ice cream castles in the sky

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5月のある日

父親に体を動かす事を勧め、世間が連休中のため自宅作業が多くなっていることもあり、時間をやりくりして朝いっしょに散歩をしている。

この町で

学生の頃帰り道小田急線でよく寝過ごした。たいしたことをしていた訳ではないのに妙に眠くて熟睡していたものだ。とんでもなく乗り過ごしてしまったことも何回かあるけれども、たいていは降りるべき駅を少し過ぎたあたりで目が覚める。後数秒早く目覚めていれば何てことは無かったのに。
隣の駅から折り返して帰って来る、夜も更けた人気の無い小さな駅の風景。夕べ夢のように同じ風景の中にいた。
実家から事務所へ通うことになったこの数日感じていることがある。改めて見回すとこの町はなんと美しい素敵な町だったのだろう。大地があり大気がやさしく充ち、花が咲く町。人と自然が多少の諍いはあっても、根っこのところでは手をつなぎ続けていることを強く感じる。思わぬ巡り合わせでこういう事態になってしまったことを難しく考えていたのだけれども、この年回りでこういう機会を得たことは僕にとってよかったのかもしれないな。
そういうわけで小田急線を含む往復の4時間が一日の睡眠時間。毎日通っているわけではないから平均すれば一日3時間くらい?なーんだ今までよりも眠れてるじゃん。意外に体調がいい訳だ。
何十年ぶりかで寝過ごした隣の駅のベンチに座りながら、あぁ帰って来たんだなと実感できた。

春一番が吹いた日

忙しいのはまだまだ続いている。山は越えた。高い山やそうでもない山、合計すれば独立してから一番高い山だったかもしれない。
そんなさなか、父親が入院。たいしたことはなく、来週には退院できそうでお医者様のチームをはじめご配慮いただいた仕事関係の方々には感謝。
そういうわけで、平日は事務所週末は実家の二重生活が始まることになる。とりあえず今年いっぱいはそうなる。
それにしても、いくら忙しくても経営状態は最悪。まあ二三年前のどろどろな状態には及ばないけれども、一度そこから浮上しかけただけに辛さは募る。これからの毎日の変化に対応すべく生活に関することや仕事に関すること、仕事道具について等を見直しているのだけれども、いくつも案は出れども五十歩百歩で考える時間ばかりが過ぎる。周りの人にも係ることだけに一筋縄ではいかない。人のエゴみたいなものも見えてきたりして、いやん。そうこうするうちに頭にきた。びみょーな損得にこんがらがっていることに。やはりいつでも動力源は怒りなのかもしれない。バカバカしい。微々たるマイナスを心配する時間があったらプラスをがんがん積み上げればいいだけの話だ。
実家に仕事環境を作る必要が出てきた訳だけれども、それも迷いに迷っていた。いくつかの選択肢とそれぞれを選んだ末のシミュレーションが五十歩百歩。この際快適さのみを追求してみた。もちろん予算はオーバーだ。と、思っていたら、店でのいくつかの交渉の末びっくり値引きで予算内に。まだまだ運は尽きていない。マシンはPowerBookの17インチ。もちろん何代か前の中古。画板を連想させる大きさに感激しつつセットアップをしている最中なのだった。
さてと。

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ。
有名な三好達治の雪を思い出す人も多いのだと思う。この詩の家は実際には毎年何十センチも雪が積もる田舎の景色なのだろうけれども、シンプルな言葉のおかげで雪を知っている全ての人に訴えかけるちからがあるのでしょう。

1月雑景

数年前からメールに切り替えていた新年の挨拶をほとんど出さなかった。かといって去年からそうしようと思っていたわけではないので年賀状を準備する余裕もなく、その点ではこのブログで軽く挨拶しただけの非常に無精なスタートとなった今年。ともあれよろしくお願いします。
インターネットはまだまだ赤ん坊のようなものだから何かの瞬間瞬間に熱中したりする。でも一方やっぱり向き不向きということはある。年始の挨拶は来年からはまた年賀状にしようっと。大した枚数を作るわけでもなし。と年始早々考えたりするわけだ。
仕事のお年始回りはいつもよりはきちんと。去年みたいに年が明けて初めてあった人に「今年もよろしく」と言ったのが2月に入ってからだったなんてことは、ない。今年は一年通してコンスタントではなくても、最後にニヤリと笑いたいと思っている。だから、はじめがかんじん。
寒い冬なんだと。何十年ぶりかの。でも割合元気でやっている。数年前のココロノサムサに比べればなんてことはない。たくさん自転車に乗っているし、歩いている。ただ、これだけ寒いんだからもう少し雪でも降れば?と思ったりするのは関東南部のように雪が風物詩であったりする地方だから。他方、被害が出るほど積もってしまうのは困りものだけれども、自然相手ではいかんとも。これだけ科学が発達してもその辺の調節一つできないんだよね。科学方面と言えば、この寒さをもっと効率よく暖房してくれる機器ってないものなのかということも問いたいところだ。来月の光熱費の請求を見るのが恐い。
ごめんなさい。2日だったかな、若干酔っていました。近所の大きな門松の一部である松のほんの一本をくすねました。現在焼酎の空き瓶に一枝挿しのように挿さっています。とても正月風です。

実家で元旦を迎え、適当なものではあるけれども父親が一生懸命作ってくれた雑煮を食べる。何時からか忘れるほどそれは正月恒例だった。そして餅を食べるのは、その朝と昼くらい。
今年自分の部屋で正月を迎えたと下に書いたけれども、もう一つ違うのは餅をここのところよく食べているということ。年末に2カ所から頂いた。ひとつはつきたてのもの。もうひとつはちゃんとしたパッケージ。つきたてのほうからいただいたのだけれどもこれが美味しかった。調理など何ができるわけでもないから、最初の一回は普通に焼いて、醤油ではなくポン酢を付けて食べた。その後数回はコンビニにある割合ボリュームがある、レンジでチンするタイプのスープシリーズを買って来て土鍋にいれ少し水を足し、沸騰したら餅を入れて数分。これまた想像以上に旨かった。使ったのは豚汁やミネストローネなど。和はもちろん洋風も正解だった。
さて、今日。在り合せで雑煮風のものはできないかなと考えた。去年の残りのレタスと薄切りハムを手でちぎって土鍋に。水120mlくらい。スープには永谷園の野沢菜茶漬けの素。沸騰させてパッケージの方の餅を2切れ入れた。餅はパッケージものとは思えないほど腰があって柔らかかったし、お茶漬けの素の具が青のりのように散らばって、見た目も雑煮、味も上々でした。というか味は想像ができたので心配していなかったのだけれども、レタスが柔らかくなりすぎないかという点が不安だった。でも残り物ということで芯に近い部分が多かったことがよかったのかな。ちょうど良い感じに仕上がり大満足。
さて、午後からは実家に顔を出してくるか。