選挙の日に
大統領の理髪師
東京映画祭のプレイベントとして昨年の観客賞・最優秀監督賞である『大統領の理髪師』が上映されるというイベントがあり、招待券を手に入れた友人のご相伴に預かり赤坂区民センターホールへと出かけてきた。この日は衆議院選挙の日。選挙権は事務所を置いている街に残したままなので、早めにそちらに向かいついでにひと仕事して近所の小学校で結果的には負けた人に投票。
無事友人と合流、鑑賞。映画はいきなり選挙のシーンから始まる。主演の俳優さんを含む家族が演じる庶民の風景がとても良く、自分と同時代だったことやお隣韓国の映画ということもあり妙に懐かしさも漂う。歴史的には日本の影も見え隠れしつつもそれを否定するでもなく肯定するでもなく、庶民の目ってそうなんだよなあと感心したり。そんな普通の人が大統領の理髪師になってしまって…というドラマ。でも庶民は最後まで庶民。しみじみとほっとする良い映画だった。サンキュ、友だち。
ひとしきり茶などして(お酒には少し早かった)、開票速報を楽しみに帰ったのだけれど、久米さんが番組開始直後に出口調査の結果を発表して、ああそうなの、と思ってなんとなくごろっと横になったらそのままうたた寝してしまった。