呪いの深海獣

今宵も元気に本日の一本@日本未公開映画。

『呪いの深海獣』
1966年の、お米の国の作品。
原題は、『Destination Inner Space』。
ジャンルは、DVD発売元の公式に曰く、深海モンスターホラー、だそうな。
んで以て、粗筋は、発売元な有限会社フォワードさんの公式から転載。

未確認物体を発見した深海調査チーム。
彼らの目の前に現れたのは観た事も無い機械に囲まれた海底の要塞だった。
彼らはその中に乗り込むが、そこで赤い目の半魚人を遭遇し襲われる!
果たして調査チームの運命は、そして人類の未来に希望はあるのか!?

この作品、この手の映画がお好きな方々の間では有名な、知る人ぞ知る幻の映画だったのだそうで、が、先年、リマスターだか何だかをされて発売されたのだとか。
ワタクシは、レンタル屋の店頭で見掛けるまで、この映画のことは知らなかったけれど、経緯を知って借りてみた。
パッケージも、悪い意味で最高だったしね(笑)。

──邦題から察せられるかもだけど、中々、素敵な映画だった。無論、間違った意味で。
本年一発目のB級としては、レベル高いと思えた。
撮られた時代が時代故に、特撮その他のレトロっぷりその他に目を瞑っても、鑑賞半ばで睡魔との戦いがやって来る、が、正体は地球外生命体らしい半魚人が登場した途端に眠気が吹っ飛び、腹を抱えて大笑い出来る、そんな作品(笑)。
少なくとも私は大受けした。
……もーね、誰が主人公なのかも能く判らないような話で、何をダラダラと余計なエピソードを展開してるんだよ、ってな突っ込みも入れたくなるんだけども、半魚人の見て呉れのお陰で、そんな、或る意味でのB級映画のお約束など、どうでも良くなるのよ。
勿論、酷いよ? 見て呉れ。昔の特撮に登場する着ぐるみ怪獣達よりも酷いかも知れない。
でも、そこが愛しい! 映画が映画を謳歌していた時代の正統派で愛しい(笑)。
んで以て、あの半魚人の着ぐるみを身に着けて水中を泳ぎつつ演技した中の人を賞賛したい。
けれども、この手合いがお好きな方以外には、お薦め出来ない(笑)。

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