先日の山崎飛行士の宇宙からの帰還もそうだったけれど、Ustream等が確実に実質的にメディアの有り様を変えている。
はやぶさの偉業は既存の報道でももっと取り上げられてよかった。
お疲れ、はやぶさ。GJ, JAXA.
「はやぶさ」はどんな旅をしてきたの?
奇跡生んだ粘りと技術…「はやぶさ」帰還
おかえりなさい、はやぶさくん!
△ここすごい!総まとめになってる。
始めてこの技術を知ったとき、思い浮かべたのはジャックと豆の木の話だった。
空に向かって伸びている線が遥か彼方で消えて見えなくなる、そんな景色は現実には人類の誰も見たことのないもの。加えて何かそこから先の未来を強烈に感じるモノでもある。
強力なエネルギーを噴射すれば、そりゃあロケットは飛ぶだろう。ただ、それはすでに現代人にとって特別な風景ではなくなってしまった(実際にロケットの発射を見たことはなくても)。それは飛行機の延長上にあるような気がしてしまうからかもしれない。その割にロケットによる宇宙の旅の安全性のリスクは高いしコストの削減はある程度以上は難しそうだ。
宇宙エレベーターと重力が掛からない地点のステーションを繋ぎ、僅かな推進力で済むそこから様々な宇宙開発を考える。それってとても効率的に見えるし、未来の絵として座りがいい。地球のそれぞれの地域から何本もの「線」が空へ伸びていて、そこから何隻もの宇宙船が静かに離着陸している、そんな絵。 [cross]
なんだSFの話か、と言うなかれ。すでにアメリカのNASAは、この壮大なプロジェクトの基礎研究を始めており、ケーブルの素材を除いて、ほとんどの技術はそろっている。
宇宙エレベーターは高度3万6000キロの静止軌道に浮かぶ(上下に細長い)衛星の一種だ。高度3万6000キロから上下にケーブルを繰り出して、下端は地上まで、上端は高度10万キロまで達する。ケーブルにかかる、地球の重力と(自転による)遠心力は、釣り合って相殺される。