ice cream castles in the sky

霧と砂の家

砂と霧の家 特別版最近恒例になりつつあるTSUTAYA週一の格安日のレンタルで先週「霧と砂の家」と「Round Midnight」を借りて来たのだけれど忙しくてRound Midnightは見られなかった。残念、もったいない。
霧と砂の家は「家」についての思い入れとか、移民の悲哀とか、良くできたストーリーだと思った。ちょっと作り過ぎかなという気もしたけれど、面白かった。移民の気持ちは実感するというわけにはいかないのだけれども、想像はできる。故郷のことを否定されたら、それは辛い。ただ、実感できない故のもどかしさはあり、それも含めて割合淡々と見てしまった。おまけの予告編にあったように全米が泣いた(とは書いてなかったけれども)というような感動には至らなかった。でも本当の悲劇っていうのは案外淡々としているものなのだとも思う。美しい絵づくりもあって、余韻は強く残った。
代々そこに在る家とかそれを継ぐという思いは洋の東西を問わずに強いものなんだね。先日のハリケーン、カトリーナの被害の最中、現地の人が家を離れたくないと強制退去を拒んでいた様子も思い出した。実家を放ったらかしていい加減な暮らしをしている僕でも田舎を大切に思う気持ちはないではない。ただ、そこまで執着はしないかな。

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