よろん小唄/ラッパ節
高田渡/金城恵子1998
ジャケットから先ずぐっとくるこのシングルCD(マキシ)について、何を言ったらいいのだろう。
「ブラザー軒」とともに1999年の渡ショックの中心になった曲でした。
よろん小唄(作者不詳)
一銭五厘の葉書さえ 千里万里と旅をする
同じ琉球に住みながら 逢えぬ我が身の切なさよ
私が貴方に惚れたのは ちょうど十九の春でした
いまさら離縁と云うならば 元の十九にしておくれ
元の十九にするならば 流れる水に字を書くよ
明けて八月雪も降る 焼いた魚も泳ぎ出す
見捨て心があるならば 早くお知らせくださいね
恋に焦がれる蝉よりも 泣かぬ蛍が身を焦がす
主さん主さんと呼んだとて 主さんにゃ立派な方がある
いくら主さんと呼んだとて 一生添えない片思い
奥山住まいのうぐいすが 梅の小枝で昼寝して
春が来るような夢を見て ホケキョホケキョと鳴いてます
花も咲くような夢を見て ホケキョホケキョと鳴いてます