目の性能は数少ない優れている点であった。
細かい文字も何のその、遠くの看板の識別はお手の物。若干出目でもあったから、一つのことが気になるとそれしか見えなくなってしまう脳みそに対して視界が広く性能の良い目はバランスとして悪くなかった。
それでも夢中になると何も見えなくなり、例えば下校途中に友だちとの会話に夢中になり警報が鳴っている踏切に入って行ってしまい友だちに首根っこをつかまれて引き戻されるというようなことはよくあった。
ここ1、2年でめっきり目が悪くなってきている。今年は生まれて初めて眼鏡を作った。一番安いやつだったけれど。多分所謂老眼で、近くのものにピントが合わない。いきおい細かい文字が読めなくなる。iPhoneなんてぐーんと離してみるのが丁度良いから、込んだ電車の中などではたいへん使いづらい。やっぱりiPadの再入手を検討しよう。
100均で器を買った時に説明ラベルが読めなくて、店員に聞いた。こんなことも初めて。ただ、若い店員も読めないようだったのでこれはデザインに問題があったと思うのだが。
昨日友だちに会った際、豆菓子をいただいた。とても美味しくて、どんな豆が入っているのだろうとひっくり返して原材料名を見ようとしたのだが読めない。眼鏡を探そうにもこれが美味しくて手が止まらない。
ただ、賞味期限の文字は級数が大きくて読めた。若干賞味期限切れしていた。
兵糧米が尽き、財布が空になったので食事をどうしたものかと思ったものだ。
ごそごそ探すと正月に実家からもらってきた切り餅が数個と数年前に期限が切れた粉末コンソメが見つかった。
行ける。
ひと玉あった玉ねぎを横に半分に切り、コップ二杯の水で煮る。頃合いをみてコンソメ2さじ。餅はオーブントースターで焼いておく。さらに煮たスープに餅を入れしはらく弱火。餅が微妙に溶け始めたら出来上がり。
和か洋かなんだか分からないものになったけれど、味は悪くなかった。いや、美味かった。
※写真チラ見えは夕べスーパーで半額処分になっていたメンチカツ。
まあ有り体に言ってお金が無いのだ。
今夜も手近にあるあれこれで夕飯を作った訳だが、いよいよ冷蔵庫の中の食材も尽きて来た。米はまだ少しはある。あと4日頑張れば救援隊(入金)もやって来る。
おかずをどうしようと考えた時、ふと以前ネットで見かけた素カリーをやってみようと思いついた。素カリーというのはその名の通り具無しのカレーだ。メーカーものではなくプライベートブランド、例えばトップバリュのカレー粉などはちゃんとした(していそうな)ものがたいへんお安く手に入る。100均にもカレー粉はあるがやや割高に感じる。
冷蔵庫を見るとジャガイモと玉ねぎが少々あった。冷凍庫にはいつ凍らせたかとっくに忘れてしまった肉がほんのひと塊。つい欲が出て放り込んでしまった。野菜は問題ない。肉は若干微妙な味が出た。初志貫徹、素直に素カリーにしておけば良かったと後悔。
一度カレーを作れば何食かは続くのが必定。一食目は二切れ食べて残りの肉は避けた。食後1時間経ったが身体に特に問題はないようだ。二食目からはもう少し食べても良いか。
ジョン・スカリーっていたな。
ウイスキーを美味しく飲めるグラスを探していて、それも安くて掘り出し物的なものなら何より。
実家近くの100均で見つけたのがこれ。残り一つだったのも点数が高い。
手作り風のふにゃふにゃ感が良いのだが底部もいいかげんで座りが悪くガタガタする。
それもまた良しか。