エンゼルスの主砲だったマーク・テシェイラ一塁手とレッドソックスとの合意が間近だというニュースが流れている。例によってちゃんと決まるまでは何が起こるか分からないMLBだけれども(数日前には獲得断念というニュースもあった)、もしうまくまとまればとても嬉しい。
長打力があり打点を稼げる堅実なスラッガー。敵として見るととても手強い印象があるスイッチヒッターだった。でも彼が来たら同じポジションのユーキリスはどうなるんだろう。
Decision day could be right around the corner for Mark Teixeira, according to a Major League source familiar with the negotiations. The source anticipates the free-agent first baseman's highly anticipated announcement within the next few days.
引用元: Teixeira’s decision could come soon – redsox.com.
《10時間後…》
嘘だろ。
天国から地獄。
これだからアノ球団は…。
今オフのフリーエージェント(FA)市場で注目されていた大砲マーク・テシェイラ一塁手(エンゼルス)について、ニューヨーク・ヤンキースが、8年総額1億8000万ドル(約163億円)で合意した。複数の関係者の話で明らかになった。
いよいよ今年もディビジョン・シリーズ(リーグ優勝を目指すプレイオフ)が始まった。
我らがボストンもなんとか無事に名前を連ねられたのは良し。今年は他にも見所が多い。
先ずはなんと言ってもアリーグ東地区のボストン=ニューヨークの強力な2枚看板を崩し(それも優勝で!)進出したタンパベイ・レイズ。「強力な何か」はないのだが、岩村も含めてよくまとまっていた。こういうチームが怖いのは日本の高校野球でも同じ。対戦相手は、全く同率で1戦のみの決定戦にもつれ込みそれを制したシカゴ・ホワイトソックス。ここはレイズ優勢ではないか。
シカゴはナリーグのカブスも出ているので下手したら(いや、シカゴのファンに取っては最良だけれども)シカゴの両チームによるワールドシリーズの可能性もある。カブスの強さはもう圧倒的なものだったけれども後半はやや失速気味でもあった。対するは逆に後半ラミレス(モンスター)を加えて勝ち続け遂には予想通り進出して来たロサンジェルス・ドジャース。ナリーグのもう一つの組み合わせには大好きな田口選手がいるフィラデルフィア・フィリーズが勝ち上がって来ている。田口もベンチ入りメンバーに名前を連ねたようだ。そりゃあ監督にしてみれば置いておきたい選手だろう。
しかし今年のナリーグはドジャースじゃないかな。ちょっと個人的な希望も入っているけれども。
さて、ボストンは今年やられっぱなしだったロサンジェルス・エンジェルスと。(あ、ロス同士のシリーズも可能性ありか。まあ片方はアナハイムだけれども)一番嫌な相手との組み合わせになっちゃった。今年の我がチームは何とも微妙な状態ではあった。怪我人続出の前半、ラミレス問題、ラミレスがいなくなった後なんとなく軸がぶれた状態で回っていたコマ。それでも周りを蹴散らして回り続けちゃうんだから、強いのは強いんだろうし監督の手腕はもう誰の目にも明らか。なのだけれども、正直今年は絶対的な自信が湧いてこない。それでもきっと彼らはできる限りのことを粘り強くやってくれる筈だ。要はそれを見たい訳だ。ドジャースとのワールドシリーズになったらそりゃあ嬉しすぎる。
ともあれ、楽しみな10月の始まり始まり。
アナハイム・エンジェルスに敵地で3連敗。
こういう事だと思うんだ。
前半戦はしんどかった。選手の故障が例年以上に相次ぎ、なかなかメンバーが揃わない中がんばって首位ターンを果たした。ふぅ。さてオールスター開けは心機一転頑張るか。もう少し待てばオルティスも復帰してくるし。
ところが
後半初戦、バクホルツが打たれて大敗。まあこんな事もあるさ,次。ベケットが好投し、6回まで零封するも逆転負け。あれ、何かおかしい。
歯車が噛み合わなくなる事はシーズン中何度もあるし、このスイープは困難な前半戦を経て休みでほっとした後目が覚めていない状態だとあえて考えてみれば納得できない事も無い。
ただ、ニューヨークが延長戦を制しサヨナラ勝ちをしているのとは対照的。すぐ後ろに迫ってきている。首位もタンパベイに明け渡した。
今日からのシアトル戦が肝心。勝つ事も大切だけれども、チーム立て直しの兆しが見える好ゲームを期待する。