ice cream castles in the sky

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日々の泡

ここをしばらくの間空けてしまったからメモ的に書く。
一昨年経営的な不安要素が一つ減ったのは大きかった。全てが好転したわけではないものの精神的に楽になったらしい。らしいというのはそれまでも実感はなかったから。その時期が終わってみて徐々にそうだったのかなと分かってきた。
去年の夏には長い間温めていたことを実現した。温めすぎてカサカサに乾いてしまっていたけれど。旧友がいる金沢へ行ってきた。台風が近づき、天気予報は最悪で日々暴風雨のはずがなぜか滞在中は全日晴れた。雨が降らなかったわけではなく、酒を飲んでホテルに帰ったあと降り、朝窓から「ああやっぱり降ってるな」と金沢の雨をしみじみ眺めた。それでも朝食をとって出かける頃には上がり、目的地が近づく頃には晴れる。懐かしい友達が車であちこち連れて行ってくれたり本当に楽しく不思議な旅だった。白米千枚田で食べたおにぎりの美味しさは忘れない。自分用の土産に買ってきた干物をオーブントースターで焼いたら匂いがついてしまい、いまだにパンを焼いたりすると微かに香って思い出す。

WorldSeries2018

応援しているBoston Red Soxがワールドシリーズに駒を進め、初戦を取った。現在第二試合の序盤。今日も先制していい感じ。プライスも引き続き調子良さそうだし。
今年のリーグ戦は勝ち星を信じられないくらい積み上げて(全チーム最多。軽く100勝越え)数字の上では余裕で上がってきたように見えるが、内情は他のチーム同様かそれ以上に難しい問題もあった。主力のペドロイアが故障から戻れそうで結局最後まで戻れず、それに絡んでずっと4番を打っていたラミレスがシーズン序盤での退団となった。それにしてもラミレスとペドロイアのこれまでの因縁を知ると面白い〈wiki〉。他にもけが人とかブルペンのやりくりとか。クローザーのキンブレルも絶対的な力を見せつけられなくなってきた印象。
そんな状態からの補強がほとんどうまく行き、チームの結束も例年以上に固まったように見える。うまく行ったと言っても誰かが突出して活躍するような大成功とは違い綺麗に適材適所にはまった(JDマルティネスの活躍は流石の一言だったけれど、控えめな様子からか目立ちすぎることがないし、まるで10年くらいボストンに所属しているような気さえする)。その結果ファンから見ても不思議なチームが出来上がった。どこからでも点が取れる、誰かが失敗してもみんなで補う、まるで息抜きのようにあっさり負ける試合がたまにあり、勝ち試合でも圧勝というよりは最後に何となく勝っている試合が多かったような気がする。ガチガチな強力なチームというよりは一見どこが強いの?というような柔らかくて奥が深いイメージのチームになった。今年から指揮をとったアレックス・コーラの手腕によるところも大きい。
ちょうど今第二試合は逆転されて1点リードを許した。でもきっと最後には…と期待したい。
(追伸)しっかり勝利しました!これで2-0、地元での連勝は大きい。

五輪版野球案(2時間制野球 Caseball?)

“ナベツネ”氏が五輪で野球をやるならと言うことでこんなことを言ったらしい。[スポーツ報知]

9イニングは長いよ。7でもいいし、5でもいいんじゃないか。ファウルは10でアウト。
試合を時間短縮する。五輪で野球が出るようにしなきゃいかん。

野球は戦力がそこそこ近いチーム同士の戦いでは偶発的要素が勝敗を左右することが多いから、単純にイニングを短くしろと言うのは駄目。事故のようなプレー一つで試合が決まってしまったりすれば実力者がそれを挽回する機会が失われ、上手な野球選手の技術を見て楽しむという野球観戦本来の面白みが消えてしまう。これでは本末転倒で話にならない。また単純に5回終了にしてしまったら玄人好みの9番バッターに何度打席が回ってくると言うのか。
ただ、後段は賛成というか、それも面白いかなと思う。
野球の面白さを引継ぎつつ要素を加えたり削ったりしながら新しいゲームを作る感覚で考えてみたらいい。
こんなん考えてみた。

  • 基本的には9イニング表裏終了時点で点数の多いチームの勝ち。コールドゲームあり。
  • ただし、2時間を超えて新しいイニングには入らない。2時間時点でまだ4回表なら、4回の攻防で終了、試合成立。
  • 延長は勝敗が決するまで行う。延長戦の方式はソフトボールと同じタイブレーク方式。
  • 2時間経過時点で同点の場合次のイニングからは延長扱い。例えば2時間の時点で7回表6対6なら、7回の攻防は通常通り行いそれでも同点なら、8回からは延長戦とする。
  • 攻守ともに遅延行為にはペナルティを課す。テイクワンベースやワンアウトなど厳しいものを。

とりあえずそうして2時間はみっちりと密度濃く戦う。乱打戦でもテンポの遅い試合でも、2時間戦えばその趨勢は見えてくる。本来の9イニング野球での味わいは損なわれるかもしれない。ただ、繰り返すがこれは野球ではない。野球風味の新ゲームだ。時計を睨みながらの作戦立案もまた面白いではないか。時間切れ間際の大逆転とか、もつれた試合をどう逃げ切るかなどはここでも楽しめる。
野球は野球でほぼ完成された最高に面白いスポーツなのだから、それはそれとしてこういうものもあってもいいのではないかと思う。オリンピック競技用または国際大会用としてもいいし、何なら独立リーグなどでこの形式でシーズンを戦ってみるのも良い。
蛇足ながらこの野球風のゲームを時間枠を決めて行うという意味を込めて”Caseball”と名付けてはどうだろう。
代案、修正案歓迎。
五輪版野球案(2時間制野球 Caseball?) | rolling moor.

年の瀬雑観

ボストンの来年のユニフォームの画像をドンと載せて、これで今年はお仕舞いでもいいやと思っていたんだけれども、年末進行の合間を見てちょろりと。
ユニフォームと言えば日本でも2チームからリニューアルが発表されていた。素晴らしい球場が誕生しそうな広島と、いちおう贔屓にしているつもりの横浜(一時期の脱力ゲームで見限りそうになったけれども、今でも他のチームと対戦していれば自然に肩入れしてしまうので、まだファンなのだな)。
広島の方はオーソドックスでグッド。悪くはない。一見した所では横浜よりもいい感じに見えるかもしれない。でもちょっと物足りないかな。MLBのこことここから持って来たのかなって見えて来ちゃう部分がある。カープのホームページを見るとTシャツやタオル等面白いアイデアの商品がたくさんあり、これは他球団よりも豊富だと思う。そう思うだけにユニフォームにもプラスαを求めたかった。(ただまだしっかり見ていないので、実際に動く選手の映像を見ればまた違ってくるかも)
逆に横浜は一見あれれ?って感じた人もいるのではないか。報道写真が下手だったということもある。でもファン感謝デーに行った人の写真を見たりすると案外良い出来なのが分かる。先ずは今までに無いニュアンスが感じられる事。落ち着きのある大きな港街横浜、また古里神奈川のチームとしてすとんと納得できるデザイン、仕上がりであること(似ている色使いが神奈川の高校野球チームにあったのだけれどもどこだっけ。未だに思い出せない)。それから何よりもこれが大事なのだが、選手を大きく見せるデザインであること。その辺良く練られていると思った。
ネット上ではホーム・ビジターのロゴ書体を揃えるべきという声があった。あのBが特徴的なだけにそういう声が上がるのも無理は無いが、よく見て欲しい。B以外は割合オーソドックスな筆記体なのよ。だからYokohamaはあれで揃っているわけ。そういう見方をすると、ホームをBのみにしたこと。帽子のマークもそれにしてシンプルにしたこと。ビジターのYの字のデザインに凝りすぎなかったことも良かった。もちろん不満点もあるが概ねいい感じである。
それから、袖の星印が「科特隊」みたいだと思った人は年がバレるので言わない方がいい(笑)。
兎に角、来年が少し楽しみになった。心機一転戦う(ってくれるであろう)横浜をまだしばらくは応援しよう。
WBCの監督が決まり、候補選手が発表された。原くんは準当。ノリさんと稼頭央が候補に入っていないのはご不満。よく見ればもっとあれこれ出てきそうだけれども、まあいいや。オーダー予想はこの段階でやっても面白くないのでパス。夢は春先のアレのままでいい。
仕事は種まきに忙しい。来年早々に実になってくれればいいのだけれど。
それと風邪気味。まだ明確な症状は出ていない。寒気と喉が風邪モードになっているのが気になる。
両国でダライ・ラマ法王に会って来た。といっても遠くの席から一方的に見聞きして来ただけなのだが、とても印象に残り後を引いている。やっぱすごい人物だな。何だか泣きそうになった。時間があればつらつら書きたい事もあったのに。でも伝わって来たものを持ち続けていられればいいかなと。
展覧会もいくつか行った。その都度日付と名前だけでも書いておけばよかったな。まあ貰えるものは貰ってちゃんとジブンの中に残っているからいいっていえばいいんだけれど。
暮らしについては不満が蓄積。来年は引越す!
頂き物の林檎と蜜柑が美味しい。
WordPressのバージョンが2.7になってなかなか良い。
んーと、そんなところかなあ。思い出したら書き足そうっと。
※これが記念すべき?500投稿目らしい。書いている期間から考えると大分少ないね。

WBC代表監督

星野でも誰でもいい。采配なんて当たれば名将、負ければヘボ。野球をするのは選手。だからこそ選手が持っている力を最大限、それ以上発揮できるように環境を整えるのが指揮官の最低限の仕事でしょ。オリンピックではそれができていなかった。
一球入魂の勝負が見たいんだ。日本で一番野球がうまい選手たちが磨き抜かれた技と力でダイヤモンドを駆け抜け、思いもよらないアイデアで敵を幻惑する。それが見られれば監督なんて誰でもいい。たとえそれで負けたっていいじゃない。高校野球ならどんなに点差が開いても最後の夏を必死に戦っている選手がいる限り、すべての試合が特別なものになる。野球は敗者や敵チームに対して暖かいスポーツでもある。でもそれは相手も力を出し切ったと感じられるときだけだろう。
今日本プロ野球の人気がどうとか言われることがある。一昔前よりも球場は両リーグとも賑わっているというのに。テレビの視聴率をバロメーターにするのはいい加減やめた方がいい。テレビを見る人自体が減ってきているし、チャンネル・コンテンツは氾濫、見る人の趣味も多様化している。どうやって視聴率を稼げって言うのさ。ほんの目安程度に考えればいいんじゃないの?
オリンピックの決勝(キューバ対韓国)は上に書いたような勝負という意味ではとても面白い試合だった。その視聴率が6、7%あったらしい。今のプロ野球中継の視聴率も10%行かないことが多いようだから、何が何でも野球が見たいって言う人がそのくらいいると考えてもいいのかも。その他の浮動票が集まって、代表チームの重要な試合などは20%前後くらいまで行ったりする。日本シリーズなんかもそうだよね。最近は人気チームが絡まないとなかなかそこまで行かないのかな。
いくつか前にリンクを張っていたブログ記事がある。

そこに北京での敗因は既に書かれていたような気がする。国際審判員の方のインタビューが紹介され、捕手のミットの動作や、ガッツポーズ、クレーム等々日本チームのマナーは最悪だと思われていることなどが書いてあり、〜スポーツの3原則は「相手を尊敬する」「ルールを尊重する」そして「アンパイアを尊敬する」ということだ〜と結んでいる。
北京で、首脳陣はそんなイメージを払拭し、選手が戦い易い環境づくりをすることができたのだろうか。全く逆のことをしていたのではないか。虚勢を張り、相手や審判を威嚇するような態度さえとった。
思えば星野という人はずっとそうやってきたように見える。帰国後自ら「オレのやり方」と開き直るくらい。国内リーグではそれが「熱血漢」として通用することもあったのかもしれないけれども、外に出すにはちょっと恥ずかしい。うち外の関係なく「野球」が出来る人を望む。
そういう意味で半年後のWBCで全く違う監督像を見せるのは難しいんじゃないのかな?それはもっと広く人物像とも言えるし。別に無理して彼にしなくても、ふさわしい人は他にたくさんいると思う。
大会中も、帰国後もまめにホームページの更新をされているのはいいのだけれども、昨日あたりのものを読むと遅い夏休みを満喫などと書かれている。優勝して帰ってきたのならそれもいいかもね。でも今星野氏にしかできないことがあるだろう。監督として敗因を分析し尽くし、連盟なりコミッショナーなりに報告すること。体制自体に問題があるのならそれを変えられるように先頭に立って動くこと。それらが責任を取るとか、反省するということでしょう。そうやって次の代表監督や選手たちに何かを残すことが出来ないのなら、このまま野球界から消えてしまってください。

五輪野球決勝戦

今決勝戦を見ている。緊迫した素晴らしい試合。野球ってやっぱり面白い!決勝戦…いい響きだなあ。野球は決勝で勝った1チームだけ特別な場所に立てるスポーツ。甲子園も長いリーグ戦もそう。元々野球に銅メダルはないんだ。そういう意味ではやっぱりオリンピックにはそぐわない競技なのかな。ソフトボールはその辺ちょっと違うし、スポーツとしてアリだと思う。
こうやって他国の試合を見ているとつくづく思うのは、日本だけ異質なチーム・雰囲気だったような気がすること。日本代表はいったい誰と戦っていたのだろう。少なくとも目の前の敵とではなかったような。