ice cream castles in the sky

アトリエ・リンチにて

少し前のことだけれど、芝居をひとつ見てきた。
久しぶりの、本当の意味での小劇場。しっかりお金をかけてわざわざ小さいキャパの劇場で上演するっていう場合もあるが、これはほんとの小劇場。ふだんその劇団が使っている稽古場を改装したアトリエ公演。
ちょっとした縁で誘われたんだ。小さな場所でやる意味ってなんだろう。この劇団に関してはわかる人だけわかればいいっていう割切りが若干あるような気もした。すとんとチャンネルが合わせられればいいけれど、この方向のチャンネルを持っていなかったり、好まない人には素直に楽しめないものだったかもしれない。
一緒に行った友達(某主婦)はまさにそうだったみたい。でもそこはネット上で夜な夜なコトバを操る人だけあって、見るべきポイントはしっかり見て、拾う所は拾い、つまりそれなりの時間を過ごしてくれたようだ。
さて、ぼくはといえば、前半はちょっと「困り」ました。「味」に馴染むのに時間がかかったし、その連れていった友達のことも気になって。でもいくつかのきっかけを経てすっぽりと入ってしまい、十分に楽しめた、というか自分の状況に照らしてぐわっと迫ってくるものを感じて込み上げるものすらあった。
ちょっと力づくかな、とも思ったのだけれど、逆にいえばそれこそがこの芝居・劇団の魅力なのかもなと思いつつ、新宿で飲んだ酒は旨。
「ボクサーちんぴら」 劇団・醜団燐血 東京公演10/27〜11/4.2001

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