きのうは、汐留にできたアド・ミュージアム東京へ行って来た。
第56回広告電通賞の展覧会の最終日。
あたらしく受賞した方々や会社の「仕事」の他に、江戸時代から現代までの広告の歴史が展示されていた。一片の広告が鮮やかにその時代を振り返らせてくれる。流行歌なんかでも同じような空気を思い出すことができるけれど、全く違う切り口からよりはっきりした絵、色の付いた風景を連れて来てくれる。広告ってやっぱり面白い。
勿体なくて書きたくないような気さえする。東京都現代美術館で8/31まで開催されている田中一光回顧展 に行ってきた。たくさんのものことやものことではないものをいただいてきた。詳細なんて整理できないしできたとしても勿体なくて書きたくない(そのうち気が変わってちゃんと書きたくなるかもしれないけれど)。
体調ぼろぼろで行っちゃったのは最大の後悔。でも会期末までにもう一度行けるので今度はしっかり調整しよう。本来そういうことは得意なはずなんだ。
充実したカタログ画集を手に入れた。10月刊行予定という仕事集も予約してきた。50cm飛び上がりたい気持ち(<判る人には判る表現)。
New DVD “Woman of Heart & Mind” リリース。輸入盤としてAmazon.com などで購入可能。ただし、カナダ・北米向けのRegion 1ディスクなので注意。手に入れることができたら、感想など書きます。
只チケットがあったので出先で「25人の絵画展」(新宿:東郷青児美術館)を見た。
作品の内容よりも、今という時代の芸術について考え込んでしまった。日本でも卓越した画家25人の作品には当然ひかるものがあるのだけれど、絵の中から腕が延びて来て見ているものの首根っこをぐいと掴み、引張り込んでしまうような感じ、そういうやり取りができる絵はなかった。ある意味それはこちら側の問題でもあるのだろう。でも数十センチ掛ける数十センチのキャンバスに使いつくされたテクニックを駆使して絵を描く、そういう表現を「今」行うことってどうなのか。「絵を見る」前にそんなところで引っかかってしまった。
東郷青児美術館には順路の最後に例のゴッホのひまわり他数点の「名画」が展示されている。その時代彼の人の描いた絵には少なくとも確かにその表現に懸かる必然があった。