iTS (iTunes Store) が日本に上陸してからもうすぐ3年、ここに無いCDはアマゾンで買っちゃうから街のCD屋さんにはここ数年あまり行かなくなった。行ってもぐるぐる回って見てくるだけ。
iTSからは毎週水曜日に今週はこんな音楽を入荷しましたよっていう案内メールが届く。それがNew Music Wednesday。今日来たメールには美空ひばり登場と大きく出ていた。世界中で配信するらしい。素晴らしい。
さて、配信曲数がかなり増え、あらゆるジャンルの曲が揃いつつあるiTSだけれどもまだその商棚に並ばないものも少なくない。
○ソニー絡み…来る来ると言われ続けて未だに来ない。了見の狭さと言うか偏執狂的というか、わけわからん。アメリカ他では参加しているのに日本では不参加というのは、日本の会社だからなのか、日本人はおとなしいからと馬鹿にしているのかどっちなんだろう。この関係で非常に困るのがBob Dylan。他多数。
○あえて拒否組…ジャニーズ系とかサザンオールスターズとかはダウンロード販売には卸さないんじゃなかったかな。あれ?iTSにだけだった? まあ、当面買う予定はないのでどっちでもいい。Beatlesはもうすぐ来るのかな。持っていない曲も結構あるから割合期待している。RadioheadやLed Zeppelinは来たよね!
音質がどうとか言う理由で出さない人もいたような気がする。これも不思議な理由。これを突き詰めれば生演奏のみ行うということになっちゃわない?生演奏にしたって電気を通すかどうかでまた違ってくるし。CDのレベルならOKということなのかもしれないけれども、それだって聞く人の環境で天と地ほどの差がある。
○あまり興味がない、その他…ダウンロード販売についてあまり興味がないって人はいるような気がする。並べば必ず何曲かは購入したいのがフォーク系の方々。吉田拓郎はシングル曲のみ置いてある。本人か会社の意志なのかは判らないけれども、そういう方針なのだろう。アルバムの曲をバラで買われるのが嫌なのかな。でもそれならアルバムのみ配信という方法もあるのだけれども。このジャンルには絶版ものとか結構あるのでその辺が出て来ないかと期待している。ちなみに、こんな曲もある。”Jane Jane”オフコース
時にある曲が聞きたくなってiTSを検索することがある。でもまだ見つかる事の方が少ない。「欲しいものに限って無い」という印象は拭えない。そうしてまた来週の水曜日を待つことになるんだ。
お祭りだからさ、笑っちゃうんだけれども、8/4の10時に自分の事務所の近くでジョブスが重大な事を話し始めると知ったらいても立ってもいられなくて自転車を飛ばしたのですよ。東京国際フォーラムに9:45。招待状を掲げて会場入りする人たちの列があり、そりゃあまあホールAなんていう5000人は入るという容れ物を押さえたのだから招待客も半端じゃないでしょう。それだけの人数がいればドタキャンもありなんと、しばしうろうろしてみるもその気配なし。諦めて近くのアップルストア銀座へ。リアルタイムでお祭りに参加できるかなと思って行ってみたら、今日に限って11:00開店との貼り紙。なるほど、iTMSも11:00開店かとここで悟る。状況がそうなった以上、長居は無用。事務所に戻ってMacの前に陣取るが吉。かくしてリロードを繰り返す事数十分。無事開店のその刻は来たのでした。万歳。
最初の数時間は不安定で心配になり、次には品揃えで心配になった。でもそれは多分問題ない。とにかく待ち続けた2年以上は0点。ともあれ始まった今は30点でも、これからいくらでも積み上げられる。0のままだったらいつまでたっても0なんだから。
そんな風にバタバタしていたものだから仕事にも若干影響が出るし困ったものだ。そんな合間を縫って最初に買った曲は何かというのは次のエントリに譲るとして、30点と言ったのは現状の自分としてはという事。現在の自分のライブラリからミュージックストアに飛ぶ事が出来る。例えばiTunesの自分のライブラリのBob Dylanの“A”という曲があるとしたらその列の項目のそれぞれに矢印が付いているので、それをクリックするだけでiTMSの中の関連する「棚」の前に即座に連れて行ってくれるという仕組みだ。そうやってみるとぼくのライブラリが素頓狂なのか、自分のライブラリから飛べるアーティストは2、3割しかいなかった。そういうわけでこれからに期待、なのだけれども実はぼくにとってはすでに100点と言ってもよくなっちゃった。(つづく)