黒猫亭事件

本日の一本@映画じゃなく日本の古いテレビドラマ。

『黒猫亭事件』
1978年に放映された作品。
制作は、あー、これは何処だ、TBS?
ジャンルは、言うまでもなくミステリー。
横溝正史原作の、金田一耕助シリーズなあれ。
粗筋等々は、綴らんでもいいよね?

何でか知らないけど、最近、近所の某ツ◯ヤで懐かしの邦画系をかなりの数見掛けるようになったので、ふーん、と思って借りてみた。
個人的に、金田一耕助役は、古谷一行さんでなく、石坂浩二さんのが好きなんだけども、黒猫亭事件は、確か古谷一行さん版でしか映像化されてない筈だし、古谷一行さん版が嫌いな訳じゃないので、たまにはいいかな、と。
でも……、黒猫亭事件って、もう一寸、ドロドロしてたような覚えがあるんだけど、記憶違いかしら。
原作読んだの、もう何年も前の話だからなあ……。
テレビドラマだから、敢えてサラッとさせた部分も無きにしも非ずなのかしら。
もう少し、こう……映像作品だからこその、ドロンドロンな感じのが好きかもだなー。

メガ・シャークvsメカ・シャーク

この約ひと月ばかり、四年に一度の祭典を延々と観続けていたけれども、お祭りも終わったので、本日の一本@恐ろしいことに、日本でも上映されたらしい。
とは言っても、『カリテ・ファンタスティック! シネマコレクション2014』ってイベント(?)内でのことみたいだけど。

『メガ・シャークvsメカ・シャーク』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『MEGA SHARK VS MECHA SHARK』。
ジャンルは、モンスターパニックという名の、『鮫ジャンル』だと言い切りたい。
レーベルも販売も、我等がアルバトロス。
制作は、アサイラムさん。毎度のアサイラムさん。
アサイラム&アルバトロスというタッグからして既に、内容が透け見える映画。
んで以て、粗筋は、我等がアルバトロスのサイトから転載。

史上最凶の生物VS史上最強の兵器
永久氷壁の眠りから覚め、再び姿を現した
7つの海を支配する絶対王者“メガ・シャーク”
国連は、科学の粋を結集した“メカ・シャーク”を開発
UGM-133弾道魚雷を搭載した最強の兵器は
ダイオウイカの群れを蹴散らし、決戦の場へと向かう!

エジプト・アレクサンドリア港。一艘の貨物船が、巨大な氷山を輸送していた。そして水温の高い海域に入った時、突如氷山がひび割れ、その中から巨大なサメが現れる。それは、過去にニ度も世界を滅亡の危機に至らしめた、“メガ・シャーク”であった。巨大なワニ“クロコザウルス”との戦いにおいて、海底の奥深くで息絶えたものだと思われていたが、三度現れた“海の王者”は、その獰猛さが増したかのように各地で暴れ回る。国連は、すぐさま世界の全海域を封鎖。まだ試運転前であった史上最強の兵器“メカ・シャーク”を、急遽出動させるが…。

撮る方も観る方も大概にした方がいいと思う、又もや鮫か! ……と思いつつ観た。
……ええ、鮫。再び、鮫。こんな風なことを綴るのも、既に何度目か判らなくなってきた鮫。
でもね。
『メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス』、『メガ・シャークvsクロコザウルス』に続く、メガ・シャークシリーズ第三弾なので、これは観ないと、と思って。
……ま、例え、メガ・シャークシリーズでなくとも観たけどね☆

で、中身は、と言うと。
──観といて&レビュー書いてる途中で、こういうこと言うのも何だけど、別に多くを語らなくてもいいかな、って気はする。
相変わらずの酷さ&毎度のB級映画っぷり。
何時も通りだね! って安心すら覚えるよ!(笑)
この映画の登場人物達は、揃って馬鹿なのだろうか、とか、映画自体が馬鹿だから、キャラが馬鹿なのも仕方ないのか? とか、物凄く突っ込んでみたくなったけれども、その辺だって毎度の&定番のノリだし。
高度一万メートル上空を飛んでるジャンボ機の目の前で、海中から大ジャンプ決めたメカ・シャークに、同じく海中から大ジャンプ決めたメガ・シャークが、壮大過ぎるボディー・アタックをカマしてくれるシーンと。
メガ・シャークさんに陸上まで撥ね飛ばされちゃったメカ・シャーク君が、陸上モードをオンにすると同時に変形し、腹の下にキャタピラ生やして、グイグイ地上を進むシーンのみに、存在意義を感じる映画かな(笑)。

ニューヨーク2014

本日の一本@日本未公開映画。の筈。

『ニューヨーク2014』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『Battledogs』。
ジャンルは、SFパニック、だそうな。
レーベルも販売も、我等がアルバトロス。
制作は、オープニング・クレジットを目で追い出した直後、思わず、「あ……」と呟いてしまったアサイラムさん。
……うん、アサイラム作品だった。
粗筋は、我等がアルバトロスの公式から転載。

アメリカ・ニューヨーク市。世界の政治・経済・文化の中心である有数の大都市。ある日、その全てが激変する。街の玄関口であるJFK空港にいた人々が、謎のウイルスによって次々とモンスターに変貌。その被害は瞬く間に広がり、街は大混乱に陥る。しかし、数時間経つと、モンスターたちは人間の姿へと戻っていた。米軍は、全ての感染者をマンハッタンの一角、ワーズ島へと隔離。ホフマン少佐は感染者の治療法を探そうとするが、ウイルスを生物兵器に使用しようとするモニング大将によって阻まれる。一方、実験台となることを拒否した感染者たちは、再びモンスターに姿を変え、暴動を起こし始めるが…。

流石、アサイラム作品と言うべきなのか、色々がグダグダで、そういう意味&間違った意味で、「まあ、お素敵……」だった。
キャラ達が、ものす……んごく安っぽい愛国心会話を交わす映画だなー……、とも思った。
……何と言えばいいのかなー、B級だねえ、んで以て、凡作? としか私には言えないかなあ……。
良くも悪くも、特筆すべきことが見当たらない映画、とも言えるかな。

アイス・ジョーズ

本日の一本@日本未公開映画。であって欲しい。

『アイス・ジョーズ』
2013年の、カナダの作品。
原題は、『AVALANCHE SHARKS』。
ジャンルは、モンスターパニック……ってか、『鮫が襲ってきます、鮫に襲われます』ジャンル。
レーベルは、ニュー・セレクト。販売は、我等がアルバトロス。
なので、毎度の如く、アルバトロスの公式から粗筋転載。

スプリング・シーズンを迎えたマンモス・マウンテンでスキー客が次々と失踪。山に伝わる伝説の怪物、スカッカムの仕業なのか?惨劇は続き、ついに姿を現したモンスター。それは雪の中を猛スピードで泳ぎ、地上の獲物に喰らいつく獰猛な人喰いザメ“スノー・シャーク”だった。神出鬼没のハンターに襲われ、大パニックに陥るスキー場。保安官のアダムや海兵隊員のウェイドは決死の戦いを挑むが、不死身の化物を倒す手段はない。さらに大雪崩が発生、完全に孤立した彼らにスノー・シャークが襲い掛かる!

あー……。
……いい加減、懲りようよ、北米人。
鮫ネタに懲りよう。そろそろ、鮫から離れよう。
鮫ならいいってもんじゃない。鮫っても精霊(みたいなもの)だから雪原を泳げるのさ、じゃない。
過去、氷な鮫を何とかするのにシャーマン使ったって判ってるのに、「謎が解明したくて!」と海洋学者になっちゃったトンデモなキャラとか捻り出さなくてもいい。
シャーマンで退治した謎の氷鮫の何かを解明するのに、海洋学者になってどうする。そもそも、雪原を泳ぐ鮫は海洋生物じゃないと思うし。
────という訳でー。
余りにも突っ込み処満載な映画で、突っ込んでるとキリがなくて、もう、何と言っていいやら。
しかも、悪い意味でのネタ満載な映画なのに、笑えない。
お笑い要素がない。そこからして、個人的に頂けない。
ストーリーも、あってなきが如しだったしなあ……。
…………うん、くどいようだけど、北米の皆様、本気で鮫ネタに懲りよう?
と言うか、懲りて下さい。
一々付き合う私も懲りなきゃ駄目かもだけど。

エンド・オブ・ザ・ワールド 2014

めげることなく本日の一本@日本未公開映画。多分。

『エンド・オブ・ザ・ワールド 2014』
2013年の、カナダの作品。
原題は、『END OF THE WORLD』。
ジャンルは、SFパニック。
と言うか、「地球が滅亡しちゃいます」ジャンル。
もう、ワタクシはいっそ、この手の映画は「地球が滅亡の危機ジャンル」と一纏めにしたい。
提供は、プライム・ウェーブ。販売は、我等がアルバトロス。
なので、粗筋はアルバトロス・フィルムの公式より転載。

太陽系の果てから、終末の危機はやって来た。地球に押し寄せる宇宙電磁波。地表に降り注ぐ、隕石状の“エネルギー・ボール”。それに触れた物質は一瞬で消滅、あらゆる電子機器は使用不能となり、世界は大パニックに陥る。地球消滅のタイムリミットが迫る中、ビデオ店のオーナーでSFオタクのオーウェンたちは、人類を救う計画を実行しようとする。それはシベリアの廃坑に核ミサイルを撃ちこみ、吹きあがる大量の粉塵で地球を包む“デブリ・シールド”を作る、というものだったが…。

個人的には面白かった。
何が面白かったって、主人公達の映画馬鹿っぷりが(笑)。
端から見れば馬鹿でしかないことを真面目にやってる馬鹿、ってな感じのキャラ達が、ワタクシには好感度高かった。
リアルに地球&人類の危機なのに、それを何とかする為に、過去に観た映画達に全てを倣おうとする辺りも憎めなかった(笑)。
或る意味とってもB級映画なのに、変な部分が壮大だった辺りも一寸受けたかな。
壮大なのに、ちゃんと反応してくれないセキュリティ・カードを、昔のゲームは息を吹き掛けたら何とかなった! とかいう訳判らん理屈に基づきフーフーしちゃう辺りとかも。
この映画観てたら、スターウォーズファンの愛の結晶の一つと思っている『ファンボーイズ』という映画を思い出した所為もあって、微笑ましく思ったりもしたしね。
という訳で、個人的には憎めない作品だったかなー。