昨日から飲まず食わずで24時間網戸にしがみついてこちらを見ている(ような気がする)コガネムシがいる。
時々位置を変えるから生きてはいるみたい。
砂糖水でもあげたほうがいいのかな。気になる。
と、いましがた黙々と網を登り始めた。いよいよ何かが始まるのか!
追加レポート)
その後2度部屋を空けた。
一度目に戻ると奴は網戸の最上部に登り詰めており、何となく息絶えているように見えた。ちょっと感動した。
その次に部屋に戻った時には跡形も無くなっていた。落ちて蟻に運ばれたか、百舌に攫われたか、それともまだ生きていて新しい場所に飛び立ったのか分からない。
昨日のこと、トイレの前の壁に珍しい蜘蛛がいた。屋内で見るタイプではないから洗濯物かなにかに停まっていたのを連れ込んじゃったのだろう。
足が黒くて細長い。黄色のまだらがある。多分ジョロウグモの一種なのだと思うけれども胴は細く、まるでアメンボを黒く逞しくしたような感じ。
田舎育ちのくせにハ虫類系や蜘蛛・ムカデ系が苦手で、毒がないとか普通に接すれば攻撃してこないと判っているものでも触ることができない。この子たちの中にはむしろ益虫といえるものも少なくないのに。
よく見ると大変美しい連中ではあるのだけれども、多分形(アイコン)としてダメなのだろう。近所の子供がそういうものに馴染んでいる時期にコンクリートの病院の中にいて、出てきてもあまり外に出られなかったことが遠因ではないかと思ったりもする。
昨日の珍客もじっくり観察すると非常に美しかった。しっとりとしたつや消しの深い黒と鮮やかな黄色。無駄のないフォルム。手のひらに乗せてもっとじっくり見られたらいいのにと思う反面、やっぱりダメという気持ちがぶつかって二人の間に厚い壁を作るとともに彼の存在が圧倒的になってきた。
一方で少し弱っている様子から早く外に出してあげないととの焦りもあり、しばらくにらめっこ。もし触ることができたとしても暴れて足が取れてもかわいそう。結局そーっと袋をかぶせ、中に降りたのを確認してから窓の外に出すとゆっくりと歩いて去って行った。
ここに来てから、23区内でもこんなところがあるんだなと驚くことが多い。車道から脇道に入った奥にぽっかり出来た異空間のような場所で1日中鳥の声と風が木の葉を揺らす音がし、人的な音はあまり無い。入居した頃は共有部分の窓の向こう側にヤモリがぺったり佇んでいるのを見たし、でもそんな感じだから蚊が多いのには困った。何だか不思議な暮らしが続いて行く。
セミの声を聞かないなあと思っていたら気候の関係らしい。
まあ、遅れているだけできっともうすぐあのうるさい大合唱になるのではないかと思っているけれども。
でも数年前にもセミの声をあまり聞かない夏があったな。
普段あるものがないととても気持ちが悪い。
夏本番を象徴するセミにちょっとした異変が起きている。今年の初鳴き日は平年より早いものの、個体数が少なく、例年のような耳をつんざく大合唱とまではいかない。専門家は6月に梅雨らしい天気が続いたことなどが原因とみているが、俳人からは「季語の虫の声が弱々しいと、寂しい」との嘆きも出ている。
東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス、TEL 03-3280-0099)は7月5日より、自然写真家、今森光彦さんの写真展「昆虫 4億年の旅」を開催する。
会場は2階展示室。
会期中7月21日、8月9日には今森さんらがアーティストトークを行うほか、7月22日は1階ホールで上映イベント「映像詩・里山」を開催する。開館時間は10時〜18時(木曜・金曜は20時まで)。月曜休館。入場料は、一般=800円、学生=700円ほか。8月17日まで。
ちょくちょく出かける写美で、こんな展覧会が始まるとのこと。これは見に行かなくちゃ。
子供の頃から昆虫への興味はある方なのだけれども、(昆虫ではないが)蜘蛛やゴキブリは苦手。蜘蛛はまだ、精密写真を見れば美しさも感じるし、ハエトリグモあたりなら好意すら感じる。
でもゴキブリとはどうやっても親しくなれそうにないのは何故なんだろうってよく思う。
一人での生活がかなり長く、引越しもまたかなり多い。そんな中、どの部屋に落ち着いても(おんぼろアパートでも都心部のワンルームマンションでも)同じようなハエトリグモが1匹同居する事になる。
2匹以上ではなく、ほとんど1匹。残念ながら私からは見分けがつかないので、まるで同じ奴と何十年も行動を共にしているような気さえしてくる。
それは好意を持たない方がおかしい。
彼女(彼?)は黒い体で両前足に白い帯を持っている、なかなかの美人さんだ。wiki等で調べるといろいろな色柄のものがいるらしいので、もしかしたら本当に同じ1匹と一緒に引越をしながら同居しているのかもしれない。
その名の通り小バエなど小さな害虫を捕えてくれる益虫。
今度の展覧会では、その美しさに驚くような虫たちに出会えるはず。美しい蜘蛛の写真もあるかな。
昨日からちょっと暑いくらいなので窓を開けていたら蠅が一匹迷い込んでいる。
ずっと開いているのだから出たければ出ればいいのにそうしないところを見ると餌にありつけると思っているのか。
でも蠅に限らず昆虫が家に入り込んだ場合(実家ではよくあった)、それがたまたま本当に間違えて入っちゃったのだとしてもすんなりとは出て行けないらしい。それは視覚の有り様が我々とは全く違うことやその習性によるのだろう。
そういえば昨日昼間コンビニへ行ったら鳩が歩いて入店し、結構奥までスタスタと入り込んだ後くるりときびすを返して何事も無かったかのようにまたスタスタと店を出て行く様子を目撃。
カラスは猫よりも頭がいいとか聞いたことがあるけれども、鳩もなかなかのもの。
> チベット関連
英国を訪れているダライ・ラマ14世は22日のチャールズ皇太子につづいて、23日はブラウン首相と会談。争乱後外国の首脳との会談は初めて。
言っておかないととりとめが無くなるので一応お盆休みは何時から何時までと公言したものの、やはりやることはそこそこあって、でもまあ普通の日に比べれば大分楽そうだ、と。ただ何の予定もないし、友達にも連絡がつかないとゆーことでDVDでも観ようとレンタル割安日に3本借りてきた。
(いちおうの)休み中には結局1本しか観られず、返却日の今日閉店時間ギリギリまでかけてなんとかもう2本観て返してきた所。
感想等を書いてみたりするのがスジなのかもしれないけれども、何かを鑑賞した直後ってぼーっとしちゃってそんなことはしたくなくなる。誰かと観たりすれば適当に喋りながら飲み食いするという流れもあるのだろうけれども。
んでメモ代わりにタイトルと、まあついでに借りてみた動機なぞを。
1.パッション
夏休みと言えば子供の頃の宿題で昆虫採集方面は得意だった。子供ながら結構きちんとしたものだったと思う。その流れで中学では「ケンミジンコの走性」ってレポートを出すなど割合順調?な成長ぶり。昆虫採集は毒を盛った虫を消毒して虫ピン(よく考えるとすごい名前だな)で押していくわけだけれども、人間をピン(釘)でとめるっていうのはどういうことなんだろうと。それも刑罰という前提だから殺さずに、手のひらや足の甲に釘を打ち付けられるってのは……、くだらないけれども、そんなことが動機のひとつで、パッションを借りた。
自分が一生を終えるまでに手足など五体を完全なまま維持できるのだろうかっていうことを時々考える。何かの暴力や拷問に遭うかもしれないし、病気や事故に遭うかもしれない。実際僕はすでに体の機能の一部を失っている訳だし。
2.運動靴と赤い金魚
3本の中では基本的に一番自分好み路線の映画。実は借りるのは3回目。前の2回は折角借りたのに忙しくて観ることが出来ず未開封のまま返していた(もったいない。美味しいものは後にという性格が原因か、また逆に言えば何が何でも早くみたい!と思わせるようなモノは本来好みではないのかも)。それで今度こそとトライしたわけだけれども、やっぱり危なかった。ふぅ。アマゾンでお安いな。買っておこうかな。また観たい。
3.ヴェロニカ・ゲリン
レンタル屋にて上記二本を手に取ったものの、いつもよりも余裕があるのだからもう一本ぐらい行っとくかと探した。ミニシアターコーナーっていう棚があって、気になったいた訳だけれども、その中の残っていたものの中でパッケージの説明書きなどを読んだりして面白そうなものを借りた。ダブリンが舞台ということにも引かれたのだと思う。アイルランドへはいつか行ってみたいんだよなあ。ただ、映画はそういう暢気な気分とは正反対のものだったけれども。