あるお返事
ニューヨークファンの友人夫婦の旦那の方がこう言ったそうだ。「靴下に、穴空けてやる」
ぼくはメジャーリーグではボストン、プロ野球では横浜のファンである。具体的にいうと現ニューヨークのロジャー・クレメンスがエースだったころボストンを好きになり、大洋ホエールズが横浜大洋と名前を変えた頃から横浜を好きになった。ただし大洋の平松がかみそりシュートで王、長嶋をなぎ倒していた頃は巨人軍が好きだったということは正直に言っておく。
横浜は優勝以来、今年も相変わらずの体たらくだけど、ボストンは例年通りなかなか強い。なかでも今年は優勝が現実になりつつある。
ここ数年毎年同じリーグ・地区のヤンキースにやられてきた。ヤンキースとは因縁が深い。有名なベーブ・ルースは実はボストンで投手としてデビューしている。バッターに転向してさあこれからって時にトレードになった。「ルースはそれを根に持っていてその呪いでボストンは優勝できない(バンビーノの呪い)」なんてまことしやかに言われたそうだ。大成したベーブ・ルース対策にボストンはフェンウェイパークのレフトスタンドの壁をばか高くするというとんでもない手段に出た(グリーンモンスターとよばれる)。
ロジャーについてはちょっと違うパターンだ。先に書いたとおり、ロジャーはボストンで大エースだった。2年連続を含む3度のサイヤング賞をボストンで取っている。96年のオフにフリーエージェントを行使してトロントへ移籍。その2年後ニューヨークに移った。最近では「殿堂入りするならニューヨークの選手としてしたい」などと発言してボストンの旧ファンを激怒させたことなんてこともあったけれど、ボストンのファンはロジャーの勇姿を忘れていない。
前置きが長くなったけれどある「私信」に答えるためっす(笑)。
ニューヨークファンの某友人夫婦の旦那の方がこう言ったそうだ。「靴下に、穴空けてやる」。けっ、である。ここ数年、お宅(ニューヨーク)は大枚はたいて選手を集め、赤い靴下にせっせと小さい穴を開けてやっとこさそこから抜け出して優勝していたけれども、今年はそうはいかない。現エースのペドロ(マルチネス)が故障がちなのが不安の種ではあるけれども夏場過ぎ彼が磐石となればそう簡単に綻びは出ないのだ。かっかっか。
それにしても日米共に今年は故障者の多いシーズンだよなあ。
それから、ゴジラはうちとやる以外のゲームの時に打ってくれよ(放っておいても彼ほどの選手なら活躍してくれるだろうけれど)。頼んだぜ。じゃあな(<って誰に)