クライモリ デッド・リターン

本日の一本@20世紀FOXが配給先だったからマイナーじゃないと思うけど、マイナーな気もする、な映画。
多分、劇場公開はされてないんじゃないかなー。
『クライモリ デッド・リターン』。
2009年のお米の国の映画。
順番は逆だったけど、一作目、二作目と観たので、三作目も借りてみた。
──「迷い込んじゃった森の中に食人鬼な一家が住んでたよ、逃げるか戦うかしないと食べられちゃうよー!」ってな、スプラッタなシリーズの三作目ですな。
川下り(ラフティングと言うのか? あれは)をしにやって来た若者四名(内訳:男×2、女×2)が、例によって例の如く人喰いな人達に襲われ、その二日後、その付近を通り掛かった囚人護送車も襲われ、看守&囚人&偶然合流出来た川下りグループの生き残りのお姉ちゃんってな構成になった一団で、何とか生き残ろー! って話。
……ビミョーに端折りまくった説明だけれども、大体、こんな感じ。……多分。
──個人的には、うーーーーん……、な感じでしたかねえ……。
一作目みたいな、「お、そういう理由でそういうことに……」ってストーリー展開もないし、二作目みたいな、「ストーリーは兎も角、容赦のないスプラッタ加減だ! スプラッタとして容赦ない!」ってのもないし。
この手のシリーズ物は、そういう風になってく傾向が強いかと思いますが、襲って来る食人鬼が、シリーズが結構進んだ頃の「13日の金曜日」のジェイソン化しちゃってる香りもするって言うかねえ……。
──本編開始五分くらいで、川下りグループのお姉ちゃんの一人が、乳房バーーン! ってするシーン(要するに、上半身裸になるシーン)があって、それを見た瞬間、一寸嫌な予感はしたのよ……。
ホラー系とかでは死亡フラグな確率の高いシーンが、本編開始五~十分前後で登場する映画で、余り面白いのに当たった憶えがなかったんで。
やっぱりこの手のでは、冒頭で犠牲者出るってのは、ある意味お約束だけれども、何と言うか、「そうじゃないのよー、犠牲者出るシーンが入るのはいいけども、そういうんじゃないのよー」と言いたかった気はする。
……ああ、でも、お姉ちゃんが晒したバストが、人工的な香りのしない乳だった、ってのは評価出来るな(笑)。
護送されてく囚人達の一部が、脱走計画練ってて云々、って辺りも、要らなかったような気がするなあ。「だから、それがどうしたよ」って展開を辿ったしなあ。
飛び散る血液の量も足りてないっぽかったし。
……だから、人体の血液量は、体重の約8%だと(以下略)。
ラストシーン、「あー、惨劇は未だ終わらないのねー」的な引きで、続編出るんだろうなー、とは思うけど、多分、私はもう続きは観ないなー。

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