ice cream castles in the sky

Monthly Archives: 9月 2012

絶滅危惧種

人間によく似ている別の生き物。通常ライオンがヒョウに恋愛感情を持たないように彼も人類のある個体とそういうことにはならない。ごく当たり前のこととして(ライオンとヒョウのように。またはヒトがゴリラを見る時のように)交尾に至るようなプロセスとしての恋愛感情は欠落している。それはお互いに。
よく似ているものだから、若い頃は事故のようにそういうことも起こってしまった。交わっても決して愛と言われているような感情には至らないものだったが。
ただこれから先には事故すら起こりえない。人類的に言うともう造形として若くないし、彼と同種の生き物はほとんど存在しないと思われる。
そう思い至ると数十年のほとんどの出来事につじつまが合うような気がしたのだった。
ところがある日、いつものように夜中まで仕事をして気晴らしにとコンビニに向かう道の途中、一人英語で話しながら歩いてくる若い女性とすれ違う。その人は独り言を言っているように見えたけれども多分イヤホンマイクを使い電話をかけていたのだろう。何だか開放的な雰囲気がして夜道の中で彼女の周りがふわっと明るく浮かんでいるように見えた…
…っていうような話だったと思うのだけれど、何だっけ、これ。

ココロノアリカ

仏像を彫っていた人が「魂を込める」なんて言い方をしたそうな。それは何とも仰々しい印象があるけれども、要はココロを宿すような作業だったのだろう。
もともとココロはここにいた。右手のココロ、おちんちんのココロ、頭のココロ。怒りとか悲しみとか喜びとかにもそれぞれココロがいた。
遠く離れてしまってからどのくらい経ったのだろう。ただいま。おかえり。帰ってきたのですか?よくわからない。何かが変わるのかな。
今を動かしていくしか無いわけで、ココロが心に帰ってきたのなら、何かを動かそうとするだろう。
不在の間、荒れ果ててしまった我が家を眺めてみる。何から片付けていこうかね。そんな事すら思わなくても良くなったのかな。