ice cream castles in the sky

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今年もワールドシリーズへ向けて

リーグ優勝シリーズへ4チームの進出が決まった。ボストンももちろん入っている。ただ勝ち方は紙一重という感じだった。今年のエンゼルスは最強と言われるほど強く、かたやうちは何とか総合力で勝って来たというところ。リーグ戦での対戦では歯が立たないと言っていいほどやられっぱなしだった。でもまあやるときゃやります、勝ち抜きました。
ALCSはタンパベイ・レイズと。これもどちらが勝ち残ってもおかしくない面白い試合が見られるんじゃないかな。エース、ベケットとペドロイアの復調が鍵。
ナショナル・リーグはドジャースとフィリーズが勝ち残り対戦。どちらも好きなチームなのでこれも楽しみ。ずっと「今年はドジャース」と言って来た手前応援したい気持ちもあるけれども、田口がいる事と本拠地のシチズンズ・パークが大好きでそこでのワールドシリーズが見たいと言う事もあって微妙。
ボストンが勝ち抜けを決めた試合は忙しくてほとんど見られなかった。でも最終回の攻防は手を休めて見ちゃったね。エンゼルスが逆転しようと仕掛けたスクイズを空振りさせ、バリテックが追い込んでタッチアウトかと思ったら落球!でも判定はアウト。スローで見るとバリテックがタッチ後それをアピールして少しだけグラブを上げかけている、つまりプレー終了後の落球と審判は見た訳だ。当然相手のソーシア監督は抗議するし、もうハラハラ。ただ終わってみればこのプレーが大きかった。
そういう訳でお楽しみはまだまだ続く。

ディビジョン・シリーズ開幕

いよいよ今年もディビジョン・シリーズ(リーグ優勝を目指すプレイオフ)が始まった。
我らがボストンもなんとか無事に名前を連ねられたのは良し。今年は他にも見所が多い。
先ずはなんと言ってもアリーグ東地区のボストン=ニューヨークの強力な2枚看板を崩し(それも優勝で!)進出したタンパベイ・レイズ。「強力な何か」はないのだが、岩村も含めてよくまとまっていた。こういうチームが怖いのは日本の高校野球でも同じ。対戦相手は、全く同率で1戦のみの決定戦にもつれ込みそれを制したシカゴ・ホワイトソックス。ここはレイズ優勢ではないか。
シカゴはナリーグのカブスも出ているので下手したら(いや、シカゴのファンに取っては最良だけれども)シカゴの両チームによるワールドシリーズの可能性もある。カブスの強さはもう圧倒的なものだったけれども後半はやや失速気味でもあった。対するは逆に後半ラミレス(モンスター)を加えて勝ち続け遂には予想通り進出して来たロサンジェルス・ドジャース。ナリーグのもう一つの組み合わせには大好きな田口選手がいるフィラデルフィア・フィリーズが勝ち上がって来ている。田口もベンチ入りメンバーに名前を連ねたようだ。そりゃあ監督にしてみれば置いておきたい選手だろう。
しかし今年のナリーグはドジャースじゃないかな。ちょっと個人的な希望も入っているけれども。
さて、ボストンは今年やられっぱなしだったロサンジェルス・エンジェルスと。(あ、ロス同士のシリーズも可能性ありか。まあ片方はアナハイムだけれども)一番嫌な相手との組み合わせになっちゃった。今年の我がチームは何とも微妙な状態ではあった。怪我人続出の前半、ラミレス問題、ラミレスがいなくなった後なんとなく軸がぶれた状態で回っていたコマ。それでも周りを蹴散らして回り続けちゃうんだから、強いのは強いんだろうし監督の手腕はもう誰の目にも明らか。なのだけれども、正直今年は絶対的な自信が湧いてこない。それでもきっと彼らはできる限りのことを粘り強くやってくれる筈だ。要はそれを見たい訳だ。ドジャースとのワールドシリーズになったらそりゃあ嬉しすぎる。
ともあれ、楽しみな10月の始まり始まり。

ジェイソン・ベイのボストンデビュー

Thank you Jason! Welcome to Boston.

大物のトレードが相次いだので、MLBのことばかり書いているけれどもまあいいか。
ジェイソン・ベイはファインプレイあり、延長で試合を決めるきっかけとなる長打ありと素晴らしいボストンデビュー。全く違うタイプの中軸が座る事でチーム全体がフレッシュになった感じ。グリーンモンスターの門番は同じモンスターから“正義の味方”に変わった。
そのモンスターはドジャースの4番として現在試合中。相手はランディ・ジョンソン擁するアリゾナなのだけれども、何でマニー(モンスター)は99番なんて付けたのかな。MLB.TVのアナウンサーが「99番と言えばソー・タグチと誰それと…」てなことを言っていたのは思わぬところで嬉しかったけれども。来週には(かな?)故障者リストから戻れそうなガルシアパーラとのそろい踏みが早く見たい。もちろんピッチャーはローでお願い。

田口、代打で値千金の同点二塁打!

愛すべき選手フィリーズの田口に、チームにとっても非常に貴重なヒットが出た。代打成績は今期16打数ノーヒット。それでもチームは田口を信じ、正当に評価してくれていたということ。もちろんそういう評価を勝ち取ったのは彼自身だし、そのキャリアの中で並大抵ではない努力をしたのだろう。
また我々が彼の事を好きなように、(セントルイスでもそうだったが)チームメイトにとても愛されている選手だ。この写真(AP)で出迎える選手の表情を見てほしい。ほかのどんな日本人選手がこんな表情の仲間に出迎えられるだろう。
代打成績もそうだけれども、今期の田口はなかなかきっかけがつかめずに非常に苦労していた。新天地で結果を出そうと空回りした部分もあったのかもしれない。
例の有名な「田口選手からのメール」の更新もずっと止まったままだった。PCが壊れたということからだったが、それだけでは無かったのでは。更新の無い時間の長さが、そのまま彼の苦悩を表しているようでこちらまで辛くなった。ここにきてそれが復活していたのは、何かふっきれたのかな。
これをきっかけに調子を取り戻してほしいものだけれども、このままフィラデルフィアがプレーオフに進むことになれば、きっとそこでも彼の勇士を見られるに違いない。
そうそう、今日の日記に「あまりニュースになっていないから自分で書く」というように書かれていたけれども、大丈夫だよ。MLB.COMのトップにドカーンと出ている。すごい。

田口、古巣で熱烈歓迎 2打席目に中前打

clipped from mlb.yahoo.co.jp

フィリーズの田口が移籍後初めて古巣カージナルスの本拠地に戻り、ファンから熱烈な歓迎を受けた
6回に「代打・田口」が告げられ、満員のファン総立ちの拍手に包まれた。相手ベンチも拍手に加わった。軽く帽子を取って応えた田口は「あれ以上長く応じると泣きそうだった」と話した。

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今週ボストンと対戦するフィラデルフィアにおいて、出場機会に恵まれずなかなか調子を上げられない田口選手だけれども古巣のファンは歓迎。堅実にプレーし、シーズン中何度か決定的な仕事をする選手だけに、首脳陣は上手に使い続けてほしいなと思う。

王手

田口が自分のポジションの役割を果たしてセントルイスも勝つ。
それはそれで嬉しいことには違いないのだけれども、ここのところしばらくのデトロイトの低迷っぷり、去年辺りからの手応えや選手のやる気、その一連を目の隅で見ていた野球ファンとしては複雑な部分もある。当然の事だけれどもメジャーには贔屓チームのボストンの他にも好きな選手はたくさんいる。バッジことデトロイトのイバン・ロドリゲス捕手もそのひとりだ。ニューヨークを粉砕したあの強さをもう一度見たいと思うのはちょっと贅沢かな。