ice cream castles in the sky

Monthly Archives: 4月 2002

道順

自転車での帰り道、同じく自転車の若い人に道を聞かれた。なかなか勇気あふれる行為だ。
路上で、街角でよく声をかけられる。勧誘、道順、警察など。道の方角については、満点の答えができたことってあまりない。こっちの道順を教えてあげればよかったなあ、とかあれを目印に言って上げればよかったかなあなどと、そのひとと別れた後に思いつくことが多い。追いかけて教え直したこともないじゃない。ただ、完全な間違いだったと気づくことも相当あり、それで「勇気あふれる行為」と思ったわけだ。自転車の君、ごめん。違う道を教えちゃったよ。

みちくさ

黙って仕事をしよう。そうしよう。そのために頑張ろう。完徹ができなくなった。ところどころ意識が飛ぶ。日曜の夜から寝床に入っていないのは確かなのだけれど、時間を使いきれていない。一度壊れているので壊れることに臆病になっていた。むしろ徹底的に壊してしまったらどうだ。それぞれの立場はその立場なりに大変だ。代わりたいなんて思わない。お金が余っている人も、暖かい家に住む人も、戦争の国に住む人も、忙しさと引き換えに充実感を得ている奇特な人も。無謀な忙しさは人を殺伐とさせる。空を戦闘機が飛び回って地上は焼け野原だ。着の身着のまま、当然余裕なんてモノはなし。暖かい家なんて想像すらできなくなってしまった。それでも野辺を歩いていく。歩くために歩くように、歩く分にすら足りない稼ぎに火を燈しながら。

水の星

何となくだけどイオンという単語の響きがぴったりくるかな。ひんやりして本当に心地よい大気の日でした。
やさしい冷たさ。人を殺したり消耗させたりするのではなく、人の根っこまで優しく届いて一新してくれる冷たさ。
夏、熱くても湿度が低ければ心地よく過ごせる日がある。その逆に空気は冷たくても適度に水気が満ちていて海や川がある水の星に住む感覚を思い出させてくれる。年に数回しか来ないこの日、地下室に隠って仕事をするのはもったいなかったな。
わかりにくいかな。ほら、ほんの子供の頃、春なのにちょっと肌寒い日に遠足に行ったこと、ない?近場のはずなのにとても遠くを歩いているような感じがした。そんな日。