ice cream castles in the sky

ジブン好きか

そう聞かれたら即答で大好き!って答えるだろう。こんな面白い観察対象はいないぞ。ジブンが秀才君や天才君でなくてよかったと思う。逆に全くのエネルギー欠除人間でなくて良かったとも。

ただ、これがジブンで良かったよね。側にいる他人だったらちょっと嫌だ(笑)。
無駄な頑張りと壮大な手抜き、人としての不完全さ、妙な自信、それに依存するだけの小狡さ、無尽蔵だと「思い込んで」いるアイディア。どれをとっても面白いなあ。こーゆーのを毎日ベタで見られるなんてラッキー。
この前書いたことに続き、最近の不思議な気持ちパート2。今回は仕事とは関係ないんだけど、他人が少し気になるようになった。もう単純に、「若いのにいい車に乗ってんなあ」とか「きれいな女連れているなあ」とか「いい洋服着ているなあ」などなど。自転車で帰るときになかなかな女となかなかな飲み屋から出てくる若造君とすれ違ったりするとね。ジブンはといえば、今日も100円のパンかカップヌードル。10年間そんなに気にならなかったのは、ひとつはぼくが世間のリズムに会わせて生活することがそんなになかったからだ。自宅兼事務所で適当な時間に作業し、決まった人にしか会わない。誰かとジブンを比べる必要も機会も少なかった。でもね、気になり始めたからといって、「じゃあ頑張ろう」なんて思わない。頑張ってるもん、いつだって。いや、「盛大な手抜き」を時にはするっすよ。でも「無駄(無駄と言われていることって大好き)な頑張り」をしてしまうことの方が多い。
気になり出したっていうのは、別方向にも。橋の下に住んでいる人がいる。この寒空。それなりの理由があったと思うかい?何にもないのよ。何にもないからそうしているんだ。すごく良く分かる。分かってしまうジブンを危うく感じるくらい。ただ僕はあの暮らしはできないな。午前二時に真っ黒な顔で死人のように固まっているガード下。ああ、でも明日は我が身なのかもしれない。それも近い明日。弱気とか卑屈とかゆーんじゃなくて「実感」するものってある。ぼくは冷静で正確に実感する。明日は我が身なんだ。

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