画面上に利用中のキーボードのシミュレーションが現れる。その左下のフォントメニューからキー配列を知りたいフォントを選ぶとどのキーに何が配置されているかが実際の形として見られるという仕組み。キーボードビューア上でクリックすることでその文字(記号)を打ち込むこともできる。
この機能がSnowLeopardでは無くなってしまった。いや、キーボードビューア自体はあるのだが、フォントによるシミュレーションの機能が省かれてしまった。
困っている人は多いらしく、Apple Discussions Boardにヒントが見つかった。「キーボードビューアでフォントマッピングが表示されません」これである。
自分のメモ用に改めて書いておこうと思う。うちで稼働中のマシンは10.6か10.4。

  1. まず10.4のマシンの中からKeyboardViewerServer.appを探す。
  2. 場所は/System/Library/Components/KeyboardViewer.componentの中。KeyboardViewer.componentはパッケージになっているのでコンテキストメニューで「パッケージの内容を表示」する。
  3. そのContents/SharedSupport/KeyboardViewerServer.appに見つかる。(.appは拡張子を隠している場合は表示されない)
  4. これをコピーして10.6のマシンに持ってきてDockに入れるなりしておけば良い。僕はDockにツールを集めたフォルダを登録してあるのでその中にエイリアスを入れた。
  5. これで準備はできた。KeyboardViewerServer.appを立ち上げると、あの便利だった頃のキーボードビューアが現れ、同じ勝手で使うことができる。

それにしてもAppleは何でこの機能を退化(僕にとってはそう思う)させてしまったのだろう。欧米でも同業者はOrnamentsフォントは使う筈だと思うのだけれども。
追記)
一般の利用者にとってキーボードビューアの役割はオプションやシフトの修飾キーを押しながら打つ特殊文字(©とか£など)を使いやすくするものであるから、装飾フォントを利用しない大部分の人には関係無いと言えば、まあそう。(OS Xには購入時の標準の状態でWebdingsという装飾フォントが搭載されていたりするんだけれど)