米陸軍は、戦場で兵士を見えなくするスーツを1年半以内に開発したいと考えている。カナダのHyperStealth Biotechnology社など一部の企業はすでに、米陸軍が求める条件をもう少しで満たせるところだと主張している。
情報源: 米陸軍、1年半以内の「透明スーツ」開発を目指す « WIRED.jp
戦場での透明化は割合簡単なんじゃないかな。記事中の写真にあるように迷彩服でさえこれだけ「見えなく」なるんだから。シビアな条件での完全透明化は必要ない。
透明人間という名前には誰もが何がしかの興味を持っていると思う。SF的なお話では物質として無になり、同時に意識や五感はそこに残っているというタイプと、ペンキをかければ姿が現れてしまうというタイプとがあった。現実味を帯びてきているのは後者の方だが、ところでそもそも透明人間化は現代の戦場でどの程度役に立つのだろう。
この技術がテロリストに渡ったらということも考えると怖いものがある。誰にも知られずに目標に近づき仕事を成すことができるのだろうか。
それにしても透明化技術って平和利用が今ひとつ想像できない。自動車の後方を確認するためのあれこれなどを読んだことがあるけれど何だかピンとこなかったしな。
今年のSXSWで注目を集めた、日本発の農業ガジェット「SenSprout」がIndiegogoでキャンペーンを開始した。 SenSproutは、センサーを使って土壌に含まれる水分をモニタリングできるガジェット。双葉の形を模していて、根っこに当たる部分には導電性のインクで電子回路を印字。これが土の中に含まれる静..
情報源: 「世界の農業変える」日本発のガジェットSenSproutがIndiegogoに登場 | TechCrunch Japan
ドローンもテスラも面白いけれど本筋で興味津々なのは農業分野。
この記事のような開発は出来るものならやってみたいものだ。まあ今となっては無理だけれども。
それでも農業には何かの形で絡めないかと、割合強く思う。実家にはほんの僅かだけれども放置したままになっている農地がある。将来あれを活用できないか、とか。
テスラの家庭向け新バッテリー「Powerwall」の発表から1週間。その予約台数は38,000を超え、企業や公益事業向けの「Powerpack」にも2,500台の予約が入っている。需要は予想を超え、来年半ばまでは品切れ状態になるという。
情報源: 1週間で38,000台超──テスラの「家庭向け新バッテリー」が大人気 « WIRED.jp
いや、これ、確かに小金あったら欲しいもん。テスラ熱いよなあ。3D、ドローンと来て今テスラ。面白い。
スマートウォッチ「Pebble」の新モデル、Kickstarterで再び大成功 « WIRED.jp.
WIREDの記事を見てまた考えた。
どうなんだろうね、スマートウォッチ。このPebbleなんて結構いい感じだけれど、だからと言って一般的に街中に広がるかといえばそうはならないだろう。
まるで世界全体がAppleWatchの登場を待っているようだ。
それはまだ触りようがないから想像するしかないのだけれど、発表されたデザインは意外にオーソドックスなものだった。きっとそれは使ってみれば時計ではない何かなのだろう。
たとえばこのPebbleは言わば「レトロ未来」っぽい風貌。逆にどこのメーカーだったか、あるいはコンセプトデザインだったか、目一杯未来感を表現してみましたっていうようなモノも見たことがある。でもそれらはジタバタしても過去や今の地続きなんだよな。機能も便利そうだとは思っても想像できるものばかり。
AppleWatchが面白いのは他のApple製品と同じく、それが出る前と後が地続きではないこと。その向こうの未来へのジャンプを体験させてくれることなのだと思う。
ジャンプしてしまった後では、それが当たり前になってしまう。その世界ではスマートウォッチといえばAppleWatchしか無い状態がしばらく続く。以前あったスマートウォッチ的なものはジャンプする前の世界に置いてきてしまった。
もちろん新製品がビジネスとして成功するかどうかは別の話で、どのくらいの人数の人が「アップルランド」に出かけ、そのアトラクションに参加して小さなジャンプをするかにかかっている。
今回はあまり流行らないのではという人たちもいるし、多分私は最初のジャンプには参加しないけれどウォッチャーとしては見ているだけでも十分楽しめる。
Androidのバージョンが新しくなって5.0 Lollipopとなったとか。YouTubeでいくつかレビュー動画を見てみたのだけれど今ひとつな感じだな。高解像度な動画が幾つも見られるこの頃なので割合正しい印象ではないかと思うけれど、実機を手にとってしばらく触ってみないとわからない部分もあるだろうから、機会があったら確かめてみたいものではある。
新バージョンでも思いついたことややりたいことをどんどん取り入れてくる元気さはいいし、素晴らしいアイデアもたくさんあると思うんだけれど、いかんせん全体のベースにあるべきデザインの理念が無いものだから、どこと無くがさつな感じになってしまっている。それぞれの画面は落ち着いた色調やフォント、レイアウトなのだがそれが繋がってOSということになるとあちこちに(プラモデルで言う所の)バリが残っている感じ。ザラザラして気持ちよくない。それらは前のバージョンから感じていることだから、やっぱり根幹の部分のデザインの問題なのだろう。
それってその手の記事を書く人とか、デザイン関係の人ならみんな思っていることだと思うけれども例えばこういうのを提灯記事っていうんだろうな。
http://www.gizmodo.jp/2014/11/android_lollipop_1.html
iOS使いだから言うわけじゃないよ。今時複数OS、複数スマホ持ちはありふれているしAndroidがどうなっていくのかは本心から楽しみにしている。
例えばWindows Phone OSはしっかりとオリジナル路線を行っていて良さげだと思っているのだけれどいかんせん日本ではなかなか普通に使えない(旧WILLCOMのスマホあたりに搭載してくれないかな。というかできるのはあそこくらいだと思うんだけれど、元々WindowsMobileとは縁があるのだし。まあYahoo!に食われたから無理か)。
Firefox OSやその他のあれこれも気になるけれどやっぱりAndroidがいつの日か独自のコンセプトをしっかりとしたデザインの上に築いてくれて、端末も含めて店でiPhoneと対等に迷うことができるようになってくれないかなと思っている。
MacOS X 10.10 Yosemiteの印象は良質な日常。
良質な、でもごく日常の家や暮らしがある風景を想像する。上品とか美しいというよりも(もちろんそういう部分もあるけれど)「趣味がいい」感じ。そんな静かな家庭のそこここにある「色」。フラットと言われている部分に使われているグレー。ウインドウを操作するボタンの赤、黄、緑。そしてフォルダを始めアクセントを与える役目、フラットな中でここぞという部分を際立たせるための青。遠い記憶を呼び覚まされるようなブルー。そういう静物画(Still Life)のような静かな緊張と安心感の中からこそ創造的な仕事は生まれてくると思う。新しいMacOS X (Yosemite)は素晴らしい。愛している。
スクロールするときに初めてわかる控えめな透明感。ウインドウの影も今まで以上に穏やかに画面に馴染んでいる。目立たなくて良い部分はきちんと区分した上でフラットに。
その辺りがまず目に入るから、人はフラットデザインなんて呼んだ。でもそれ以外のあちこちの何と考え抜かれ生き生きとした瑞々しい色と造形はどうか。フラットなグラウンドはその上を飛び回るあれこれをより目立たせ、音楽のように心に響く。そう、単にここが素晴らしいだけではなくすべてが緻密なメロディーのように連携している。
以前は何もかも中途半端に立体的でリアルさにしても作り物感が強かった。Yosemiteはその名の通りダイナミックに使うものの想像力を彼方まで羽ばたかせてくれる。でもそれは糸が切れたように行方知れずになってしまうことはない。
すべてはごく普通の家の我々のデスクトップにある。趣味の良い品々がざっくばらんに置かれている。そんななかを子供は遊ぶ。子供は遊びの中で彼方まで空想を飛ばすけれども、ふと気がつくと縁側に座り庭を眺めていたりするものだ。
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Macは若干妙な方向に行ってしまっていたと思う。まあそういうハッタリ的なものが必要な時期だったということもあるのかもしれない。Windowsなんてその変な方向に釣られてしまって思い切り追い越したつもりが素人が生け花をしたみたいにゴテゴテとしたものになってしまい自滅した。ただ、その後のあのライブタイルっていうのかな、Windows8のデザインは嫌いじゃない。Surfaceなんてすごく欲しいもん。自滅に気づき大急ぎで立て直しを図ったのだと思うけれども、その辺はさすが。
Macもおっとり刀で軌道修正をした。これでパーソナルコンピュータが行きたかったところ、インターネットが行きたかったところに戻ってこれたと思う。多分その辺りに最初にMacを触った時の感動を思い出させるような懐かしさが含まれているのではないか。
OS9の頃の感覚で止まっちゃっている人ってまだまだいるんだよ。OS Xを使ってはいるものの馴染めていない人を含めて。
そんなみんな、Yosemiteは素晴らしいよ。きっと気にいると思う。
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具体的な使用感や某方面で不具合と言われている部分については個人的なものだけれどまた改めて書きたいと思います。