心配
新聞によるとオシム監督の緊急事態に際して、結局機能したネットワークはフランス経由で、余計な時間を要してしまったらしい。世界のサッカー界の宝とも言える人を監督に迎えておきながら”ホットライン”も確保していなかった関係者の落ち度は明確に責められなければならない。
代表の試合はテレビ等で割合見ている。素人目ながらオシム監督のフットボールは日本代表に対して、「球蹴りがうまい子」を集めてお茶を濁していた一時期と違って一筋の明確な方向性を念頭にチームを組み立てているように見えていただけにとても残念だ。メディアを通じてのそのお人柄にも好感を持っていた。
この件に関することだけではないがウェブやメディアでの書き込み、物言いの一部は絶望的と言っていい。嫌悪すべき人種、ただそれっていつどんなタイミングで自分がそちら側に転じてしまわないとも限らない危うさは恒にあるのだとは思うけれども。
ともあれ日本を愛し、代表監督として命がけで取り組んでくれた人の全快に限りなく近い意味での回復を祈る。