シーズン終えて

ワールドシリーズ(なんと)MVPの松井秀喜を選手の先頭に立てたパレードが目に焼き付いたのは、それは野球のふるさとではテレビの視聴率がどうとかいうことは置いておいて、1年頑張って優勝したチームを熱狂的に迎えるという基本的な愛され方が当たり前のように定着している風景を見たからだった。
敵チームではあるけれども、ヤンキースとニューヨークの街は本当に絵になる。その絵は嫌いじゃない。

今まで野球関連について書くことが割合多かったのだけれども、今年のシーズン中はひとつも書かなかった。仕事やら何やらとの兼ね合いもあるにはあったが、思えば我らがレッドソックスはシーズン前のチーム編成が今ひとつ満足のいくものではなく、シーズンに入っても故障者が続出。そんな戦力で前半は対NY戦に連勝するなど飛ばしに飛ばした。でも絶対的な強いチームの勝ち方ではなく、ファンからしてみたらどこまで続くのだろうと思っていたし、故障者が戻り不調の選手が調子を取り戻したら本物になるかもと期待もしながら見ていた。

そうこうするうちに他のチームがそれぞれチームとしての体制を整え重厚で盤石なチームへと変貌する後半になると、徐々に形勢は不利に傾いて行ってしまったんだ。我がチームは前半の無理や補強のちぐはぐさによって何だかぎくしゃくしてきてしまい、それは監督の采配にも現れてきたような気がする。あの素晴らしいフランコナでも御しきれなかったのだから、チームは傍目から見るよりも大変な状態だったのではないか。

それでもワイルドカードを獲得してポストシーズンに駒を進めたのはたいしたものだった。でもそこまでだったな。今シーズンは強かった04〜07体制を新しく塗り替えるためのしんどいシーズンだったのだと思う。勝つにしても負けるにしてもすっきりしない試合が多かった。

何だかすっきりしないのでなかなかここにも書けなかったんだと言えば、長い言い訳をしているようだけれども実際そういうことはあったと思う。日本のプロ野球については、横浜のていたらくはもとより、野球界全体への不満が溜まるだけの年だったな。そのことは冬の間に少し書きたいと思っているけれど(ストレス発散)。

せめてもの救いはワールドシリーズにフィラデルフィアが出てきてくれたことだった。大好きな田口はもういないけれども、あそこの本拠地シチズンズ・バンク・パークは数ある球場の中でも1、2を争う好きな球場で、そこで最高峰の試合を見られたことは良かった。

来年は公私ともに落ち着いてもっと頻繁にぐだぐだ書き込めるよう、ボストンも僕も体制を立て直さなければとそんな風に贔屓のチームに投影して思う。

テシェイラはニューヨークへ

エンゼルスの主砲だったマーク・テシェイラ一塁手とレッドソックスとの合意が間近だというニュースが流れている。例によってちゃんと決まるまでは何が起こるか分からないMLBだけれども(数日前には獲得断念というニュースもあった)、もしうまくまとまればとても嬉しい。

長打力があり打点を稼げる堅実なスラッガー。敵として見るととても手強い印象があるスイッチヒッターだった。でも彼が来たら同じポジションのユーキリスはどうなるんだろう。

Decision day could be right around the corner for Mark Teixeira, according to a Major League source familiar with the negotiations. The source anticipates the free-agent first baseman's highly anticipated announcement within the next few days.

引用元: Teixeira’s decision could come soon – redsox.com.

《10時間後…》

嘘だろ。

天国から地獄。

これだからアノ球団は…。

今オフのフリーエージェント(FA)市場で注目されていた大砲マーク・テシェイラ一塁手(エンゼルス)について、ニューヨーク・ヤンキースが、8年総額1億8000万ドル(約163億円)で合意した。複数の関係者の話で明らかになった。

引用元: ヤンキース、大砲テシェイラと8年契約へ – MAJOR.JP.

対ニューヨーク戦

松坂がふらつきながらも勝利して、これでようやく3本柱そろい踏み。前のローテーションの時にはみんなどうしちゃったのだろうって思ったのだけれども。
ふらつきながらと書いたけれども、松坂は今までとはちょっと違っていた。ゲームの中に居たし負けない雰囲気をしっかり持っていた。前のめりに気負っていた様子が消えて落ち着いて見えた。失点した4イニングめも不運な打球も含めてまあ本人は納得しているんじゃないかな。移籍金の事や、西武の(日本の)エースだったという気負いがあるのは仕方がない。彼も人間だということ。ときどきそういうことなのかなっていう表情を見せるね。それもだんだん減ってきてゲームに集中できるようになってきたけれども。今後にさらに期待。
シリング、ベケットは流石。特にシリングはすごい。しっかり立て直してくる。オフに噂にもなっていた来年の契約はどうなるのかな。一度生で大きな背中に38番を背負ったマウンドの勇姿を見てみたいのだが。
二人は登板日でない試合の日にはいつもベンチで並んで座っているね。大輔君とシリング先生って感じが微笑ましい。
野手では今年加入したルーゴとドリューがいい。もともとルーゴは好きな選手だったし、ドリューはボストンに来て初めてじっくり見たけれども結構ファンになっている。シアトルで長く一塁手をやりボストンやニューヨークでもプレーしたオルルドのような「黙って仕事をする」タイプの選手は好きなのだけれども、ドリューもそういう選手のように見える。個性派集団のボストンの中に入るとさらにそれが際立つ。23番と7番のレプリカユニフォームが現在のWishList。38番は持っているけれどもホーム用の白い奴も欲しいなあ。うーん、困った(笑)。
MLB.TVが見られるようになってからは生で見逃した試合や負け試合もしっかり見ている。日本のプロ野球だと終わった試合や結果が分かっている試合の録画放送なんてあまり見る気にならないのにな、どうしてだろう。前にも書いたけれどもやっぱり放送手法に問題があると思う。先日テレビ朝日のナイター中継をちらっと見た。肝心の中継は相変わらずの低レベル。今グラウンドで起こっているキラキラわくわくする事(ダイヤモンドとはよく言ったものだ)とあの独特な雰囲気と流れる時間を妙な虚飾無しにどう伝えるかが放送の基本なんじゃないかなあ。どうにかして視聴率を上げてまた金儲けの手段にできないかと、そんなことばかり放送局は考えているんじゃないの?CMの前後に「野球は死なず」だっけかな、そんなメッセージを入れていた。全く逆効果だと思う。そんなことをする前にすることあるだろうし、少なくとも今ほんとうに死にそうなのは野球ではないのだ。どこの放送局も同じだとは言わないけれどもさ。ある日の甲子園からだから毎日放送かな、その中継もちらっと見たけれど割合楽しめた。そういう中継が少しずつ増えているような(希望的観測ながら)そんな気はするのが救い。