アースレイジ 合衆国最後の日

本日の一本@日本未公開映画。
『アースレイジ 合衆国最後の日』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『500 MPH STORM』。
ジャンルは、ディザスター・パニック。
……ディザスター。ディザスター……? うーん、まあ、自然災害系パニック映画であることには間違いはないかな。
レーベルは、プライムウェーブ。販売は、我等がアルバトロス。
尚、この映画を撮ったのは、先日観た『シャークネード』なんかを拵えた、アサイラム、という所。
んで以て、粗筋は、我等がアルバトロスのサイトから転載。
……決して、自力で粗筋を纏めるのが面倒臭い訳ではない。
一ヶ月くらい前にレンタル開始になったばっかだけども、B級映画なので毎度の如くネタバレに容赦はない。

アメリカ政府が推進する《アポロ計画》。核融合リアクターが放射するビームにより、オゾン層から膨大なエネルギーを採取する夢のプロジェクト。しかしその実験は、予想外の気象変動を引き起こしてしまった。全米各地に襲いかかる、猛烈なトルネード、高波、ハリケーン。元プロジェクト責任者のネイサンは、恐るべき事態を予測する。それは同時多発したハリケーンが合体、超巨大嵐“ハイパーケーン”と化し、アメリカ全土は壊滅するというものだった。破滅を阻止すべく、ネイサンはリアクター・ビームによるハイパーケーン消滅作戦に挑むが…。

──こんな風に粗筋を紹介されれば、「おー……」と思わなくはないし。何となく、それっぽい感じもするけども。
発生しちゃった竜巻やハリケーンから逃げてるだけの映画だったんだよねー……。
んで以て、或る意味&悪い意味で、観てる側の想像力が試される映画だった。
「おーい、そこの処どうなってんだー?」な部分が多くて、端折っちゃ駄目なシーンを端折っちゃってる感じもあって、「多分、そういうことなんだろう」とか、「多分、見えてない所でこんなやり取りがあったんだろう」と脳内補完しないとイラッとする(笑)。
これと言った見所もなかったし、盛り上がり所もなかったし。
……凡作かなー。凡作っつーか、駄作と言っても許されるんじゃないかなー……。
──ま、この手のストーリー&コンセプトなB級~Z級映画は溢れてるから、目新しさを求めるのは酷な気がしなくもないんだけど、それにしても一寸。
正直、新作や準新作を四本纏めて借りるとお得だからという理由で、「じゃ、これも追加で」と手にした一本だったんだけど、やっぱり勢いで借りてはアカンということかも知れない(笑)。

ピラミッドの逆襲

今宵も、本日の一本@日本未公開映画。
……時々、言い訳したくなるんだけども、ワタクシは日本未公開な映画ばかりを愛している訳ではない。
ちょっぴり自信ないけど。
『ピラミッドの逆襲』
2013年の、アメリカとドイツの合作。
原題は、『Prisoners of the Sun』。
ジャンルは、アクション・アドベンチャー。
発売元は、FINE FILMS。
粗筋は、そのファイン・フィルムさんの公式から転載。

5000年前古代エジプト、オシリスという神々が空から舞い降り天文学、建築術など文明を贈り物としたが、その代償は大きかった。オシリスは地球征服を企んでいたのだった。エジプト王ファラオと太陽神ラーは、ヨハネの黙示録によりオシリス神と女王を葬った。時は現代、ヘイデン教授はエジプトでピラミッドと天体の研究をしていた。5000年に一度の星の配置で何かが起こることを予期し、メンデラ教授と調査していた。メンデラの助手のアドラーは遺跡に“選ばれし者のみ生き延びる”とお告げを解読する。ピラミッドの入り口が見つかると、そこは失われたはずの都市だった…

まあ、あれだ。
古代エジプトの神様の一柱であらせられるオシリスの正体は、実は地球征服を企んでいたエ◯リ◯ンな一団で、それに気付いた太陽神ラーとファラオが、そいつらを撃退した頃より過ぎること五千年=要は現代、オシリスな連中の置き土産が発動するから、その置き土産を探し当てようぜ!
……という話。
──鑑賞前の想像&期待を裏切り、割にしっかり出来ていたと思う。
B級系な映画にしては、頑張った方なんじゃないかな。
但、やっぱりB級だからと言うか、良く言えばとっても思い切ったと言うか、導入部がかっ飛ばし過ぎで、そこがこう……、一寸ね。
B級~Z級な映画は、本編冒頭で、「遥か昔にこんなことがあったんだよ~」とか、「今から始まる物語は、こんな出来事が起こった後の話なんだよ~」みたいな、所謂処の事前説明が数分間に渡って語られるパターンが存外多くて、この映画もその手合いで、「──という訳だから、皆、これを踏まえた上で観ろよ!」と、やりたいのは能く判るんだけど。
五千年前の古代エジプトで起こったことだの何だのを、冒頭の説明部分で語り過ぎてて、悪い意味で、そこから先のストーリーが見えちゃってるんだよね。
だから、あー、やっぱりそうなるのね~、な感が付き纏うのね。
なのに、登場人物達の関係性は余り見えて来なくてねー……。
後、どうせなら、色々諸々を吹っ切っちゃえば良かったのに、悪い意味でもリアルに走ったのか、登場人物達が潜り込んだピラミッド内部のシーンが、観てる側にとっては暗過ぎて、何が起こってるのか能く判らない部分も多々で、うーん……、だったってのと。
しっかり作ってる&頑張ってるのは判るけど、少なくとも馬鹿映画ではないから、その手の楽しみがなかった、ってのが、個人的に一寸だったかなー。
あ、でも、最後の最後のオチは、「あ、成程。本当の主犯はお前達か」と、ちょいとばかり良い意味で頷けたりもしたので、そこは買おう(←偉そう)。

映画話でなく宣伝

ちょいと宣伝(真っ向勝負)。
今宵のワタクシは宣伝マン(笑)。
DTPやWebなんかのデザイナーをしている某友人が、京極夏彦さんの公式&限定オリジナルグッズを取り扱っているWebショップの制作(デザイン/コピー及びリライト/他サイト構築一式)に携わったそうで。
故に、京極夏彦さんのファンの方、おられましたら覗いて頂けると嬉しいかなー、と。
京極妖怪グッズ販売 ぶんぶく堂
ぶんぶく堂バナー
掲載表品全て、限定数のみの、売り切れ次第終了ってな形だそうなので、お好きな方、宜しければ。

死霊のはらわた オリジナル版&リメイク版

前々から、Let’s お試し、と思っていたことを日曜日に実行してみた。
何を実行したかと言えば、オリジナル版とリメイク版の『死霊のはらわた』の見比べっこ。
故に、今宵は本日の一本×2。

本日の一本目@日本でも公開された有名ホラー映画
『死霊のはらわた』
1981年の、お米の国の作品。
原題は『The Evil Dead』。
ジャンルはスプラッター。
監督&脚本は、サム・ライミさんという『スパイダーマン』撮られた方。
尚、R-15な映画なので、お若い方には見せちゃ駄目。
有名処だからなー、とは思うけれど、一応、粗筋を綴ると。
休日を、山の中&森の中の貸別荘(正確には山小屋)で過ごすことになった若者五名が、山小屋の地下室で、死者の書と言うか呪いの書と言うかな本と、それを見付けた考古学者(多分)の声が吹き込まれたテープを発見。
ちょっかい出さなきゃ良かったのに、若気の至りでちょっかい出しちゃったもんだから、森の中に封じ込められていた悪霊が復活してしまい、甦った悪霊が、若人達に次々憑依し始めて、結果、とんでもないことになったよー、な話。
……うん、多分、こんな感じで間違ってない(と思う)。
──だーーーーいぶ昔に、テレビか何かで見たきりだったから、すっかり忘れてしまっていて、こんな話だったかなあ? と若干首捻りながら見たけども、やっぱり、名作ではあるな、と思ったかな。
この手のジャンルの映画だからか、どうしてもB級映画臭は漂うけども(笑)、上手い見せ方だなー、と思ったシーンやカットが随所にあったし、少々力技で押し切ってる部分はあれど、何て言うかなー、しっかり作ってあるよねー、な感じ?
悪霊化(ゾンビ化)した若人達の見て呉れも、今観ても見劣りしないしね。

という訳で次。本日の二本目@リメイク版の方。
『死霊のはらわた(リメイク版)』
2013年の、お米の国の作品。
原題は『Evil Dead』。オリジナル版とは、Theが付いてるか付いてないかの違いしかない。
ジャンルも一緒。スプラッター。
監督さんは違うけど、制作&脚本は、オリジナル版を撮られたサム・ライミさん。
なので、この映画のリメイク版は、オリジナル版を作った方が撮ったリメイク、ということになるのかな。
尚、こちらはR-18+。
スプラッタ耐性ない方が、うっかり間違って観たら、可哀想なレベルかも知れない。
で、粗筋だけれども。
オリジナル版との相違はそれなりにあった。
けれども、未だ、公式サイトが動いているみたいなので、あんまりネタバレ的なことを書くのもなー、ということで、諸々は公式で。
あ、如何せん、R-18+指定な映画なので、覗かれる方はお気を付けて。
──観終わって、最初に思ったことは、スプラッタ駄目な人が観たら、泣くなー……、だった(笑)。
スプラッタ的な意味で凄い。
何て言えばいいのかしら……、こんなに潔いスプラッタでいいのか、みたいな感じと言うか……。流石、R-18+。
ストーリー的にも映像的にも進化してるなー、と思った。
但、どっちがホラーを感じたかと言えば、オリジナルの方かも知れない。
リメイク版の方は、スプラッター!! だけど、オリジナル版の方は、スプラッターだけど、きっちり(?)ホラーな部分もあるよー、みたいな。
うん、そんな感じ。

クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!

唐突に本日の一本@アニメ。
『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』
2013年 東宝。
別段、説明のいる作品ではなかろうと思うので、詳細はカット。
何だかんだで、クレしんの劇場版は全作見ているので、これも観なきゃ駄目かしら、とチャレンジしてみた。
流石に、劇場まで足運ぶのは止めちゃったけどね。
この数年の中では良かった方ではないかしら? と言うか、年々、少しずつ、頑張りが手に取れるようになってきた感が(←偉そう)。
個人的には、終盤の盛り上がりに欠けた&展開が読め過ぎたのが今一つかなー、と思わなくもないけど、やはりこの数年の作品の中では、まあまあな方なんじゃないかなー。