新聞によるとオシム監督の緊急事態に際して、結局機能したネットワークはフランス経由で、余計な時間を要してしまったらしい。世界のサッカー界の宝とも言える人を監督に迎えておきながら”ホットライン”も確保していなかった関係者の落ち度は明確に責められなければならない。
代表の試合はテレビ等で割合見ている。素人目ながらオシム監督のフットボールは日本代表に対して、「球蹴りがうまい子」を集めてお茶を濁していた一時期と違って一筋の明確な方向性を念頭にチームを組み立てているように見えていただけにとても残念だ。メディアを通じてのそのお人柄にも好感を持っていた。
この件に関することだけではないがウェブやメディアでの書き込み、物言いの一部は絶望的と言っていい。嫌悪すべき人種、ただそれっていつどんなタイミングで自分がそちら側に転じてしまわないとも限らない危うさは恒にあるのだとは思うけれども。
ともあれ日本を愛し、代表監督として命がけで取り組んでくれた人の全快に限りなく近い意味での回復を祈る。
ボストンが来年の開幕戦を日本で行う事が決まった。ただし2連戦。調整が順調に行けば1戦目がベケットで2戦目は松坂だろうな。シリングが投げるのなら借金してでも行くのだけれども、うーん。でもベケットも小さなペドロもサルスベリーも、もちろんラミレスやオルティスや…きりがない…全員生で見られるのなら行くしか無いか。あぁ、書いているうちにやっぱりワクワクして来た。スタジアムはやはり東京ドーム?
夕べテレビでサッカーの試合を見た。AFCっていうのかな。見事浦和が優勝!浦和ファンの友達、おめでとう。スタジアムの熱狂から何からすごかったね。一度国立に誘ってもらったことがあるのだけれどもその時の印象は試合よりもスタンドの赤い波の壮観さだった。夕べの埼玉スタジアムはあれ以上だったのだろうなぁ。もちろん試合も面白かった。
ところで、サッカーのクラブチームって負けが込んで来たりすると試合後居残って幹部を糾弾したりするじゃない。よくニュースで見る、あれってちょっと理解できないっていう話をこの前その友達としたんだ。野球のファンってどんなに弱くて万年下位のチームのファンでもそれなりに楽しく球場に足を運ぶものだけれどなって(Take Me Out to the Ball Game)。そりゃあ野次を飛ばしたりはするけれどもさ。それでも相手チームの選手がファインプレーをしたりすれば敵味方関係なく拍手をする。逆にそういうところはサッカーのヒトって理解できないんだって。面白いね。気質の違いって言うのかな。ただ、野球ファンもサッカーの応援スタイルとかを取り入れたりしているうちにそういう妙なところまで見習っちゃったりしなければいいなと思っている。あ、野球の場合ほぼ毎日試合があるからってのもあるかな。いちいち吊るし上げていたらファンも身が持たねえって(笑)。