フランシス・ベーコン展
評判が高かったベーコン展を見に行くことができた。
実に面白い展覧会だった。
あれだけ力強く、描きたいものを描いていることが痛快で気持ちの中では大笑いしながら会場を廻った。
客を見ているのも悪くなかった。ベーコンを語る人や分からないという人、そういう人たち越しに見るベーコンの絵はひっくるめてエンターテイメントになっていた。
ただ、そういう人たちの何人かが若干気になったのと、やらなければいけない事が山積みの仕事を残していることがちらついて多少醒めた見方をしてしまったかもしれない。
どんな見方をしようと見たものは見たのだから問題はないのだが。
そういう見方をしてしまったせいか、二日酔いのように今日になって頭に浮かんでは消える。
それだけ強烈だったということか。