MacOS X 10.3
25日、MacOS X 10.3の発表イベント。Tシャツをもらってくるようにという命を受け、初台へ向かった。いつもなら午前中に届くはずの既に予約してあった新しいOSのパッケージはまだ来ない。多少イライラしつつも、土日は非常に忙しくインストールもままならないだろうことが端から分かっていたのでまあいいかと出かけようとしたときにそれはやっと届いた。
イベントは音響がワンワンしちゃってほとんど言葉は聞き取れず、雰囲気だけ楽しんできた。途中オペラシティ探検に切り替えてしまったことは内緒だ。Tシャツは無事ゲット。数時間で右から左にスルーされることも知らずに、Xのメタル調のロゴが鈍く光っている。
その日の夜、仕事にはまるまでの短い時間でサーバの移転をしようとした。メインのマシン内にサーバも同居させていたのをパンサーインストールを機に、またDT266の方に戻そうと思ったのである。相変わらず言うことを聞いてくれないマシンで(DT266がすべてそうだという訳ではない。以前使っていた別の266はすこぶる調子が良かった)手こずる。仕事のスタート時間がずるずると押されていく。
25日中には10.3をインストールする時間などなかったので翌26日の夜遅くに出仕事から戻り、満を持して作業を始めた。インストーラのきびきびした動作にこの後の期待も高まる。
さて、その期待はしっかり実感することができたのかと言えば、それ以上のものだった。人の評判を読まずに純粋な自分の感覚だけで言うのだが、かなり動作が機敏になったと感じる。重いものを引きずる感じだったのが、“エアホッケー”のパックを動かすようなすいすいとした感じになった。虹玉はやはり時々回るのだがそれもあまり気にならない。新しいインターフェイスも気に入っている。文字の表示についても行間が詰まって見えちゃうソフトがあったのだけれど、いまのところ解消されているようだ。safariの日本語対応やスタイルシートの表示もさらに進化したように感じる。他に仕事に使う一通りのアプリケーションも起動してみたけれど、問題なし。それどころかそれぞれの動作が速くなっている。どんなハードの新製品よりもこの新OSを楽しみにしていたのだけれども、いまのところ割合満足している。ここまで来たんだなあという妙な感慨があるのも、知る人ぞ知るOS Xβ版(early OS X)のために新宿高島屋前に延々並んだ記憶がよみがえるせいか。
事前に漏れてきたところでは、ことえりも随分良くなっているらしいし、新機能も楽しみだ。ぼちぼちと試してみたい(Exposéだけは用もないのにタイル表示させたりしてすでに遊んでいる。#あ、えくすぽぜをExposéに一発変換するなんんてかわいいじゃん)。