今年もポストシーズンが近づいて来た。もちろん一年中こつこつと追いつづけているのだけれども、この時期の興奮度は格別。
今年のボストンはチームの要に故障者が続出して万全な状態だったことはないかもしれない。それでも現在リーグ首位に立っているのは何よりチームとしてのタフネスさと、肝心な場面での打線の奮起に他ならない。
ただ今年のチーム状態を思えば、去年のようなことは起こらないかもしれないと数パーセントの覚悟は決めている。ニューヨークがあの戦力を持ちながら(投手陣の補強がうまく行かなかったにしろ)もたついてくれていたことも大きい。しかし最後には向こうが鼻差でゴールを切るんじゃないかとも思っている。
もちろん全てがうまく行けばこんなに嬉しいことは無い。シリングが徐々に良くなって来ているとか(今日も好投)、今年のドラフト一位投手クレイグ・ハンセンが見事なデビューを果たしてくれたとか、好材料もいくつかある。でも何はともあれ最後までレッドソックスらしく諦めない試合を続けてくれれば今年は満足なのだ。
何はなくともボストンレッドソックス。時に想像を超えたタフさで勇気づけてくれる大好きなチームだ。メジャーリーグのウェブサイトでは各チームの様々な商品が通販できるようになっていて、日本からも購入することができる。もう数年前からあれとこれと…と品定めをしながら「その時」を待っていた。この数年といえば、ひどく低迷していて自由になるお金がなかったり、少し余裕ができれば結局仕事=Macintoshの周辺に使ってしまっていたから、いつもコンピュータウインドウショッピングで我慢せざるを得なかったのだ。
去年我がチームは86年ぶりのワールドチャンピオンとなり、とうとう「その時」は来たと思った。欲しいアイテムをいくつもウィッシュリストに放り込み(運送代等がかかるから多少まとめた方がお得)、さて購入と申し込んだのが夏になる前。うまくいかなかった。カードでのやり取りの不備や、それに伴うタイミングのすれ違いがあったりしてつたない英語メールでのやりとりを何度もし、とうとう発送の連絡をもらったのはシーズンの連覇も見えて来た最近だった。(写真はセント・パトリック・デイのスペシャルユニフォーム、カート・シリングモデルを着てご満悦のわたくし)これで流れは分かったので、次は今年の優勝記念だな。まだまだ欲しいアイテムがあるのだよ。わくわく。
ミスタージャイアンツ長嶋の姿を久しぶりに見た。座席に着くまでの5mを歩く姿がたまらなかった。ショックだった。ポケットにしまった右手は動かないのだろう。
誰かが言う通り出てくるべきではなかった。若さを焼き付けたまま姿を隠した女優のたとえを引くまでもなく、そういう生き方はあったはずだ。誰かの金銭に絡む力が働いたのだと思うしかない。本人はきっと出てきたくなかったのではないかと、そう思う。
読売の糞を憎む。バカじゃないか。
走れない。あの長嶋のサードの守備がもう見られない。遊びのOB戦だとしても。それを明らかにしてしまった。
もうね、涙が出そうになったよ。