年が明けました。おめでとうございます。
大晦日に実家に帰り元日に戻ってくるいつものパターンなのだけれども、この2日留守にするだけで戻って来た街の風景が違って見えるというか懐かしささえ感じるというのは正月効果というか勝手に感傷に浸っているだけなのでしょう。
年末年始は大学スポーツが花盛り。今日も箱根駅伝の往路をやっている。東京六大学野球をはじめとして大学スポーツに特段の興味を持てないのは途中で大学に背を向けて辞めているからなのかもしれない。今だったら違う考え方を持てただろうし別の大学に入学していれば違ったかもしれないけれども、若かったということなのかな。入りたい学科もその大学(と後もう一つ)にしか無かったし。
そのこと自体にはその後入った学校で今も付き合いが続いている良い友達を得たり、現在やりたい仕事ができていることを思えば後悔の類いは無い(まあそもそも後悔ってほとんどしない)のだけれども、大学スポーツに興味を持つことが少ないということだけがちょっと残念。見始めてしまえばゲーム自体は楽しめるし、高校でも大学でも地元の学校が躍進すれば結構盛り上がって応援するんだけれどね。
大学で得たものは勉学以外のことだった。美術部で合宿に行ったり、OBだったのかな様々な方面に知識が豊富な人の家での集会に参加したりした。その人の話は当時とても刺激的で危険な思想のように感じたのだけれども、今から思えば蒼い風景。辞める時に職員か教授か忘れてしまったけれども言われたことの一つに「君は死ぬ気で一つのことをやったことがありますか」というのがあった。少なくともあなたよりはあると思いますよと答えようかと思ったけれども止めた。これは後で自分にとっての発破的な言葉になると思ったから。直接的な励まし等も含め子供の頃から頂いたそういう言葉をいくつか大切に持っている。
実家では年越しそばと雑煮を作る。最初の頃よりはましなものが出来るようになったと思う。今年はとてもいい天気で澄んだ冷たい風が心地良かった。自然の中にある家、まちは自然と一緒に呼吸して代謝しているのだなあと今更ながらに自分が生まれ育ったまちに対して思う。
今年の自分とBoston Red Soxに期待したい。周りの人たちの健康と発展もお祈りします。